【書籍化作品】無名の最強魔法師
愛憎昼ドラの町カレイドスコープ(1)リネラスside
リネラスに案内された、海の港町カレイドスコープの花屋で購入したエターナルフィーリング! それをユウマと一緒に植えたその日の夜。
誰もが寝静まった夜半に暗闇の中でコソコソと動く影があった。
「ふふっ……ユウマもまだまだ甘いわね。私が何度も自分の身を危険に晒してまでカレイドスコープの町に買い物に行っていたのは、今! 目の前に! 存在するエターナルフィーリングを花屋で発注してるからなのよ!」
リネラスは一人、花壇の前にて独白する、
ただ、勘違いも何もユウマは別に深く考えて花屋に行っていた訳ではない。
海の迷宮リヴァルアで手に入れた丸い宝玉をリネラスにバレないようにするために花を買いに行ったにすぎないのだ。
だから、リネラスのただ勘違いをしているに過ぎない。
リネラスは町で情報収集をしている際に、婚活を考えている事もあって将来的に使えるかもと思い主要の店舗と話をつけていたのだった。
普通はギルドカードを直接支払いに使う事は出来ない。
だからこそ、金貨や銀貨などの硬貨で依頼達成金の支払いをしているのだ。
ただ、ギルドマスターの権限で契約した店舗は、冒険者ギルドカードから直接口座支払いが出来てしまうのだが。
それを知らない、ユウマはてっきりどこでも冒険者カードで支払いが出来ると勘違いをしていた。
そして花屋の店員とユウマが話してる時に、リネラスは花屋の店員ユリカにハンドサインで「エターナルフィーリング」よろ! と合図を送ったのだ。
もちろん店員は、男女の中を詮索するために必須の【エターナルフィーリング】を男性にバレないように販売する! その道のプロであり表情に出さず考えるふりをしてユウマに【エターナルフィーリング】を薦めたのであった。
そして、【エターナルフィーリング】は一株が金貨100枚もする。
もちろん冒険者ギルドカードで直接、支払った事もあり一株いくらなのか? という金額をユウマが知り得る術はなかった。
「ユウマ、ごめんね! でも、これは必要な事なの!」
リネラスは、手に水の入った桶を持ちながら音を立てずに宿屋の中庭に向かっていく。
そして、【エターナルフィーリング】の株を植えてある花壇の前に立つ。
そして、無言でリネラスは、【エターナルフィーリング】を植えた地面に視線を落とす。
【エターナルフィーリング】は、深夜0時付近に水を上げないと水を吸わないし育たない。
リネラスは、株を植えた土の上に、持ってきた桶に入った水を少しづつ掛けていく。
すると【エターナルフィーリング】は、キラキラと光りながら水を吸っていく。
そして地面の中から芽が出て伸びていく。
花の種――株が急激に成長する姿を見ながら。
「ふふっ、あと2日間……「水をあげれば育ちますね?」……ツ!?」
途中まで話しかけたところでリネラスは後ろを振り返る。
そこには、まな板リネラスとは相反するように、豊かな胸を強調するように腕を組んでいるイノンが立っていた。
「……い、一体……一体いつから……いつから見ていたの!?」
イノンは、ニコリと動揺しているリネラスに微笑む。
リネラスには、イノンの表情は余裕の表れだと理解出来てしまう。
「いつからですか?えっと……「ふふっ……ユウマもまだまだ甘いわね。私が何度も自分の身を危険に晒してまでカレイドスコープの町に買い物に行っていたのは、今! 目の前に! 存在するエターナルフィーリングを花屋で発注していからなのよ!」と言う所からです」
「最初からじゃないの!」
「はい。ユウマさんは気がついていないみたいでしたけど、私もセレンもセイレスも一目で【エターナルフィーリング】の株だと気がつきましたから……」
「……」
リネラスは、無言で立ちつくす。
誰もが寝静まった夜半に暗闇の中でコソコソと動く影があった。
「ふふっ……ユウマもまだまだ甘いわね。私が何度も自分の身を危険に晒してまでカレイドスコープの町に買い物に行っていたのは、今! 目の前に! 存在するエターナルフィーリングを花屋で発注してるからなのよ!」
リネラスは一人、花壇の前にて独白する、
ただ、勘違いも何もユウマは別に深く考えて花屋に行っていた訳ではない。
海の迷宮リヴァルアで手に入れた丸い宝玉をリネラスにバレないようにするために花を買いに行ったにすぎないのだ。
だから、リネラスのただ勘違いをしているに過ぎない。
リネラスは町で情報収集をしている際に、婚活を考えている事もあって将来的に使えるかもと思い主要の店舗と話をつけていたのだった。
普通はギルドカードを直接支払いに使う事は出来ない。
だからこそ、金貨や銀貨などの硬貨で依頼達成金の支払いをしているのだ。
ただ、ギルドマスターの権限で契約した店舗は、冒険者ギルドカードから直接口座支払いが出来てしまうのだが。
それを知らない、ユウマはてっきりどこでも冒険者カードで支払いが出来ると勘違いをしていた。
そして花屋の店員とユウマが話してる時に、リネラスは花屋の店員ユリカにハンドサインで「エターナルフィーリング」よろ! と合図を送ったのだ。
もちろん店員は、男女の中を詮索するために必須の【エターナルフィーリング】を男性にバレないように販売する! その道のプロであり表情に出さず考えるふりをしてユウマに【エターナルフィーリング】を薦めたのであった。
そして、【エターナルフィーリング】は一株が金貨100枚もする。
もちろん冒険者ギルドカードで直接、支払った事もあり一株いくらなのか? という金額をユウマが知り得る術はなかった。
「ユウマ、ごめんね! でも、これは必要な事なの!」
リネラスは、手に水の入った桶を持ちながら音を立てずに宿屋の中庭に向かっていく。
そして、【エターナルフィーリング】の株を植えてある花壇の前に立つ。
そして、無言でリネラスは、【エターナルフィーリング】を植えた地面に視線を落とす。
【エターナルフィーリング】は、深夜0時付近に水を上げないと水を吸わないし育たない。
リネラスは、株を植えた土の上に、持ってきた桶に入った水を少しづつ掛けていく。
すると【エターナルフィーリング】は、キラキラと光りながら水を吸っていく。
そして地面の中から芽が出て伸びていく。
花の種――株が急激に成長する姿を見ながら。
「ふふっ、あと2日間……「水をあげれば育ちますね?」……ツ!?」
途中まで話しかけたところでリネラスは後ろを振り返る。
そこには、まな板リネラスとは相反するように、豊かな胸を強調するように腕を組んでいるイノンが立っていた。
「……い、一体……一体いつから……いつから見ていたの!?」
イノンは、ニコリと動揺しているリネラスに微笑む。
リネラスには、イノンの表情は余裕の表れだと理解出来てしまう。
「いつからですか?えっと……「ふふっ……ユウマもまだまだ甘いわね。私が何度も自分の身を危険に晒してまでカレイドスコープの町に買い物に行っていたのは、今! 目の前に! 存在するエターナルフィーリングを花屋で発注していからなのよ!」と言う所からです」
「最初からじゃないの!」
「はい。ユウマさんは気がついていないみたいでしたけど、私もセレンもセイレスも一目で【エターナルフィーリング】の株だと気がつきましたから……」
「……」
リネラスは、無言で立ちつくす。
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コメント
ノベルバユーザー322977
それな
ノベルバユーザー69968
浮気ってそもそもその人に気がなかったら、他の人に気が向いていても浮気にはなりませんよね?