氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)

真木 輝

騎士王戦 予選 個人の部 ⑤

「ええ、準決勝を行う前に、昼休憩を挟みます」

「アリス、寮へ戻って話さないか?」

「ええ、いいわよ」

休憩時間は1時間30分ある

寮まで往復30分なので、休憩時間は約1時間ある

寮までは、もちろん歩きだ

走って体力を消費するわけにもいかないからだ

寮までは、何気ない日常の会話をしながら向かった

そして、寮についた

13分かかった

まぁ、予想どおりだ

「私が料理作るわね」

「あぁ、よろしく」

アリスの料理は本当に美味しい

王族のお姫様とは思えない

「はい、簡単なものだけど」

出てきたのは炒飯だ

「いや、ありがたいよ」

ありがたくいただく

「美味しい」

「本当、よかったぁ、初めて作ったから美味しくなかったら、どうしようかと思った」

「アリスの料理はいつも美味しいよ」

「秋風・・・」

アリスは物欲しそうな目で見てくる

「アリス、先にごはん食べてしまおうか」

「そ、そうね」

秋風は、アリスの料理をあっという間に平らげる

「トイレ行ってくる」

秋風が出て行った瞬間、アリスの顔が赤くなる

「あー、なんで私は先走ってしまったのー」

「秋風に引かれたらどうするのよ」

アリスはさっきの態度を後悔してるらしい

「アリス・・・・」

秋風が後ろにたっていた

「あ、秋風、今の聞いた?」

「アリスっ」

「きゃっ」

バタッ

秋風がアリスを押し倒した

「あ、あ、あ、秋風、な、な、な、何を?」

アリスはかなり動揺している

「アリス」

「は、はい」

「俺がアリスから離れると思ったのか?」

アリスは驚いた顔をしている

「い、いや、その・・・」

「あんな物欲しそうな顔して、はしたない女だって思われたかと思って・・・」

「そんなわけないだろ」

「俺は、あんな顔してるも含めて、アリスの全部が好きなんだ」

「秋風・・・」

「アリス・・・」

2人はディープキスをする

何回も何回も何回も

舌と舌が絡まり合う

アリスはトロンとした顔をしている

「アリス・・・」

秋風は、アリスの胸に手を伸ばした

その時

ピンポーン

インターホンが鳴った

「おーい、秋風ーいるか?」

「アリスっち、いる?」

秋風の部屋に仁が、アリスの部屋に優樹菜がそれぞれ訪れてきた

2人は顔を合わせ、すぐそらした

お互い顔を赤くしている

「仁、今行く、待ってろ」

「優樹菜、今行くわ、待ってて」

2人は慌てて、玄関に向かった

「秋風、もう行かないとまずいぞ」

「アリスっち、もう時間だよ」

2人は時間も忘れて、愛し合っていたのだ

「やばい、急ぐぞ、仁」

「急ぎましょ、優樹菜」

4人は試合会場まで、走って行った

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