妹はこの世界でただ一人の味方

さらだ

1000vs50000

学たちの移動速度はとてつもないものだった。身体強化などのステータスを上げる魔法を使わずとも、元々の身体能力だけで速度を上げていった。
魔族もなかなかに速かったが、やはり自然に近い生活をしているせいかスピードは獣人族の方が上だった。

獣人族  学  魔族という順列になっており、その多さから地響きがしていた。
当然その音を聞きつけた人間達も勇者や兵を中心に戦闘準備をしていた。

あと10分もすれば両軍血を流す戦いとなるだろう。

















山を下り終わるとしばらくの間は木々が少しあるだけの平地が広がっている。勇者と騎士団長を筆頭に剣を抜き、彼ら魔族と獣人族を待ち構えていた。

大方の人間は待ち構える表情にわずかながら恐怖が見えていた。数こそ有利ではあるが、魔法が得意な魔族、身体能力が高い獣人族、人間はその平均といった特徴がそれぞれある。よく言えば両方にも対応ができる、悪く言えば器用貧乏といったところだろうか。

それ故にどっちの種族と対峙しても一対一では不利になることが多い。だからこそ数でそれを覆そうとしているのだが...

「なぁ騎士団長さんよ。もっとこう・・・覚悟を決めてる兵士っつーのはいなかったのか?」

勇者は愚痴程度にそう呟いた。

「勇者殿、あなたもわかっているはずです。魔王軍幹部を倒す際に優秀な兵はほとんど死んでしまったことを。」

そう言いつつも騎士団長もこの編成には若干の不安があった。何事にも心構えというものがある。それができていない状況で何かをやらせたところで実力以上の力が出ることがないのは知っているからだ。

それでも敵前逃亡は死罪に値する。けれど戦ったところで殺されるだけ、という兵士の心情は雰囲気に飲み込まれ徐々に伝播していった。
初めは小さかったそれも今となっては全兵士がそれを抱え込んでしまっていた。

まあなんとかなるだろ、そんな兵士たちを見ていても勇者はそう思っていた。数だけはいる兵の数はおよそ5万。これだけの数がいればそうそう相手に劣るものはないという考えだったからだ。

事実兵の数は50倍近くの差があった。この差が戦いの命運を分けるか否かはすぐに分かることになる。

「ふっ...見えたぜ。」

獣人族、魔族、そして学、その姿は目前にまで迫っていた。





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以下アホのコメント
最近忙しいんっすよ...ね?分かるでしょ...。部活もあるしなんか進撃は感動するし趣味を優先させちゃうしで...(1)

今も眠い目をこすりながら書いております。(2)

まあことの発端は書こうと思った時にアプリを開いたんですよ。そしたらエラーで開けなかったんですよね。「○ねよクソっ....」って言いつつスマホ放り投げたのがきっかけであって...つまり悪いのは僕じゃなくてノベルバなのだぁぁぁぁぁぁ!(3)

さてさてふざけるのもここまでにして一方的な雑談を始めましょうか。
ちなみに(数字)を書いていますがそれ全て何日かかったかを表してます。2日目はたったの一行で終わったと言うわけです。まあ寝落ちしたんですけどね。(4)

前の休みなんか五月病のせいかお風呂以外布団から出ませんでしたよ。前日の買っておいたカルピスとカロリーメイト食べてあとはずっとゲーム...歩くことすら面倒くさかったです。

ああ、無事にテストも終わりました。(5)

昨日友人とつけ麺を食べに行ったんですがそこが900gまで無料らしく、僕ともう1人は900、あと1人は750を頼みましたが全員死にました。あれはきつい...(6)

それではまた次回(7)
ここに来るまで1週間かかった...

コメント

  • さらだ

    ...やってやらぁ!
    (何かアクシデントがなければ)2日以内に出してやるよ!
    まだ何も書いてない状態だけどな!

    0
  • ウォン

    遅いとちょっとつまらないですが
    待ちますので無理して体壊さないでと言いたい!

    1
  • さらだ

    同じ店だよ☆(学習しないバカ)

    0
  • 青篝

    つけ麺って前にも似たようなことが、、、

    1
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