【書籍化作品】無名の最強魔法師
いきなりのエルブンガスト消滅!(後編)
リネラスが何か言っているが、この俺に攻撃を仕掛けてきたのだ。
きちんとやり返しはさせてもらう。
木の実を飛ばしてきている樹木へと走って向かう。
もちろん時速200キロメートルで飛んでくる木の実は、すべて避けていく。
俺の行動が変わったことにようやく気が付いたのか、樹木の攻撃パターンが変わり断続的に木の実を飛ばす方法から、一斉に木の実を飛ばす方法に切り替えたようで飛来してくる木の実が数倍に跳ね上がる。
その数は500近いが……。
「ぬるいな!」
俺は、【身体強化】の魔法を発動させ肉体の細胞強度を一気に跳ね上げる。
そして、木の実を避けることもせず突っ込む。
飛来してくる木の実は、俺の体に傷一つ与える事はできず、音速に近い移動速度で走っていた俺と当たった事ですべてが身体に当たった瞬間に砕ける。
「見つけた!」
俺は目の前に見えた樹木に近づくと下段蹴りで直径5メートル近い大木を圧し折る。
悲鳴を上げながら樹木は倒れると粉々に砕け散った。
「なるほど……一応は、これも魔物の範囲に入るのか? よくは分からないが……」
俺は一人呟いていると、リネラスは息を切らせて走ってくる。
距離はかなりあったというのに、中々の健脚だな。
「どうした? そんなに慌てて?」
俺はリネラスの方を見ながら話しかけると、リネラスは「ユ……ユウマ。私……絶対攻撃したら駄目って言ったのに」と、話してくるが相手から攻撃を仕掛けてきたのだ。そんなのはしらんな。リネラスは一言だけ俺にいうとかなり無理をして走ってきたのか、その場に膝をつくと両手を地面について息を切らせながらも俺を見て「ここの魔物は反撃されると周囲の木々と同化して際限なく増えて攻撃してくるの」と告げてきた。
「ほう……なるほど! つまり周囲の木々を全て破壊すればいいんだな!」
ずいぶんと簡単な解決方法があるじゃないか。
増殖する敵を倒すのは周りをすべて破壊すればいい。
戦略上、至極まっとうな事だな。
「ま、まって! そ、それって……」
俺はリネラスの方へ顔を向けてニコリと微笑む。
「ダメよ! ユウマ、絶対ダメよ! こんなところで森を破壊したら、エルフガーデンのエルフを敵に回しちゃうから!」
「大丈夫だ、敵に回ったら話し合いをすればいいだろ?」
リネラスが両手で頭を押さえながら「もう、この男はー」とか叫んでいるがいつもの事だから放置しておくことにしておくか。
まあ、どちらにしても……この俺に攻撃を仕掛けてくるんだ。
すでに、俺の【探索】魔法の範囲全ての木々が赤い光点に代わってるからな。
相手も俺も互いに敵として認識したわけだ。
それなら楽でいいじゃないか。
「まぁ、こいつらの不運は男女差別で俺だけを攻撃してきたことだな」
「違うから! それ特性だから!」と、リネラスが必死に言ってるが、すでに戦いの火蓋は切って落とされたのだ。
そして、エルフガーデンの魔物の方から俺に攻撃をしてきた。
つまり、今からする事は正当防衛であって俺は悪くない完璧な理論があれば、きっとエルフさんも理解してくれるだろう。
俺は、広範囲無差別大量破壊魔法【流星】を発動させるために上空、数キロメートルの大気を構成している原子を組み直した後に分子結合させ直径数センチの金属の塊を作りだして地表に向けて音速の速度で降下させる。
重力加速度を加味した物質は上空から落下し次々と木々を根こそぎ吹き飛ばしていく。
そんな様子を見ていたリネラスが「あ……ああ」と、ショックを受けているが仕方ないのだ。
そして次々と落下する数万に及ぶ金属の欠片でエルブンガストの木々はキレイに消し飛んだ。
「まっ! こんなところか?」
後ろを振り返るとそこには、真っ白に燃え尽きたリネラスの姿があった。
かなりショックを受けていたようなのでリネラスは放置しておくことにする。
まぁしばらくすれば復活するだろうし。
しばらくすると、他のメンバーが合流してくる。
そして、誰もが真っ白に燃え尽きたリネラスを見た後に――。
「すごい音がしたと思ったら……綺麗に更地になっていますね」とイノンが話しかけてきた。セレンは、「さすがお兄ちゃんなの」と語りかけてきた。
ユリカは、元花屋らしく「木々が生えて森になるまで時間がかかりそうですね」と呟いている。
そして、セイレスに至っては首から下げている黒板に「困惑」と書いて見せてきた。
「まぁ、それほどでもないさ!」
「誰も褒めてないからああああああああああ」
先ほどまで真っ白になっていたリネラスが叫びながら立ち上がって絶叫してきた。
「まぁ、やってしまったことは仕方ないんだ。俺は過去を振り返らない主義だからな!」「
「これ、絶対にエルフガーデンのエルフにバレたら戦いになるよ」と、言っているがその時はその時だろう。
それにきちんと、話をすれば相手も俺が人畜無害な一般人で平和主義者だと言う事を理解してくれるはずだ。
きちんとやり返しはさせてもらう。
木の実を飛ばしてきている樹木へと走って向かう。
もちろん時速200キロメートルで飛んでくる木の実は、すべて避けていく。
俺の行動が変わったことにようやく気が付いたのか、樹木の攻撃パターンが変わり断続的に木の実を飛ばす方法から、一斉に木の実を飛ばす方法に切り替えたようで飛来してくる木の実が数倍に跳ね上がる。
その数は500近いが……。
「ぬるいな!」
俺は、【身体強化】の魔法を発動させ肉体の細胞強度を一気に跳ね上げる。
そして、木の実を避けることもせず突っ込む。
飛来してくる木の実は、俺の体に傷一つ与える事はできず、音速に近い移動速度で走っていた俺と当たった事ですべてが身体に当たった瞬間に砕ける。
「見つけた!」
俺は目の前に見えた樹木に近づくと下段蹴りで直径5メートル近い大木を圧し折る。
悲鳴を上げながら樹木は倒れると粉々に砕け散った。
「なるほど……一応は、これも魔物の範囲に入るのか? よくは分からないが……」
俺は一人呟いていると、リネラスは息を切らせて走ってくる。
距離はかなりあったというのに、中々の健脚だな。
「どうした? そんなに慌てて?」
俺はリネラスの方を見ながら話しかけると、リネラスは「ユ……ユウマ。私……絶対攻撃したら駄目って言ったのに」と、話してくるが相手から攻撃を仕掛けてきたのだ。そんなのはしらんな。リネラスは一言だけ俺にいうとかなり無理をして走ってきたのか、その場に膝をつくと両手を地面について息を切らせながらも俺を見て「ここの魔物は反撃されると周囲の木々と同化して際限なく増えて攻撃してくるの」と告げてきた。
「ほう……なるほど! つまり周囲の木々を全て破壊すればいいんだな!」
ずいぶんと簡単な解決方法があるじゃないか。
増殖する敵を倒すのは周りをすべて破壊すればいい。
戦略上、至極まっとうな事だな。
「ま、まって! そ、それって……」
俺はリネラスの方へ顔を向けてニコリと微笑む。
「ダメよ! ユウマ、絶対ダメよ! こんなところで森を破壊したら、エルフガーデンのエルフを敵に回しちゃうから!」
「大丈夫だ、敵に回ったら話し合いをすればいいだろ?」
リネラスが両手で頭を押さえながら「もう、この男はー」とか叫んでいるがいつもの事だから放置しておくことにしておくか。
まあ、どちらにしても……この俺に攻撃を仕掛けてくるんだ。
すでに、俺の【探索】魔法の範囲全ての木々が赤い光点に代わってるからな。
相手も俺も互いに敵として認識したわけだ。
それなら楽でいいじゃないか。
「まぁ、こいつらの不運は男女差別で俺だけを攻撃してきたことだな」
「違うから! それ特性だから!」と、リネラスが必死に言ってるが、すでに戦いの火蓋は切って落とされたのだ。
そして、エルフガーデンの魔物の方から俺に攻撃をしてきた。
つまり、今からする事は正当防衛であって俺は悪くない完璧な理論があれば、きっとエルフさんも理解してくれるだろう。
俺は、広範囲無差別大量破壊魔法【流星】を発動させるために上空、数キロメートルの大気を構成している原子を組み直した後に分子結合させ直径数センチの金属の塊を作りだして地表に向けて音速の速度で降下させる。
重力加速度を加味した物質は上空から落下し次々と木々を根こそぎ吹き飛ばしていく。
そんな様子を見ていたリネラスが「あ……ああ」と、ショックを受けているが仕方ないのだ。
そして次々と落下する数万に及ぶ金属の欠片でエルブンガストの木々はキレイに消し飛んだ。
「まっ! こんなところか?」
後ろを振り返るとそこには、真っ白に燃え尽きたリネラスの姿があった。
かなりショックを受けていたようなのでリネラスは放置しておくことにする。
まぁしばらくすれば復活するだろうし。
しばらくすると、他のメンバーが合流してくる。
そして、誰もが真っ白に燃え尽きたリネラスを見た後に――。
「すごい音がしたと思ったら……綺麗に更地になっていますね」とイノンが話しかけてきた。セレンは、「さすがお兄ちゃんなの」と語りかけてきた。
ユリカは、元花屋らしく「木々が生えて森になるまで時間がかかりそうですね」と呟いている。
そして、セイレスに至っては首から下げている黒板に「困惑」と書いて見せてきた。
「まぁ、それほどでもないさ!」
「誰も褒めてないからああああああああああ」
先ほどまで真っ白になっていたリネラスが叫びながら立ち上がって絶叫してきた。
「まぁ、やってしまったことは仕方ないんだ。俺は過去を振り返らない主義だからな!」「
「これ、絶対にエルフガーデンのエルフにバレたら戦いになるよ」と、言っているがその時はその時だろう。
それにきちんと、話をすれば相手も俺が人畜無害な一般人で平和主義者だと言う事を理解してくれるはずだ。
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コメント
ノベルバユーザー218610
主人公のキャラがブレブレすぎる