女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
77話 雪とクズと頂上決戦
その後は、聖菜に会ったくらいで特に何もなく学校に着いた。
余談だが、学校に着くまでに理子は5回も転び、雪に埋もれた。
聖菜は、雪玉を作っては投げ、作っては投げを繰り返していた。
大和「や、やっと着いた・・・。」
理子「うぅ、髪が雪だらけ・・・。」
聖菜「手袋びしょびしょ・・・。」
大和「あぁもう、俺が雪落としてやるからじっとしてろ。聖菜、お前は自業自得だろうが。」
聖菜「うぅ、そうだけどさぁ・・・。」
大和「ったく・・・。」パッパッ
理子「あ、ありがとう大和。」
大和「どんだけドジなんだ、お前は・・・。」
理子「褒めても何も出ないよ?。」
大和「今の言葉を褒め言葉として受け取っているのならば、お前の頭は相当終わってるぞ。」
理子「ガビーン!」∑(°口°๑)
なんてやり取りをしている間に、聖菜は手袋を絞っていた。
俺らは校庭に集まった。
そこには既に、ほとんどの生徒と先生がいた。
校長ってそんな偉いのかねぇ・・・あんな髪がお先真っ暗な人が・・・。
校長「えー、おほん。皆さん、おはようこざいます。」
校長が話し始める。が、
モブ1919「ふざけんな!雪の日に学校こさせやがって!ママに怒られるところだったじゃねぇか!」
と、ヤンキー。
モブ114514「雪の日に学校・・・実に不愉快だ。」
と、メガネ野郎。
校庭からはブーイングの嵐だった。
校長「泣くよ!?わし泣いちゃうよ!?」
前言撤回。全然偉くないし、ダサかった。
校長「もういいもん・・・暖房のきいた校長室でゲームでもやっちゃうもんね。雪で寒さに凍えるがよい!」
な、なんてクズだ・・・。完全に、舐め腐ってやがるぜ・・・。
モブ先「え・・・えーと・・・それでは、雪の日に体を動かそうの会、開会です。」
ネーミングセンスまでゴミだった。
もう、校長変えちまえよ。
先生らの合図でみんなバラけ、それぞれの遊びを始めた。
大和「・・・さて、なにすっかね。」
俺は途方に暮れていた。
すると
ボフッ!
大和「おわっ!?」
俺の背中に何かが当たった。
そっちの方を見ると、そこには雪玉を抱えた奈緒の姿があった。
大和「な、奈緒・・・?」
奈緒「フッフッフ・・・大和先輩、私と勝負するのです・・・。」
大和「し、勝負はいいが・・・。」
奈緒は、いつもとは全く違うオーラを放っていた。
奈緒「もし私が勝ったら、キスをしてもらうのです!もちろん、ディープな方の!」
大和「な!?」
奈緒「さぁ、受けるのですか、受けないのですか?受けないなら、ヘタレと見なすのですよ!」
カチン
その言葉により、俺の何かが外れた。
大和「誰がヘタレじゃ!あぁいいさ、受けてやろうじゃねぇかよ!かかってこいやあぁぁぁぁ!!」
こうして、俺と奈緒の頂上決戦が始まった。
(モブの番号に深い意味は)ないです。
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