僕と彼女の物語

りゅう

親友関係






ゆずがえいとのことが好きとわかってからずっと、ふうかはえいとのことを調べていた。

「やっぱり、ゆずには似合わないよ…」

調べれば調べるほど、えいとがダメな人間だということがよくわかる。




「ねえ、ゆず、あんたえいとのことが好きなの?」

部活帰り、ふうかはゆずに聞いて見ることにした。

「え?ふうかちゃん?何言い出すの?」

ゆずは顔を真っ赤にして慌てだす。
やっぱりか…ふうかはそう思いながらゆずを見つめていた。

「ねえ、えいとのどこがいいの?ゆずならもっといい人見つけられると思うけど」

「わからないけど、好きになっちゃったんだ、しょうがないよ…」

「なんであいつなの?なんで…」

「わからない、けど、ふうかちゃん、えいと君の悪口を言うのはやめて、私が好きな人を悪く言わないで」

「ゆず…やっぱりダメ、ゆずにはえいとよりいい人が…」

ふうかが何か言いかけたが泣いているゆずを見て口を止めた。

「ごめんね、ふうかちゃん、私行くね、」

そう言いゆずは走って帰っていった。

それからゆずとふうかはあまり話さなくなった。







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