俺、自分の能力判らないんですけど、どうしたら良いですか?
第七話~市街地ワイバーン戦~
~琥太郎達が避難所に着いた頃~
ワイバーン「GYAAAAAAAA!!」
俺「っ、くそッ!ちょこまかうごきやがってぇ!!」
ーー俺はフィジカルブーストを自身に施し大戦斧をクソトカゲ目掛けて投擲する。
ワイバーン「GYAAAAAAAA!!」
ーーそれをビル群を使って避けたクソトカゲ急旋回して突撃してくる。
女学生「ワイバーンの癖に速いわね・・・・反射盾!」
ーーリラがカウンター障壁を展開する。反射盾は相手の攻撃を30%相手に反射する色彩魔術だ。
ワイバーン「GYA!?」
 いきなりクソトカゲの放ったブレスが帰って来て驚いてやがる。ざまぁねぇぜ。ま、そこまでダメージはないだろうがな。
リラ「まだまだぁ!炎の狩猟犬隊!!」
ーー八匹のシェパード状の炎がクソトカゲ目掛けて空中を駆ける。フレイムハウンドドッグが避けもしないクソトカゲに噛みつき、爆破した。
ワイバーン「Gytagtatgmpawtwpap!!」
流石に効いたみたいだな、無様に叫びやがって。
リラ「もう、一丁!!」
ーー再び八匹のフレイムハウンドドッグがクソトカゲ目掛けて空中を駆ける。
 ーーーー掛かった。
 クソトカゲはフレイムハウンドドッグどもを避けて間抜けにビル群から出て来やがったぜ。さて、もうすぐ本命が帰って来る。それまでフレイムハウンドドッグズで囲っとけば終わりだな。あぁ~うざかったぜ、チョロチョロ動き回りやがって。
俺「リラ、そのままクソトカゲの身動きを封じてろ。その間に殺る」
リラ「分かってるわよ。いちいち上から目線で言わないで」
俺「へいへい」
よし、来た来た。
ーークソトカゲの後方に回転する何か
 そう、あれは俺が投げた大戦斧だ。これでもフィジカルブーストには自身があるからな。
ワイバーン「?・・・・!?」
チッ、気づかれたか。まぁいい。回りはフレイムハウンドドッグで囲まれてる。近づけば噛みつかれてそのまま連鎖爆発でお陀仏だ。
 ーーーーさぁ、真っ二つになりやがれ!!
ワイバーン「gmpmt!!!!・・・・agwg・・・・jpmqmt・・・・」
ーーまともに食らったクソトカゲがビル群の方に墜ちていく。
 俺「よし、討伐完了だな。にしても中々しぶとかったな」
リラ「ええ、そうね。ワイバーン種にしては頭が回るようね。其れより本部に連絡しておいて」
俺は「はぁ!?なんで俺なんだよ!」 
リラ「は?何言ってるの?あなた斧ぶん投げただけでしょ?」
俺「うっ」
 いや、確かにそうだけどよぉ。何か違くね?
俺「止めを指したのは俺だろう?」
リラ「なら、どうしてあなたのぶん投げた斧はワイバーンに刺さったんでしょうか?」
俺「うっ、そ、それは・・・・」
 痛いところを突いてきやがる。全くコイツには口で勝てそうにねぇわやっぱ。しっかしなぁ~、めんどくせぇなぁ~。もし、アイツが応答しに来たらと考えると寒気がする。あんな堅物と話してるとこっちまで髪型が七三になるっつーの」
リラ「声に出てるわよ」
俺「・・・・何処からだ」
リラ「"あんな堅物と話してるとこっちまで髪型が七三になるっつーの"って所かしらね?」
 Oh my got・・・・。ハハッ、なんてこった。これじゃあmybodyとmyfaceがgood-byeしちゃうよ☆
 ーーーハッ、危ねぇ。危うく仕事できるけど意味わからん英語使うから絡みづらい外資系のワンマン社長みたいなキャラに成り下がる所だったぜ☆、、、俺はもう駄目かもしれない・・・。
リラ「ーーーフ!」
リラ「ーーセフ!」
 ん?
リラ「ジョセフ!」
俺「あ?あぁ、すまん、考え事してたわ」
リラ「は?あんたが考え事?何を言っているの?病院、行っとく?」
俺「おい、どう言うことだ。あ?お前の中での俺ってなんなの?てか、俺の名前はジョセフじゃねぇ!どっからジョセフ出てきたんだよ」
 時々コイツは唐突にボケる。頭湧いてんのかね?というか俺が考え事してるのはそんなに可笑しいのか?
リラ「そんな事はどうでもいいの。其れよりも本部への報告の方が先でしょ?」
 いいのかよ!軽く流し過ぎだろ!まぁ、そうだが。
俺「はぁ、わかったわかった。俺が本部に連絡しとくから。お前はクソトカゲが一応死んでるか確認な」
リラ「了解。あ、ワイバーン墜ちてったのて、どっちだっけ?」
俺「向こうだ。それぐらい覚えとけ」
 ビル群の方を指差しながら愚痴る。これくらいの愚痴はいいだろう?今からアイツが出るかもしれん本部に連絡し無きゃならねぇんだぞ?
リラ「はいはい。じゃ、お願いね?」
俺「とっとと行け」
 肩を竦めながらやれやれだぜとでも言いたげな表情でビル群へ歩いていくリラ。腹立つわぁ。
 さて、こっちも連絡すっかね。あ~、気乗りしねぇ。
俺「ふぅ~。よし!腹くくってやんよ!」
 俺は通信機を取り出して本部への連絡ボタンを押す。
 Pーーーーーppp ppp ppp pp
本部「はい、こちら本部。ワイバーン討伐に向かわれた三年生のチームですね」
 っしゃぁぁああ!!アイツじゃねぇ!
俺「ああ、クソトkーーワイバーンは討伐完了だ」
本部「了解しました。こちらの方でもワイバーンの生命反応が途絶えたのを確認しました、お疲れさまです。本部に帰還してください」
俺「了解」
 通信を切る。ふぅー、やっと終わったぜ。
 にしてもリラのやつ遅くねぇか?クソトカゲが墜ちてった何処からここまでそんなに離れちゃいねぇだろ。一体どこでみちくsーーー
 ーーその時衝大きな撃音と共に何かが俺の横を通りすぎ近くの建物に激突した。
俺「ッ!?な、何だぁ?」
 一瞬で起こったことに頭が追い付かず混乱する。その時、何かが激突したであろう建物からリラが出てきた。
リラ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
俺「おいッ!何があったってんだよ!?」
リラ「今すぐここから離れるわよッ!」
俺「は!?何でだよ!?」
 意味がわからん。いきなりリラがすっ飛んできたかと思えばいきなりここから離れるって何なんだよ
リラ「アイツが来る前に早くここから離れなかきゃ!アイツが来たら死ぬわよ!」
俺「は?クソトカゲはもう倒したろうが。何焦ってんだよ」
リラ「いいからッ!!!!」
俺「!!」
 コイツがここまで焦ってるのを初めて見た。何か新しく魔物が発生でもしたのか?
ーーーーこの時もし、リラの言う事を聞いて早く逃げていれば。
???「mjmpjqjpjpwpjapwpjpdpwp!!!!」
 ッ!?何だ、今の。声、なのか? クソトカゲならいましがたぶっ殺したばっかだぞ?
リラ「き、来た」
俺「何が来たんだよ」
リラ「正真正銘の化け物よ。もう逃げることは出来そうに無いわ。覚悟を決めて。なんとか耐えて応援を呼ぶのよ」
俺「魔物が出たのか?それに応援を呼べってそこまでの相手なのか?自惚れちゃいないが下手な団員より力は有ると思ってるんだが?」
リラ「あんなのA級以上の団員じゃないと無理よ。だから耐えるの、なんとしてでも生き延びるのよ。」
俺「そこまでかよ・・・・」
 まじかよ。そんなやつと今から俺らは殺り合わなきゃいけねぇのか。もしかしたら死ぬかもな。ま、そんなのとっくの昔に覚悟を決めてんだけどな。
 ーー姉の殺されたあの日から。
俺「そうか。よし、やろう」
リラ「随分あっさりしてるのね?もっと色々文句を言うかと思ったんだけど?」
俺「バカ。んなもんとっくnーーー
???「mpjpap・・・・」
 俺はこれまでいろんな魔物と殺し合って来た。殺気に当てられるなんてこともよくある。だが、アイツがこの場に来た途端に俺は死を錯覚した。いや、死んだ。
 それは龍だった。四足の強靭な足、全身を覆う強固な鱗、すらりと伸びた尾はしなやかさと、強靭さをひめていそうだ。さらにさっき殺したワイバーンと同じ身体の位置に切り裂かれた傷痕がある漆黒の龍。
 身体中から血管が浮き出ていてまるで溶岩のような色の血液が循環している。
 この時初めて"圧倒的な死"を見た。その目は憎悪と憤怒、そして深い殺意に溢れた目をしていた。
 そりゃそうだ。俺の予想がただしけりゃ、この龍はさっき俺らが殺したワイバーンなんだから。
 それに俺の予想が正しけりゃあれは"超新生体"だ。
ーーー超新生体ーーー
 超新生体は極希に瀕死の魔物が爆発的なipウイルスの暴走により、肉体の限界を超えて甦った魔物の個体をさす。超新生体は一種のバーサーカー状態になるため、非常に強力な力と引き換えに個体差はあれど寿命は持って10分前後となる。
 
 俺「もしかして、さっき殺したワイバーンなのか?あの龍。しかも超新生体だろ?」
リラ「えぇ、多分ね」
 声を震わせながら答えるリラ
俺「ハハッ、こりゃ人生詰んだかもな」
 そんな軽口もこの場じゃ笑えない。実際に今のコイツなら俺らは一捻りだろう
リラ「いい?なんとしても生き延びるわよ」
俺「たりめーよ。こんなところで死んでたまるかっての」
リラ「今はあんたのその軽口が頼もしく思えるわね」
俺「ハハハ・・・・行くぞ」
リラ「えぇ」
 ーー人生最大の生死の分岐点、俺はここを乗り越える。
ワイバーン「GYAAAAAAAA!!」
俺「っ、くそッ!ちょこまかうごきやがってぇ!!」
ーー俺はフィジカルブーストを自身に施し大戦斧をクソトカゲ目掛けて投擲する。
ワイバーン「GYAAAAAAAA!!」
ーーそれをビル群を使って避けたクソトカゲ急旋回して突撃してくる。
女学生「ワイバーンの癖に速いわね・・・・反射盾!」
ーーリラがカウンター障壁を展開する。反射盾は相手の攻撃を30%相手に反射する色彩魔術だ。
ワイバーン「GYA!?」
 いきなりクソトカゲの放ったブレスが帰って来て驚いてやがる。ざまぁねぇぜ。ま、そこまでダメージはないだろうがな。
リラ「まだまだぁ!炎の狩猟犬隊!!」
ーー八匹のシェパード状の炎がクソトカゲ目掛けて空中を駆ける。フレイムハウンドドッグが避けもしないクソトカゲに噛みつき、爆破した。
ワイバーン「Gytagtatgmpawtwpap!!」
流石に効いたみたいだな、無様に叫びやがって。
リラ「もう、一丁!!」
ーー再び八匹のフレイムハウンドドッグがクソトカゲ目掛けて空中を駆ける。
 ーーーー掛かった。
 クソトカゲはフレイムハウンドドッグどもを避けて間抜けにビル群から出て来やがったぜ。さて、もうすぐ本命が帰って来る。それまでフレイムハウンドドッグズで囲っとけば終わりだな。あぁ~うざかったぜ、チョロチョロ動き回りやがって。
俺「リラ、そのままクソトカゲの身動きを封じてろ。その間に殺る」
リラ「分かってるわよ。いちいち上から目線で言わないで」
俺「へいへい」
よし、来た来た。
ーークソトカゲの後方に回転する何か
 そう、あれは俺が投げた大戦斧だ。これでもフィジカルブーストには自身があるからな。
ワイバーン「?・・・・!?」
チッ、気づかれたか。まぁいい。回りはフレイムハウンドドッグで囲まれてる。近づけば噛みつかれてそのまま連鎖爆発でお陀仏だ。
 ーーーーさぁ、真っ二つになりやがれ!!
ワイバーン「gmpmt!!!!・・・・agwg・・・・jpmqmt・・・・」
ーーまともに食らったクソトカゲがビル群の方に墜ちていく。
 俺「よし、討伐完了だな。にしても中々しぶとかったな」
リラ「ええ、そうね。ワイバーン種にしては頭が回るようね。其れより本部に連絡しておいて」
俺は「はぁ!?なんで俺なんだよ!」 
リラ「は?何言ってるの?あなた斧ぶん投げただけでしょ?」
俺「うっ」
 いや、確かにそうだけどよぉ。何か違くね?
俺「止めを指したのは俺だろう?」
リラ「なら、どうしてあなたのぶん投げた斧はワイバーンに刺さったんでしょうか?」
俺「うっ、そ、それは・・・・」
 痛いところを突いてきやがる。全くコイツには口で勝てそうにねぇわやっぱ。しっかしなぁ~、めんどくせぇなぁ~。もし、アイツが応答しに来たらと考えると寒気がする。あんな堅物と話してるとこっちまで髪型が七三になるっつーの」
リラ「声に出てるわよ」
俺「・・・・何処からだ」
リラ「"あんな堅物と話してるとこっちまで髪型が七三になるっつーの"って所かしらね?」
 Oh my got・・・・。ハハッ、なんてこった。これじゃあmybodyとmyfaceがgood-byeしちゃうよ☆
 ーーーハッ、危ねぇ。危うく仕事できるけど意味わからん英語使うから絡みづらい外資系のワンマン社長みたいなキャラに成り下がる所だったぜ☆、、、俺はもう駄目かもしれない・・・。
リラ「ーーーフ!」
リラ「ーーセフ!」
 ん?
リラ「ジョセフ!」
俺「あ?あぁ、すまん、考え事してたわ」
リラ「は?あんたが考え事?何を言っているの?病院、行っとく?」
俺「おい、どう言うことだ。あ?お前の中での俺ってなんなの?てか、俺の名前はジョセフじゃねぇ!どっからジョセフ出てきたんだよ」
 時々コイツは唐突にボケる。頭湧いてんのかね?というか俺が考え事してるのはそんなに可笑しいのか?
リラ「そんな事はどうでもいいの。其れよりも本部への報告の方が先でしょ?」
 いいのかよ!軽く流し過ぎだろ!まぁ、そうだが。
俺「はぁ、わかったわかった。俺が本部に連絡しとくから。お前はクソトカゲが一応死んでるか確認な」
リラ「了解。あ、ワイバーン墜ちてったのて、どっちだっけ?」
俺「向こうだ。それぐらい覚えとけ」
 ビル群の方を指差しながら愚痴る。これくらいの愚痴はいいだろう?今からアイツが出るかもしれん本部に連絡し無きゃならねぇんだぞ?
リラ「はいはい。じゃ、お願いね?」
俺「とっとと行け」
 肩を竦めながらやれやれだぜとでも言いたげな表情でビル群へ歩いていくリラ。腹立つわぁ。
 さて、こっちも連絡すっかね。あ~、気乗りしねぇ。
俺「ふぅ~。よし!腹くくってやんよ!」
 俺は通信機を取り出して本部への連絡ボタンを押す。
 Pーーーーーppp ppp ppp pp
本部「はい、こちら本部。ワイバーン討伐に向かわれた三年生のチームですね」
 っしゃぁぁああ!!アイツじゃねぇ!
俺「ああ、クソトkーーワイバーンは討伐完了だ」
本部「了解しました。こちらの方でもワイバーンの生命反応が途絶えたのを確認しました、お疲れさまです。本部に帰還してください」
俺「了解」
 通信を切る。ふぅー、やっと終わったぜ。
 にしてもリラのやつ遅くねぇか?クソトカゲが墜ちてった何処からここまでそんなに離れちゃいねぇだろ。一体どこでみちくsーーー
 ーーその時衝大きな撃音と共に何かが俺の横を通りすぎ近くの建物に激突した。
俺「ッ!?な、何だぁ?」
 一瞬で起こったことに頭が追い付かず混乱する。その時、何かが激突したであろう建物からリラが出てきた。
リラ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
俺「おいッ!何があったってんだよ!?」
リラ「今すぐここから離れるわよッ!」
俺「は!?何でだよ!?」
 意味がわからん。いきなりリラがすっ飛んできたかと思えばいきなりここから離れるって何なんだよ
リラ「アイツが来る前に早くここから離れなかきゃ!アイツが来たら死ぬわよ!」
俺「は?クソトカゲはもう倒したろうが。何焦ってんだよ」
リラ「いいからッ!!!!」
俺「!!」
 コイツがここまで焦ってるのを初めて見た。何か新しく魔物が発生でもしたのか?
ーーーーこの時もし、リラの言う事を聞いて早く逃げていれば。
???「mjmpjqjpjpwpjapwpjpdpwp!!!!」
 ッ!?何だ、今の。声、なのか? クソトカゲならいましがたぶっ殺したばっかだぞ?
リラ「き、来た」
俺「何が来たんだよ」
リラ「正真正銘の化け物よ。もう逃げることは出来そうに無いわ。覚悟を決めて。なんとか耐えて応援を呼ぶのよ」
俺「魔物が出たのか?それに応援を呼べってそこまでの相手なのか?自惚れちゃいないが下手な団員より力は有ると思ってるんだが?」
リラ「あんなのA級以上の団員じゃないと無理よ。だから耐えるの、なんとしてでも生き延びるのよ。」
俺「そこまでかよ・・・・」
 まじかよ。そんなやつと今から俺らは殺り合わなきゃいけねぇのか。もしかしたら死ぬかもな。ま、そんなのとっくの昔に覚悟を決めてんだけどな。
 ーー姉の殺されたあの日から。
俺「そうか。よし、やろう」
リラ「随分あっさりしてるのね?もっと色々文句を言うかと思ったんだけど?」
俺「バカ。んなもんとっくnーーー
???「mpjpap・・・・」
 俺はこれまでいろんな魔物と殺し合って来た。殺気に当てられるなんてこともよくある。だが、アイツがこの場に来た途端に俺は死を錯覚した。いや、死んだ。
 それは龍だった。四足の強靭な足、全身を覆う強固な鱗、すらりと伸びた尾はしなやかさと、強靭さをひめていそうだ。さらにさっき殺したワイバーンと同じ身体の位置に切り裂かれた傷痕がある漆黒の龍。
 身体中から血管が浮き出ていてまるで溶岩のような色の血液が循環している。
 この時初めて"圧倒的な死"を見た。その目は憎悪と憤怒、そして深い殺意に溢れた目をしていた。
 そりゃそうだ。俺の予想がただしけりゃ、この龍はさっき俺らが殺したワイバーンなんだから。
 それに俺の予想が正しけりゃあれは"超新生体"だ。
ーーー超新生体ーーー
 超新生体は極希に瀕死の魔物が爆発的なipウイルスの暴走により、肉体の限界を超えて甦った魔物の個体をさす。超新生体は一種のバーサーカー状態になるため、非常に強力な力と引き換えに個体差はあれど寿命は持って10分前後となる。
 
 俺「もしかして、さっき殺したワイバーンなのか?あの龍。しかも超新生体だろ?」
リラ「えぇ、多分ね」
 声を震わせながら答えるリラ
俺「ハハッ、こりゃ人生詰んだかもな」
 そんな軽口もこの場じゃ笑えない。実際に今のコイツなら俺らは一捻りだろう
リラ「いい?なんとしても生き延びるわよ」
俺「たりめーよ。こんなところで死んでたまるかっての」
リラ「今はあんたのその軽口が頼もしく思えるわね」
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