3人の勇者と俺の物語
95章 仲間(ハーレム)
「おはよう。ユウキ」
「おはよう。ワタル」
なんだか凄いことになっているベットからのそのそと起きる。
習慣でまだ6時なんだけど目が覚めてしまったワタル。
ユウキも起きてしまった。
「昨日・・・・・・すごかったね///」
タオルケットで身体と顔半分隠しながらつぶやくユウキに朝から理性が飛びそうになるワタルであった。
「なんか、こうなっても思ったより受け入れられてるというか、ピッタリしてるっていうか」
「あ、うん。それは思った。・・・・・・みんなにお礼言わないとなー・・・・・・」
「え? 皆って?」
「ワタルは気がついてないかもしれないけど、多分パーティのメンバーがお膳立ててくれてたと思う」
「あー、うん。たぶんね」
バイアング仕込まれてる時点で皆の企みとは薄々気がついていた。前例もあるからね。
「さて、俺風呂行くけどどうする?」
「一緒に行っていいの?」
上目遣いですよ奥様。これがうわさの男を殺すしぐさ上目遣い。
「もちろんだよ」
「えへへ・・・・・・」
シャツだけ羽織って嬉しそうに寄ってくるユウキ、全てのしぐさがたまらん。とワタルは思う。
「あーーーー、気持ちいねー」
「露天風呂最高!」
軽く身体を洗い風呂に浸かる。日本人な二人にとって最高の時間だ。
ガラガラガラ
突然お風呂の扉が開く。
「おめでとーワタルとユウキ!」
「これでユウキも仲間」
「ワタル様おめでとうございます」
「ワタルさん、うれしそうでしたねー」
皆が乱入してきた。
「みんなありがとうございます。私のわがままを許してくれて」
ユウキが深々と頭を下げる。クウをも上回らんものがブルンと揺れる。
くっ・・・・・・誰かのうめき声が聞こえたような気がする。
「でもーワタルはユウキにばっか構っちゃいそうになって不安だなー」
「ワタ兄、もう私達飽きた?」
「そ、そんなことないよ!!」
「あら、私は遊びだったのね・・・・・・」
シクシクと泣き真似をするユウキ。
「ユウキ様可哀想に」
「ユウキさん元気を出して、(凄いわねこの胸、もんでもいいかしら?)」
「うう、みんないじめっこだなぁ・・・・・・」
「ハハハ、まぁそんなわけでユウキ! これからよろしくね!」
「ええ、よろしくお願いします!」
とてもいい笑顔で挨拶するユウキ。彼女はもう大丈夫だろう。
お風呂から上がるとバッツが待っていた。
「私からもーユウキちゃんにプレゼントよ~」
バッツが持っているのは以前の魔王のマントとドレスっぽいそれでいて身体のラインが強く強調され、
妖面な雰囲気を出すかっこいいってジャンルな服、紫と黒がユウキの美しさをより映えさせる。
「凄い似合ってるよ、綺麗だユウキ・・・・・・」
「ワタル・・・・・・」
「ちょーっと二人の世界をすぐ作らない!」
「うーん、ちょっと嫉妬するワタ兄」
「ち、違うんだ思わず・・・・・・」
「その方がちょっとうらやましいなぁ・・・・・・」
しばらくはいじられるワタル君であった。
強力な戦力が追加された女神の盾。
直ぐにウェスティア帝都へ戻り車で目的の街へ移動する。
「こんなのまで作ったんだね、まぁ作りたくなるよね」
「これは革命的、前の世界ではこれが普通と聞いて驚いた」
「いろいろ工夫したけど、魔法は便利だね」
「科学知識と魔法合わせると怖いね、いろいろ失敗したなぁ・・・・・・」
「何をやったかは聞かないでおく」
程なくして目的の街ベージルへと到着する。
街への連絡はすでに皇子から届いている。
転移方法があるということは向こうから【黒】が突入してくる可能性も0ではない。
女神の腕輪がないと不可能なはずだが、通路がある以上は警戒しないといけない。
警備している兵士たちに挨拶をしてから、突入準備をする。
転移先はたぶんほぼすべて【黒】で敵だらけだ。
「今帝国にお世話になっている魔物、魔族以外はすでに戦い討ち果たされている。
その遺体を利用している【黒】を許すわけにはいかない、どうかみんな力を貸して欲しい」
全員の心は決まっている。
「任せとけ! やるぞ皆!」
一斉に女神像へ手をかざす。女神の腕輪がまばゆい光を放ち一行を包み込む。
次の瞬間皆の姿は消えていた。
まばゆい光が引いていく、辺りからは剣呑な雰囲気が漂っている。
血の匂いが濃厚にへばりついているようだ。
「ワタ兄周囲に生体反応無し、城の一部へ集中している」
「城の地下にダンジョンの入り口がある。魔法生物や罠が大量に発動しているが多分ダンジョンになだれ込まれていると思う」
「とりあえず突入しよう今なら背後をつける、ユウキの戦略兵器をぶっ放そう」
一斉に動き出す、島は酷い有様だ。
あとで蘇らせてやるからな、ワタルは心のなかでそうつぶやく。
城へ雪崩れ込むと意思もなくゾンビのように殺到している【黒】に侵食された魔物たちが目に入る。
「安らかに眠れ」
ユウキは祈るように双銃を構え引き金を引く。
ワタルも自らの理論で構築したレールガンもどきを発動して撃ち込む。
一瞬の静寂のあとに爆音が炸裂する。
数十体は巻き込んで消し飛んだ、さらに数十体も回復は不可能なほど損傷を与える。
以前の経験から複数の魔物を無理やりくっつけて復活したこともあるので、
一体一体丁寧に浄化させていく。
ダンジョン入口に群がっている集団の一部がこちらに向かって来はじめる。
通常戦闘ではレールガンは危険過ぎるのでユウキも剣や槍に持ち替えて戦闘に突入する。
ユウキは剣技も槍術も超一流だった。
ワタルとの繋がりにより龍脈の力の使い方もあっという間に理解している。
地雷に似た魔法? みたいな前世での兵器の記憶からいろいろなものを作り出している。
こういう室内じゃなくて屋外の戦闘ではそういった物も遺憾なく能力を発揮してくれることだろう。
女神の盾の一行の戦闘能力は寄生した程度の【黒】ではすでに相手にならない。
ダンジョンに群がっている城内の敵は次から次へと駆除されていく。
「場外にも反応無し、あとはダンジョン内部だけだね」
クウの感知魔法によって作戦の第一段階が成功したことが告げられる。
「みんな、問題ないな? 突入する!!」
残るはダンジョン内の敵のみ、反攻作戦も本番に突入する。
「おはよう。ワタル」
なんだか凄いことになっているベットからのそのそと起きる。
習慣でまだ6時なんだけど目が覚めてしまったワタル。
ユウキも起きてしまった。
「昨日・・・・・・すごかったね///」
タオルケットで身体と顔半分隠しながらつぶやくユウキに朝から理性が飛びそうになるワタルであった。
「なんか、こうなっても思ったより受け入れられてるというか、ピッタリしてるっていうか」
「あ、うん。それは思った。・・・・・・みんなにお礼言わないとなー・・・・・・」
「え? 皆って?」
「ワタルは気がついてないかもしれないけど、多分パーティのメンバーがお膳立ててくれてたと思う」
「あー、うん。たぶんね」
バイアング仕込まれてる時点で皆の企みとは薄々気がついていた。前例もあるからね。
「さて、俺風呂行くけどどうする?」
「一緒に行っていいの?」
上目遣いですよ奥様。これがうわさの男を殺すしぐさ上目遣い。
「もちろんだよ」
「えへへ・・・・・・」
シャツだけ羽織って嬉しそうに寄ってくるユウキ、全てのしぐさがたまらん。とワタルは思う。
「あーーーー、気持ちいねー」
「露天風呂最高!」
軽く身体を洗い風呂に浸かる。日本人な二人にとって最高の時間だ。
ガラガラガラ
突然お風呂の扉が開く。
「おめでとーワタルとユウキ!」
「これでユウキも仲間」
「ワタル様おめでとうございます」
「ワタルさん、うれしそうでしたねー」
皆が乱入してきた。
「みんなありがとうございます。私のわがままを許してくれて」
ユウキが深々と頭を下げる。クウをも上回らんものがブルンと揺れる。
くっ・・・・・・誰かのうめき声が聞こえたような気がする。
「でもーワタルはユウキにばっか構っちゃいそうになって不安だなー」
「ワタ兄、もう私達飽きた?」
「そ、そんなことないよ!!」
「あら、私は遊びだったのね・・・・・・」
シクシクと泣き真似をするユウキ。
「ユウキ様可哀想に」
「ユウキさん元気を出して、(凄いわねこの胸、もんでもいいかしら?)」
「うう、みんないじめっこだなぁ・・・・・・」
「ハハハ、まぁそんなわけでユウキ! これからよろしくね!」
「ええ、よろしくお願いします!」
とてもいい笑顔で挨拶するユウキ。彼女はもう大丈夫だろう。
お風呂から上がるとバッツが待っていた。
「私からもーユウキちゃんにプレゼントよ~」
バッツが持っているのは以前の魔王のマントとドレスっぽいそれでいて身体のラインが強く強調され、
妖面な雰囲気を出すかっこいいってジャンルな服、紫と黒がユウキの美しさをより映えさせる。
「凄い似合ってるよ、綺麗だユウキ・・・・・・」
「ワタル・・・・・・」
「ちょーっと二人の世界をすぐ作らない!」
「うーん、ちょっと嫉妬するワタ兄」
「ち、違うんだ思わず・・・・・・」
「その方がちょっとうらやましいなぁ・・・・・・」
しばらくはいじられるワタル君であった。
強力な戦力が追加された女神の盾。
直ぐにウェスティア帝都へ戻り車で目的の街へ移動する。
「こんなのまで作ったんだね、まぁ作りたくなるよね」
「これは革命的、前の世界ではこれが普通と聞いて驚いた」
「いろいろ工夫したけど、魔法は便利だね」
「科学知識と魔法合わせると怖いね、いろいろ失敗したなぁ・・・・・・」
「何をやったかは聞かないでおく」
程なくして目的の街ベージルへと到着する。
街への連絡はすでに皇子から届いている。
転移方法があるということは向こうから【黒】が突入してくる可能性も0ではない。
女神の腕輪がないと不可能なはずだが、通路がある以上は警戒しないといけない。
警備している兵士たちに挨拶をしてから、突入準備をする。
転移先はたぶんほぼすべて【黒】で敵だらけだ。
「今帝国にお世話になっている魔物、魔族以外はすでに戦い討ち果たされている。
その遺体を利用している【黒】を許すわけにはいかない、どうかみんな力を貸して欲しい」
全員の心は決まっている。
「任せとけ! やるぞ皆!」
一斉に女神像へ手をかざす。女神の腕輪がまばゆい光を放ち一行を包み込む。
次の瞬間皆の姿は消えていた。
まばゆい光が引いていく、辺りからは剣呑な雰囲気が漂っている。
血の匂いが濃厚にへばりついているようだ。
「ワタ兄周囲に生体反応無し、城の一部へ集中している」
「城の地下にダンジョンの入り口がある。魔法生物や罠が大量に発動しているが多分ダンジョンになだれ込まれていると思う」
「とりあえず突入しよう今なら背後をつける、ユウキの戦略兵器をぶっ放そう」
一斉に動き出す、島は酷い有様だ。
あとで蘇らせてやるからな、ワタルは心のなかでそうつぶやく。
城へ雪崩れ込むと意思もなくゾンビのように殺到している【黒】に侵食された魔物たちが目に入る。
「安らかに眠れ」
ユウキは祈るように双銃を構え引き金を引く。
ワタルも自らの理論で構築したレールガンもどきを発動して撃ち込む。
一瞬の静寂のあとに爆音が炸裂する。
数十体は巻き込んで消し飛んだ、さらに数十体も回復は不可能なほど損傷を与える。
以前の経験から複数の魔物を無理やりくっつけて復活したこともあるので、
一体一体丁寧に浄化させていく。
ダンジョン入口に群がっている集団の一部がこちらに向かって来はじめる。
通常戦闘ではレールガンは危険過ぎるのでユウキも剣や槍に持ち替えて戦闘に突入する。
ユウキは剣技も槍術も超一流だった。
ワタルとの繋がりにより龍脈の力の使い方もあっという間に理解している。
地雷に似た魔法? みたいな前世での兵器の記憶からいろいろなものを作り出している。
こういう室内じゃなくて屋外の戦闘ではそういった物も遺憾なく能力を発揮してくれることだろう。
女神の盾の一行の戦闘能力は寄生した程度の【黒】ではすでに相手にならない。
ダンジョンに群がっている城内の敵は次から次へと駆除されていく。
「場外にも反応無し、あとはダンジョン内部だけだね」
クウの感知魔法によって作戦の第一段階が成功したことが告げられる。
「みんな、問題ないな? 突入する!!」
残るはダンジョン内の敵のみ、反攻作戦も本番に突入する。
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