女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

132話 うぶすぎる母、稲木佳穂




その後、鈴の用は本当にそれだけだったらしく、俺は鈴とともに部屋を出ようとした。

小鈴「えへへ、おにぃ~。」ギューッ

大和「お前なぁ・・・。」ガチャッ

部屋のドアを開けた、その時だった。




佳穂「あら、ずいぶんと早かったのね。」

大和「えっ・・・母、さん?」

佳穂「小鈴、全部聞かせてもらったわよ。」

小鈴「ぅえぇ!?」

佳穂「まぁ、とりあえず。・・・家族会議かぞくかいぎよ。」

大和&小鈴「\(^o^)/オワタ」

今日はさわがしくなるぜ・・・。




俺と小鈴はリビングに連れてかれ、椅子に座らせられた。

5人用のテーブルには、すでに父さんが座っていた。

佳穂「・・・それじゃ、家族会議を始めるわよ。」

母さんはそう言いながら、お菓子と紅茶を置いた。俺にはそれが、刑事けいじドラマでよく見る、カツ丼と同等どうとうに思えた。

大和「えっ、と・・・その、何から話せば?」

佳穂「そうね、こっちから何個か質問するわ。」

大和「・・・そ。」

俺は軽くため息をつきながら、改めて父さんと母さんをみた。

佳穂「さて、まず聞きたいのだけど・・・ちゃんと、あれはやってるんでしょうね?」

大和「あれ?」

小鈴「お母さん、あれってなに?」

佳穂「それは・・・その。あれよ・・・ひ、ひに・・・・・・ん。」

その瞬間、俺達は母さんがとんでもない勘違かんちがいをしていることに気づいた。

ダメだこいつ・・・早く何とかしないと・・・。

大和「いや・・・あのさ。俺と鈴は、そういう関係じゃないんだけど・・・。」

小鈴「そうだよ。まだその関係じゃないよ。」

蒼龍「まだ・・・だと?」

大和「ちょ、鈴!あぁ父さん、大丈夫。永久えいきゅうにそうならないから!」

小鈴「えー・・・。」ブーブー

お前はどっちの味方なんだよ・・・。

佳穂「・・・次。あなた達、どこまで行ってるの?」

大和「・・・どういうこと?」

佳穂「キス・・・とか、ハグ・・・とか。」

小鈴「どっちもやったよ。」

大和「事実だけど!事実だけどさ!!」

もう少し、言い方があるのでは?

蒼龍「・・・お前ら、付き合ってるのか?」
 
大和「ない。断じてない。」キッパリ

そこはきちっと言っておかないとな・・・。

なんか鈴がしょぼーんとしているけど、知らん知らん。

佳穂「・・・付き合ってもいないのに、キス・・・とかハグ・・・とかしたの?」

母さん、どんだけうぶなんだよ?

小鈴「ダメなの?」

佳穂「ダメに決まってるじゃない!」

蒼龍「・・・とりあえず、付き合ってないし、○○○○もしてないんだな?」

大和「直接的スギィ・・・。」

蒼龍「どうなんだ?あぁ?」ギロリ

父さんがにらんできた。怖ぇ・・・。

大和「ない。本当にない。」

蒼龍「・・・そっか。佳穂、これ以上はやめとけ。」

佳穂「あなた、でも・・・。」

蒼龍「まぁまぁ。変なこともしてないんだしさ。仲睦なかむつまじい兄妹のスキンシップってことで、目をつぶろうぜ。」

佳穂「・・・はぁ、分かったわよ。」

母さんは、しぶしぶといった感じでうなづいた。

た、助かったぁ・・・。

ふと、父さんを見ると、こっちに向けてグッと親指を立てていた。

・・・父さんも変な勘違いしてないよな?まさかな・・・。



コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆

・颯★改さん
「大和君・・・小鈴ちゃん・・・君達にこの言葉を送ろう。
愛の前に法律など有って無きもの!
あーっはっはっはっはっは!!!」

→小鈴「はい!分かりました!」

大和「本気にするからやめちくりぃ・・・。」




今日から修学旅行しゅうがくりょこうです!楽しんできますね~。(白目)

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コメント

  • ぷそライク零

    (°□°)/<ハイ!センセー!(蒼龍)○○○○にはナニが入るんですかー!!

    1
  • アニメ好き不登校

    てことはしばらく投稿しないんですか?

    1
  • ミラル ムカデ

    コンドーム買ってあげよーか?大和くん

    1
  • 颯★改

    楽しんできてねぇ〜

    1
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