女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

33話 嵐の前の静けさ(萌え)




おかしい。

おかしすぎる。

クラスマッチが終わって、少し経った頃のこと。

未だかつて無いおかしさが遊戯室ゆうぎしつの中にあふれていた。










10月7日。今日も俺は、理子と聖菜と一緒に登校していた。

わいわい言い合いながら登校していると、ふいに理子がこんなことを聞いてきた。

「ねぇ、大和。大和の好きなタイプってなに?」

「ん、格闘かくとうタイプかな。」

「いや、バケモンの話じゃなくて、好きな女の子のタイプ。」

「あぁ、そっちか。・・・うーん、何だろうな。考えたことなかったぜ。」

「ちなみに大和くん、元気な女の子って好き?」

聖菜が聞いてきた。

「んー・・・ま、好きかな。一緒いっしょにいて楽しいし。勇気もらえるし。」

「へ、へぇ~・・・そうなんだ。」

「おぅ。あ、でも」

「ん?」「なに?」

「ギャップもいいな」

「「ギャップ?」」

「あぁ。いつでも元気1000倍インピンミンみたいなやつが、たまにしおらしくしてたりとかすると、可愛かわいいなって思う。」

「か、かわ・・・な、なるほどね。」

「ねぇ、ヤマトから見て、理子たちはどんなキャラ?」

「そうだなぁ・・・理子は、いつでも元気な天真爛漫てんしんらんまんキャラってとこかな。聖菜は、しっかり者だけど、たまに抜けてるとこがあるから・・・おっちょこちょい?」

そう言うと、理子が

「なるほど。じゃあ、私がたまにしおらしくしたら、可愛かわいいのかな?」

「んー、どうなんだろうな。想像出来ん。」

「・・・そか。」

なんか知らんが、しゅんとしてしまった。・・・あれ、可愛くね?

そんなことを思っていると、聖菜がこんなことを言ってきた。

「ちなみにさ、雫ちゃんのキャラは?」

「雫はパイデカ変態。」

「死ね」「なんで!?」

「じゃあ奈緒は?」

小動物しょうどうぶつでたい。」

「死ね」「また!?」

「じゃあ、あの子は?クラスマッチの時、となりにいた。」

「加奈か。加奈は・・・愛より友情をとるタイプかな。こんな俺と仲良くしてくれているからな。」

「思いに気づけ鈍感どんかん」「どゆこと?」

なんか知らんけど、話がこじれてきてない?

「まぁいいや。はやく学校行こ?」

「行こ行こ~」

「おっそうだな。」

2人に引っ張られてながら、学校に向かった。












はい、放課後。授業?見せられないよ!

俺は部屋のドアを開けた。すると

「大和、遅いよ?」

優しく、ニコッと笑う理子がいた。





ゾクッと寒気さむけがした。    

なんだ?なぜ理子はしおらしくしている?

なんか・・・怖ぇ。なんかたくらんでそうで怖ぇ!










そして、冒頭ぼうとうに至るというわけ。

すごい空気に包まれてるぞ・・・。

「あ、あの・・・大和先輩。理子先輩、どうしちゃったのですか?悪いものでも食べたのですか?」

「言い方悪いなおい。」

理子を見ると、ニコニコとしているが、怒っていた。奈緒は後でぶっ飛ばされることだろう。

話を戻す。

きっと理子がこうなったのは、俺の朝の発言のせいだろう。まいったな・・・。

「なぁ、理子。」

「なに?大和。」ニコッ

「そ、そのな」

「?」ニコッ

い、言えねぇ・・・。でも言うしか・・・。ええい、大和よ!覚悟かくごを決めろ!

「俺はさ、いつもの理子がいいと思うぞ?確かに朝に、ギャップがいいって言ったけどさ、理子は理子だからいいと思う。だからさ、戻ってくれないか?」

「・・・。」

理子はだまってしまった。てか、俺の言葉、くさすぎじゃね?

「・・・っあははっ!」  

突然、理子が笑い出した。

「・・・大和は今の私が好きなんだよね?」

「え?あ、あぁ。」

「・・・えへへ////」

なんかれ出した。・・・なんだろう、とても可愛いと思ってしまった俺なのであった。


ネタがなさスギィby作者

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コメント

  • ミラル ムカデ

    お疲れ様です!

    3
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