女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

57話 ゲームで精神削るってやばない?




「加奈?それに、中守先生まで・・・」

「私が呼んだんだ~。5人じゃちょっと少ないし。」

「大和くん、楽しいことやろうとしてるらしいじゃん。」

「あたいらも混ぜてくれよ!」

楽しいことって・・・王様ゲームだぞ?

「王様ゲームだし、別に5人でもいい気がするんだけどな・・・。」

俺はなんとなくそういった。

「え・・・?」

「王様・・・ゲーム・・・?」

何故か、呼ばれて飛びててじゃじゃじゃじゃーんした2人がおどろいたような顔をしていた。

「え、知っててきたんじゃないの?」

「あたいはただ、聖菜ちゃんに呼ばれて・・・」

「ゲームするから来てくださいとだけ・・・」

「おい聖菜」

「・・・てへっ♪」

かわいいは正義、という言葉をご存知ぞんじだろうか。俺はその言葉に賛同さんどうしていない。

かわいいならなんでも許されると思ったら大間違おおまちがいだ。

まぁ、許すけど。

「で、やるのか?加奈。」

「ん・・・まぁ、やろうかな。ひまだしさ。」

「そうか。中守先生は?」

「私もやろうかな。楽しそうだし、ここの顧問こもんだし。」

あまり介入しないと言っていた気がするんだが・・・ま、いっか。

「決まりだね!じゃ、みんなくじもって!」

理子の合図でみんな椅子いすに座り、くじを掴んだ。

「じゃあいくよ?せーの、」



「王様だーれだ!」×7




「・・・ん、あたいか。」

加奈だった。

「んじゃ、加奈。命令は?」

「ん~・・・そうだな、最初だから軽いヤツで・・・」


「3番が特技とくぎ披露ひろうする!」

「3番・・・私ですね。」

3番は雫だった。

「雫ちゃんか。どんな特技を披露してくれるの?」

理子が身を乗り出す。まぁ、俺も気になるが。

「そうですね・・・こんなのはどうでしょう?」

雫は一枚の紙を取り出した。すると

シュババババッ!

高速で雫の手が動き、

「はい、出来ました。」

ものの20秒ほどで、折り鶴おりづるを完成させた。

「おお~」×6

「えへへ、高速折り紙です。」

「しかも、綺麗きれいに出来てる・・・。」

「お母さんのほうが早くできますけどね。でも、一応これが特技です。」

「しょっぱなからすごいものをみせられちまったな・・・」

「これは手を抜けないね・・・。」

俺たちは雫のすごさに感嘆かんたんしつつ、次きたらどうしようという、圧迫感あっぱくかんを感じているのだった。



「じゃー、次!」

くじを戻し、シャッフルしてからまた持った。

「王様だーれだ!」×7

「私ー!」

理子だった。

「理子か。命令は?」

「じゃあ・・・」





「1番が黒歴史くろれきし暴露ばくろする!」

「えげつねー!」

うわー、1番ドンマイじゃん。理子の餌食えじきになって・・・。

・・・ん?1番・・・。


「俺じゃんかよおぉぉぉぉぉ!!!」

「あはは、大和!ほら黒歴史を暴露だよ!」

「大和先輩!覚悟かくごをきめるのです!」

「大和の黒歴史かー、あたいも気になるな!」

「ちょ・・・お前ら・・・」

「大和くん、早く行ったほうがいいよ?」

「先生・・・」

「大和くん・・・がんば!」

「聖菜ぁ・・・」

「大和くん、ほらほら」

「うぐぐ・・・わかったよ!言うよ!」




「俺はっ!昔に!スーパーヤサイ人になる妄想もうそうとか、トレーニングをしてましたっ!!」

「あぁ、そういえば小学校の頃、運動にハマったとか言ってたっけね。」

「そうだよ!悪いか!なりたいじゃん、スーパーヤサイ人!戦闘力せんとうりょく1億とかなってみたいじゃん!」

「あぁ・・・うん、そう、だね・・・。」by聖菜

「はい・・・イイトオモイマス。」by雫

「大和先輩・・・。」by奈緒

「大和・・・。」by理子

「大和くん・・・。」by中守先生

「ははは、分かるぜ大和!やっぱなってみたいよな!」by加奈

「やめて・・・引かないで・・・。加奈、お前はいいやつだよ・・・。」

「え・・・あ、あぁ、うん・・・/////」

はは・・・立ち直れるかな、俺。

こんなのが続くのか・・・orz





コメント

  • tako-yan

    えーやばいやばい!
    パッ、パー出しとくパー出しとく。

    2
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