二次元美少女と恋をしたいっ!←そんなことさせないですよ?
第57話 拷問開幕!
よし。まずは冷静になって考えようじゃないか。
現在の時刻は9時55分いや、56分か。
そして、セラフィが提示してきた集合時間は10時ちょうど。
家からセラフィの提示してきた集合場所までは、ゆっくり移動しても60分はかかる。急げば30分ちょっとでつく距離だ。
ここで俺の手札を確認しておこう。
まず、3枚ある手札のうちの1枚目。
1、諦めて二度寝する。という手札。
2枚目。
2、今日は何も予定がないと決め込んで二度寝するという手札。
3枚目。
3、行かない。という手札。
……どれも行かないじゃねーか!
冷静になって考えた結果がこれか?俺!
自分で自分にツッコンじまったじゃねーか!
まぁ、行かないっていう手もありっちゃありだな。
諦めて寝ると……。
愛情♪友情♪まとめて発動♪
スマホからロリ声声優さんの声が鳴り響いた。
誰かから着信があるというのを知らせてくれている
。
……どうする?出るか?
絶対にこれはセラフィだよな?
集合場所に来てない俺を心配して……はないか。
集合場所に来てない俺にたいして、キレて電話して来たんだろう。
怖いなー。キレてる女の子の電話を取るとか怖いなー。
でも、出なかったら出なかったで怖いなー。
……よし、出るか。
神様!どうかこの俺に少しでいいんで勇気を下さい!
俺は勇気を振り絞って電話に出た。
「も、もしもし?」
『やっと出ましたわね?ようた!1分以上鳴らしていましたのに!』
だったら諦めてくれよ。とは、口が裂けても言えないな。
「いやー悪い悪い。出るかどうかを迷ってた」
『電話にですの?』
「それもそうだが、家を出るかどうかも迷ってた」
『なっ…!?家を出るかどうかも迷っていた!?何を言っていますの!?わたくしが心配して電話をかけてみれば、まだお家すら出ていなかったと言いますの!?』
これでもかとキレてるセラフィの声は痛いほど耳に響く。
つか、一応心配してくれてたんですね。
「いやーだってついさっき起きたから、行くのがだるくなって」
『ついさっき起きてだるくなった!?ようた!どこまでわたくしをバカにすれば気がすみますの!?』
「いや、バカにしてるつもりはないんだけど」
『バカにしてますわよ!わたくしなんか、あなたのために夜遅くまで着ていく服装を考え、待ち合わせに送れないようにと2時間前から待っていたと言いますのに……!!』
俺が思っていた以上にセラフィは無駄な労力を使っているみたいだ。
なにがセラフィをここまでしているのか、俺にはさっぱり分かんねーけど。
「悪い悪い。二次元美少女たちとの約束なら守れるんだけどなー」
『わたくしとの約束はどうでもいいって言いますの!?』
「いや、そういうわけじゃ無くもないけど。えーと、今から向かえばいい?」
『当たり前ですわ!』
怒鳴り声でセラフィは言い、電話を切った。
シーンと静まり返った部屋でとりあえず俺は、ベットから起き上がり、ボーと壁に貼ってあるポスターを眺めた。
「しゃーねー。準備して行くか」
☆
勢いよく電話を切ったセラフィは、今まで電話をしていた相手。陽向に対してかなり怒っていた。
無理もないだろう。
自分に興味を持たせるために、セラフィ自身いろいろ準備しておいたにも関わらず、当の本人である陽向は、集合場所おろか家すら出ていなかったのだから。
「誘ったのはわたくしからとはいえ、わたくしとデートできますのよ!?それなのに……それなのに……!!」
集合場所は多くの人が通るためセラフィは大きな声を上げられない。かわりに、小さく、けれど力のこもった声を吐き出していた。
☆
「お待たせ柏木さん。ココアでいいんだよね?」
「うん。ありがと。いくら?」
「これくらいいいって」
「そう?瀬尾もだけど、関も優しいんだな」
「陽向は分からないけど、俺は見栄を張りたいからかな。それに安いしねこれは」
「そっか」  
俺こと関智和は、人生で初めて女の子と休日にでかけている。これはもうデートと呼んでもいいとすら思ってる。
まぁ、陽向とセラフィさんのデートを影から見るだけなんだけど。
キッカケは第二体育館でセラフィさんと陽向がデートに行くというのを柏木さんと聞いたのがキッカケ。
セラフィさんと陽向がデートに行くというのを聞いた柏木さんの顔はなにかよくないことを企んでいた。
親友である陽向のデートを邪魔するというのであれば、いくら黒髪美人である柏木さんだとしても許せない。
そう思った俺は、セラフィさんと陽向のデートに影から付いていくという黒髪美人である柏木さんに頼んで一緒に連れてってもらうことにした。
別に、黒髪美人である柏木さんと一緒に遊びたいとか、陽向のデートが面白そうだからで連れてきてもらったわけでは決してない。
親友として、陽向のデートの邪魔を黒髪美人である柏木さんにしてもらいたくないから来たのだ。
それにしても柏木さんって普通に美人だと思う。
初めて見た時は、不良って感じがしたけど、それは雰囲気がってだけで、顔の作りとか綺麗系で普通に美人だ。
今も長い脚を黒ストで覆っていて色気が出てていいし、一点を見つめてる瞳とかも綺麗でって、そう思うといつも近くにいる陽向にイラッとするな。
「2人は今どんな感じですか?」
俺が飲み物を買っている間も柏木さんは、先に来ていたセラフィさんのことを見ていた。
場所的にもバレないような場所で、なおかつ見やすいから何か動きがあれば分かる。
「まだ、瀬尾が来てない」
「あいつ。普通に遅刻とかすげーなー」
「私たちの時もそう。瀬尾は普通に遅刻してきた。というか起きてなかった」
「はは。すげーな」
「で、たぶんさっきセラフィは電話を瀬尾にしたと思う。電話を終えてからプルプル震えてるけど」
「あ、ほんとだ。顔なんか真っ赤にしてますね。陽向が何言ったのか分かんないですけど」
「どうせ二次元美少女がーとか言ったんでしょ?」
「ですね」
昨日電話した時もカチカチっていうマウスのクリック音が聞こえてからな。ゲームでもやってたんだろあいつは。
まったくあんな可愛い子とデート出来るっていうのに遅刻って何やってんだよ。
「ちなみに私が見ていた限り4回ナンパされてる」
「まじすか!?」
「私なんて生まれてこの方ナンパされた事ないのに」
「はは」
意外と柏木さんって女の子なんだな。
いや、女の子だけど。
見た目が怖いからナンパされないですよなんて怖くて言えねー。
☆
「ねぇお嬢さん今暇してる?」
「いえ、人を待ってますので」
「じゃあさ。その人が来るまで俺らと遊ばないー?」
「けっこうですわ」
「ですわって、え?まじもんのお嬢様?」
「胸もでっかいしそうじゃね?」
「まじか!あたりじゃん!」
「ねぇ!少しでいいからさ遊ぼって!」
「今回の方たちはしつこいですわね。すみませんけど本当に人を待っていますので」
「いいから!ほらっ!」
「や、やめてください!は、離して!」
「嫌よ嫌よも好きのうちって言うしさほらっ!」
「や、やめて!」
集合場所に着いて、どう言い訳を言おうか考えていたところ、セラフィがなんか数人と男の連中と口論になってた。
最初のうちはナンパか、よくあるよくあると思って傍観を決め込んでいたが、途中から雲行きが怪しくなったので、仕方なく助けに入ることにした。
こういうイベントは3次元(笑)の女の子ではなく、二次元美少女で起こってもらいたい。
俺はセラフィの腕を仕方なく掴んで男共から引き離した。
「すんません。こいつ俺の……俺の?俺のなに?」
「わたくしを見て考えないで下さいませんか?」
「えーと、じゃあ強引にデートに誘ってきた3次元(笑)の女の子なんで辞めてくれませんか?」
「は?お前何言ってるの?」
「ただの自慢にしか聞こえねーぞ?オラぁ!」
「自慢?俺はこいつに貴重な休日を奪われてるんすよ?逆にイラッとして……痛っ!」
つま先を思いっきし踏まれた。
かかとはダメだってかかとは!
「こんなやつとやり合ってもしょうがねー。行こうぜ」
「だな」
「そうすっか」
俺の必死な弁明が効いたのか、男共はようやくこの場から立ち去ってくれた。
つか、いてー。まじいてー。つま先がいてー。
「い、一応お礼は言っておきますわ。ありがとうですわ」
「めっちゃつま先が痛いんだけど?」
「それは、ようたが悪いからですわ」
「俺何も悪いことしてなくて?」
「もう一回踏みますわよ?」
「すんませんた!」
直角90度。綺麗なフォームのお辞儀が完成した。
「つか、ナンパくらい軽く受け流せよな。慣れてるだろ?」
「そうですけど。今回のはしつこったのですから仕方がありませんではないですの」
「まぁ、その格好ならナンパされても仕方ないとは思うけどさ」
「?制服のどこがいけませんの?ネットでは今流行りと書いてありましてよ?」
「間違ってはないとは思うけど。まぁ、俺も3次元の女の子の格好なんてよく分かんねぇからな……。でも俺なら援交だって思う」
「なっ!?このわたくしが援交!?」
「休日に駅前で制服だろ?俺ならそっこうで援交だと思う」
二次元美少女たちなら全然ありなんだが、3次元の女の子となると援交だってすぐに思ってしまう。
何だかんだでセラフィは可愛いし。
「まさか、このわたくしが服装を間違えるだなんて……」
「いや、だから間違ってはないと思うぞ?確かに最近じゃ制服で出歩いてる奴も多いし」
「ダメですわ!このわたくしがそのえ、え、不順異性交遊と見なされるのなど!ようた!とりあえず服を買いに行きますわよ!」
「うおい。引っ張るなって!」
☆
「ナンパされてそれを助けられるなんて……」
「柏木さん?その缶って硬いヤツだったよね?グシャッてなってるけど」
現在の時刻は9時55分いや、56分か。
そして、セラフィが提示してきた集合時間は10時ちょうど。
家からセラフィの提示してきた集合場所までは、ゆっくり移動しても60分はかかる。急げば30分ちょっとでつく距離だ。
ここで俺の手札を確認しておこう。
まず、3枚ある手札のうちの1枚目。
1、諦めて二度寝する。という手札。
2枚目。
2、今日は何も予定がないと決め込んで二度寝するという手札。
3枚目。
3、行かない。という手札。
……どれも行かないじゃねーか!
冷静になって考えた結果がこれか?俺!
自分で自分にツッコンじまったじゃねーか!
まぁ、行かないっていう手もありっちゃありだな。
諦めて寝ると……。
愛情♪友情♪まとめて発動♪
スマホからロリ声声優さんの声が鳴り響いた。
誰かから着信があるというのを知らせてくれている
。
……どうする?出るか?
絶対にこれはセラフィだよな?
集合場所に来てない俺を心配して……はないか。
集合場所に来てない俺にたいして、キレて電話して来たんだろう。
怖いなー。キレてる女の子の電話を取るとか怖いなー。
でも、出なかったら出なかったで怖いなー。
……よし、出るか。
神様!どうかこの俺に少しでいいんで勇気を下さい!
俺は勇気を振り絞って電話に出た。
「も、もしもし?」
『やっと出ましたわね?ようた!1分以上鳴らしていましたのに!』
だったら諦めてくれよ。とは、口が裂けても言えないな。
「いやー悪い悪い。出るかどうかを迷ってた」
『電話にですの?』
「それもそうだが、家を出るかどうかも迷ってた」
『なっ…!?家を出るかどうかも迷っていた!?何を言っていますの!?わたくしが心配して電話をかけてみれば、まだお家すら出ていなかったと言いますの!?』
これでもかとキレてるセラフィの声は痛いほど耳に響く。
つか、一応心配してくれてたんですね。
「いやーだってついさっき起きたから、行くのがだるくなって」
『ついさっき起きてだるくなった!?ようた!どこまでわたくしをバカにすれば気がすみますの!?』
「いや、バカにしてるつもりはないんだけど」
『バカにしてますわよ!わたくしなんか、あなたのために夜遅くまで着ていく服装を考え、待ち合わせに送れないようにと2時間前から待っていたと言いますのに……!!』
俺が思っていた以上にセラフィは無駄な労力を使っているみたいだ。
なにがセラフィをここまでしているのか、俺にはさっぱり分かんねーけど。
「悪い悪い。二次元美少女たちとの約束なら守れるんだけどなー」
『わたくしとの約束はどうでもいいって言いますの!?』
「いや、そういうわけじゃ無くもないけど。えーと、今から向かえばいい?」
『当たり前ですわ!』
怒鳴り声でセラフィは言い、電話を切った。
シーンと静まり返った部屋でとりあえず俺は、ベットから起き上がり、ボーと壁に貼ってあるポスターを眺めた。
「しゃーねー。準備して行くか」
☆
勢いよく電話を切ったセラフィは、今まで電話をしていた相手。陽向に対してかなり怒っていた。
無理もないだろう。
自分に興味を持たせるために、セラフィ自身いろいろ準備しておいたにも関わらず、当の本人である陽向は、集合場所おろか家すら出ていなかったのだから。
「誘ったのはわたくしからとはいえ、わたくしとデートできますのよ!?それなのに……それなのに……!!」
集合場所は多くの人が通るためセラフィは大きな声を上げられない。かわりに、小さく、けれど力のこもった声を吐き出していた。
☆
「お待たせ柏木さん。ココアでいいんだよね?」
「うん。ありがと。いくら?」
「これくらいいいって」
「そう?瀬尾もだけど、関も優しいんだな」
「陽向は分からないけど、俺は見栄を張りたいからかな。それに安いしねこれは」
「そっか」  
俺こと関智和は、人生で初めて女の子と休日にでかけている。これはもうデートと呼んでもいいとすら思ってる。
まぁ、陽向とセラフィさんのデートを影から見るだけなんだけど。
キッカケは第二体育館でセラフィさんと陽向がデートに行くというのを柏木さんと聞いたのがキッカケ。
セラフィさんと陽向がデートに行くというのを聞いた柏木さんの顔はなにかよくないことを企んでいた。
親友である陽向のデートを邪魔するというのであれば、いくら黒髪美人である柏木さんだとしても許せない。
そう思った俺は、セラフィさんと陽向のデートに影から付いていくという黒髪美人である柏木さんに頼んで一緒に連れてってもらうことにした。
別に、黒髪美人である柏木さんと一緒に遊びたいとか、陽向のデートが面白そうだからで連れてきてもらったわけでは決してない。
親友として、陽向のデートの邪魔を黒髪美人である柏木さんにしてもらいたくないから来たのだ。
それにしても柏木さんって普通に美人だと思う。
初めて見た時は、不良って感じがしたけど、それは雰囲気がってだけで、顔の作りとか綺麗系で普通に美人だ。
今も長い脚を黒ストで覆っていて色気が出てていいし、一点を見つめてる瞳とかも綺麗でって、そう思うといつも近くにいる陽向にイラッとするな。
「2人は今どんな感じですか?」
俺が飲み物を買っている間も柏木さんは、先に来ていたセラフィさんのことを見ていた。
場所的にもバレないような場所で、なおかつ見やすいから何か動きがあれば分かる。
「まだ、瀬尾が来てない」
「あいつ。普通に遅刻とかすげーなー」
「私たちの時もそう。瀬尾は普通に遅刻してきた。というか起きてなかった」
「はは。すげーな」
「で、たぶんさっきセラフィは電話を瀬尾にしたと思う。電話を終えてからプルプル震えてるけど」
「あ、ほんとだ。顔なんか真っ赤にしてますね。陽向が何言ったのか分かんないですけど」
「どうせ二次元美少女がーとか言ったんでしょ?」
「ですね」
昨日電話した時もカチカチっていうマウスのクリック音が聞こえてからな。ゲームでもやってたんだろあいつは。
まったくあんな可愛い子とデート出来るっていうのに遅刻って何やってんだよ。
「ちなみに私が見ていた限り4回ナンパされてる」
「まじすか!?」
「私なんて生まれてこの方ナンパされた事ないのに」
「はは」
意外と柏木さんって女の子なんだな。
いや、女の子だけど。
見た目が怖いからナンパされないですよなんて怖くて言えねー。
☆
「ねぇお嬢さん今暇してる?」
「いえ、人を待ってますので」
「じゃあさ。その人が来るまで俺らと遊ばないー?」
「けっこうですわ」
「ですわって、え?まじもんのお嬢様?」
「胸もでっかいしそうじゃね?」
「まじか!あたりじゃん!」
「ねぇ!少しでいいからさ遊ぼって!」
「今回の方たちはしつこいですわね。すみませんけど本当に人を待っていますので」
「いいから!ほらっ!」
「や、やめてください!は、離して!」
「嫌よ嫌よも好きのうちって言うしさほらっ!」
「や、やめて!」
集合場所に着いて、どう言い訳を言おうか考えていたところ、セラフィがなんか数人と男の連中と口論になってた。
最初のうちはナンパか、よくあるよくあると思って傍観を決め込んでいたが、途中から雲行きが怪しくなったので、仕方なく助けに入ることにした。
こういうイベントは3次元(笑)の女の子ではなく、二次元美少女で起こってもらいたい。
俺はセラフィの腕を仕方なく掴んで男共から引き離した。
「すんません。こいつ俺の……俺の?俺のなに?」
「わたくしを見て考えないで下さいませんか?」
「えーと、じゃあ強引にデートに誘ってきた3次元(笑)の女の子なんで辞めてくれませんか?」
「は?お前何言ってるの?」
「ただの自慢にしか聞こえねーぞ?オラぁ!」
「自慢?俺はこいつに貴重な休日を奪われてるんすよ?逆にイラッとして……痛っ!」
つま先を思いっきし踏まれた。
かかとはダメだってかかとは!
「こんなやつとやり合ってもしょうがねー。行こうぜ」
「だな」
「そうすっか」
俺の必死な弁明が効いたのか、男共はようやくこの場から立ち去ってくれた。
つか、いてー。まじいてー。つま先がいてー。
「い、一応お礼は言っておきますわ。ありがとうですわ」
「めっちゃつま先が痛いんだけど?」
「それは、ようたが悪いからですわ」
「俺何も悪いことしてなくて?」
「もう一回踏みますわよ?」
「すんませんた!」
直角90度。綺麗なフォームのお辞儀が完成した。
「つか、ナンパくらい軽く受け流せよな。慣れてるだろ?」
「そうですけど。今回のはしつこったのですから仕方がありませんではないですの」
「まぁ、その格好ならナンパされても仕方ないとは思うけどさ」
「?制服のどこがいけませんの?ネットでは今流行りと書いてありましてよ?」
「間違ってはないとは思うけど。まぁ、俺も3次元の女の子の格好なんてよく分かんねぇからな……。でも俺なら援交だって思う」
「なっ!?このわたくしが援交!?」
「休日に駅前で制服だろ?俺ならそっこうで援交だと思う」
二次元美少女たちなら全然ありなんだが、3次元の女の子となると援交だってすぐに思ってしまう。
何だかんだでセラフィは可愛いし。
「まさか、このわたくしが服装を間違えるだなんて……」
「いや、だから間違ってはないと思うぞ?確かに最近じゃ制服で出歩いてる奴も多いし」
「ダメですわ!このわたくしがそのえ、え、不順異性交遊と見なされるのなど!ようた!とりあえず服を買いに行きますわよ!」
「うおい。引っ張るなって!」
☆
「ナンパされてそれを助けられるなんて……」
「柏木さん?その缶って硬いヤツだったよね?グシャッてなってるけど」
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