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穴の空いた靴下

18章 激変

「さーて、スライムからこつこついきますか!」

「スキルが未知数だから安全にやってこうね」

俺らは女神のダンジョンの一階から始めることにした
取り敢えず久しぶりのスライムさんと戦闘を

戦闘が始まった瞬間、いきなり視点が変わった。
今までは仲魔の後ろから戦闘全体を見れられる位置から安全に
戦いを見ていたんだけど、
今目の前にスライムが蠢いている
思考停止しているとサオリのゴーレムの攻撃で
スライムは消し飛んだ

「ちょっとウロボロス君が動いて無かったんだけど
何かしたの?」

「・・・なんか今さ、ウロボロスの中に入ってたっぽい・・・」

「え・・・?」

「もう一体行こう」

スライムと戦闘になると、やはりモンスターが目の前にいる
体を見ると黒い人形、

(コ◯ンの犯人みたいになってる!?)

しゃべれなかった、後ろ振り向くと自分とサオリがいる
取り敢えずスライムを叩いてみる

叩こうと思うと勝手に体が攻撃をした。
流石にスライムレベルだと消し飛んだ。

戦闘が終わると元の視点にもどる。

「やっぱりウロボロスの中に意識が行くみたい」

「スキルの・・・せいなんだよねきっと・・・」

「たぶん・・・色々と試してみるしかないね」

何回か戦闘を重ねていくと色々なことがわかってきた。

1.ウロボロスの操作は思うだけで出来る
2.戦闘中は時間の流れがゆっくりになっている
3.装備の変更も思うだけで出来る
4.行動パターンが増えていて
今までのただ殴るだけじゃなくて様々な行動がとれる
5.めでたく高校生レベル2になりました。

「高校生レベル2って意味あるのかな?」

「何か変わった感じした?」

「いや、全然」

「でも、すごく多彩な動きがとれたり換装が一瞬で出来るなら
戦闘の幅が広がる!」

なんかサオリさんが興奮してる、こういうのは男の方が興奮しそうなのに・・・ゲーマーとしての血が騒ぐんだろうなぁ・・・

俺も最初は興奮したんだけど、欠点があって

「はぁはぁ、タンマ、休憩させて・・・」

「お疲れさま、取り敢えず30階で一回戻ろうね」

アイテムのコーラを渡してくれながら
心配そうに酷いことを言うサオリさん。
30階までは行くのね・・・

疲れるんですよ、避けられるとはいえ
モンスターの攻撃はギリギリのとこ次から次へと迫ってくるし
まあ、ゴーレムさんのお陰でダメージは肩代わりなんだけど
だからと言って高速思考戦闘は負担が大きいのですよ!

「今まで一瞬で終わってたからわからなかったけど
ウロボロスさんたちは苦労してたんだね・・・」

取り敢えず一息ついた。

「戦闘が始まってから動き出しにまだ時間がかかるから
敵が攻撃しちゃうんだと思う。次はそこ意識してみよう」

サオリ先生復活である

と、言うわけで30階のボスを開始と同時にワ◯パンマンして
大分慣れてきた。

「つーかーれーたーーーー」

「お疲れさま」

「なんかめっちゃお腹すいた。」

「頭使うとお腹すくからね、お昼はたくさん食べれるとこ
行こうか?」

「あ、それ嬉しい。おらお昼食べたら・・・昼寝するんだ・・・」

「フラグみたいに言わないでよ」

結局お昼は◯郎系ラーメンのお店でマシマシしてきた。
小とはいえサオリも完食してた。
なんか外で外食とかしないからこういうの珍しくて
と言い訳してた。
サオリさんは結構食べる。
最近気にして良く泳ぎに来る。
いいんだよ、たくさん食べる女の子も好きだよと生暖かい目線を
送っておく

「ファーお腹一杯!!」

「・・・マタタベスギチャッタ・・・」

「さーて、家帰って寝るかなー」

「今寝たら、フトルヨネ」

「大丈夫だよー、あれだったら起きてから
少し泳げば良いじゃん」

「そうしようかなー、そういえばタカシの領土ってハンモック置いてたよね?お昼寝そこで寝ていい?」

「もちろーん!サオリさんの領土ってかわいいけどあんまり機能的なの少なくて意外だった、効率重視かと思ってた」

「領土くらい女の子っぽくしようかなーって」

恥ずかしそうにしてるけど
サオリさんはかなりの領土デコラーだからね

そんなわけでサオリとプールサイドでハンモックに揺られているわけだ

普通に考えれば自分専用のプールのプールサイドで
ハンモックに揺られているなんて一生体験できないよね

この世界に来てとんでもない体験たくさんしてるよね
さらにサオリと出会えたし
毎日充実してたのしくて仕方ない
最初はそれは不安だったでも俺にはチートがあって
ウロボロスも手にはいって
サオリさんとか皆のサポートで順調に攻略も進められている。

でも、クリアしたら今の生活も終わっちゃうよな・・・
このままここで過ごしてもいいんじゃないかな?

そんな事考えていたら
眠りについていた。







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