選択権〜3つの選択肢から選ぶチートは!?〜

アキ・焔

ダンジョン攻略④

百層攻略した翌日、入り口から百層までワープした
転移魔法ではなく、このダンジョンの機能を使ってだ
今回の攻略目標階層は百三十階層にした

百一階層に着くと、今までのような普通の階層ではなく、木々がそこらじゅうに生えているステージだった
もちろんこの中に植物系の魔物もいるためキレイな花につられればそのままパクリと食べられるため注意をはらう必要がある
まぁ仮にパクリといかれてもすぐに脱出出来るので問題はないだろう

進んでいくとやはり分かれ道になっていた
巨大な木が連なっていて二方向のどちらかにいかなければならないらしい
さすがに行って外れて逆に行くのは面倒臭いので木の上に転移した
すると当たりは右方向だったのでそちらに進んだ
今まではあまり高さが無いので出来なかったのだが、この階層のように高さが大分ある所なら飛んで確かめられる

その調子でどんどん進んで行った
途中トレントやラピッドオウルというふくろうが出てきたりした
そして、百十階層に辿り着いた
中にいた敵を鑑定するとアルラウネという植物型の魔物だった
期待していた可愛い女の子という希望が打ち砕かれた瞬間だった
ドロッドロの顔をした老婆が杖もって木を動かして攻撃してくるのだ
本当に夢に出てきそうだ、少し吐き気が…

マリンの番だったのだが、頭から洗い流したら倒れた
まぁ水圧がえげつないので洗い吹っ飛ばしたが正解だろう

百十階層をクリアして百十一階層に行くと今度は森ステージではなく、マグマステージだ
とは言っても言うほど気温と暑くはないため大丈夫だが
魔物はサラマンダー等がいた
サラマンダーでもレベルは低いので今までの敵よりは強いがその程度だ

まぁ危なげなくクリアしていき百二十階層に着いた
中にいたのはサラマンダーだった
まぁでもレベルは道中出てきたのが大体二五~三十くらいだったのが四五で出てきた
フレアの番で相性があまりよくないのかな?なんて思ったが、それは杞憂だった
何故ならマグマステージだからかフレアの炎魔法の威力が上がっているのだ
結局敵の魔物は炭も残らず消えた

そして次の階層に行くとやはりステージの様子が変わっていた
今度は凍土ステージかとも思ったが、毒沼ステージだった
見れば分かるが一面紫色なのだ
試しにアイテムボックスにあるいらない物を紫色の水溜まりに投げ入れて見るとシューーという音がなって溶けた
まるで科学の実験に使う塩酸を強化したようだった

水溜まりはもちろん避けて進んで行った
途中にはやはり毒を持つ魔物が出てきて、ポイズンアントやポイズンマンティスなどとにかく毒の名前がついていて小さい魔物が沢山いた
正直うざいので俺とマリンとフレアの火魔法を敵を見つけた瞬間に打ちまくり一匹も近づかせなかった

そんな感じで今日の目的の百三十階層にたどり着いた
今回はリアンの番だ
敵はポイズンキラーマンティスと関係あんの?って感じのアンデット×5がいた
いやいや、まじで毒にも関係ないし何なのこいつ

リアンは特に気にした様子もなく、黒魔法を使い鞭を作り振り回して敵を倒していた
なお、この間にリアンは立っている場所を動いていない

今回はここまでにして一階まで転移をした
そして門番の人と会ってから王都まで転移した
中に入り家に向かうのではなく、今回はギルドに向かうことにした
と、いうのもダンジョンの素材が初日以外たまっているのだ
とりあえず全部ではないが一部売ることにした
ギルドに入り受付まで取り敢えず向かった

「こんにちは、ルミアさん」
「あ、こんにちはアキさん、本日はどのようなご用件でしょうか?」
「ダンジョンで獲得した素材を売りに来ました」
「わ、わかりました、ですがとりあえずギルドマスターを呼んで来るので少々お待ちください」

というわけで待たされた
どうしてだろう、素材を売ると言った瞬間顔が引きつっていたのは…

「何か避けられてんのかなぁ…」
「違うと思うのじゃ、多分量が多すぎるせいだとおもうのじゃ」
「そんなに多かったかなぁ」

何故だか従魔の三人がため息をついた気がしたのだが
気のせいだよね??

おっと、ルミアさんがエリーナさんを連れて来たようだ

「やぁアキくん、今回はどのくらいの量があるのかな?」

あれ?リアンの予想当たってた?

「三日分あるんですが今回は二日分出しますね、途中魔石が残らなくて拾わなかったりしたので量はそんなに無いと思いますよ」

少し安心した顔をしてくれた
その後裏の施設まで行きアイテムボックスにたまった今日以外の分を全て出した
すると、安心していたルミアさんとエリーナさんの顔が少しずつ驚きに染まっていた
あれ?何でだろう、確かに前の五倍ぐらいの量はあるが二日分だし下の階層で魔石が大きいという理由もあるのだが…

「これで少ないと言うか…」
「えっ、多かったですかね?」
「普通の冒険者はこれだけ集めるのに一ヶ月はかかると思うぞ、これだけ大きい魔石をこんなに集めるとはやはり規格外だな…、今日は寝れないか…」
「あ、別に明日じゃなくて三日後ぐらいでいいですよ」
「そうか、本当に助かるよ!」

何故か感謝された…
明日は潜らずに適当な依頼を受けることにしよう、流石にこれ以上集めるとギルドの職員さんに迷惑だろうし、倒れる人が出そうだからなぁ

結果今回の二日の報酬は150万にもなったのだった
初日に比べてものすごい増えたなぁ
どうせだしスレッド家の皆にプレゼントを買うことにした
もちろん、ミーニャさんにもね!




今回はここまでです!
一つ前に投稿した話しにコメントを頂けてとても嬉しかったです!
これからもどんどん書くので楽しんで頂ければ幸いです
感想や指摘等ありましたらコメントお願いします!

コメント

コメントを書く

「冒険」の人気作品

書籍化作品