女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

173話 妹とメイドさんと母




小鈴「ほらおにぃ!こっちこっち!」

大和「ったく、お前は本当に元気だよなぁ・・・俺はねむいよ・・・。」

小鈴「お寝坊さんが何言ってんの?・・・っと、これとこれと・・・。」

大和「あのなぁ・・・ってもう聞いてねぇか。」

俺はため息をつきながら、鈴が買い物を終えるのを待った。




・・・おせぇ。

母さんもそうだけど、女の人ってみんな、買い物が好きなのか?あれからもう、1時間近いぞ・・・。

そう思っていると、やっと鈴が店から出てきた。

小鈴「お待たせ!」

そういう鈴の手には、小さな紙袋が2つあるだけ。でその量で1時間?と思ったが、キレられても嫌だから、何も言わないことにした。

大和「・・・って、あれ?鈴、その髪留めどうしたんだ?朝・・・っていうかさっきまでしてなかったろ。」

小鈴「おぉ、そこに気づくとは・・・さすがおにぃ。そこの店で買って、そのまま付けただけだよ。」

大和「ん、そか。似合ってるぞ。」

小鈴「んもぅ、そんなこと言っても何も出ないよ?」ドゴッ

大和「思いっきり手が出てるんですがそれは。」

小鈴「さてっと、次はこっち・・・あ。」ピタッ

それまで止まることを知らなかった鈴が急に止まった。

大和「ん?どうした?」

小鈴「・・・ううん、なんでもない。こっちいこ?」

鈴が指さしたのは、さっきとは逆の方向だった。

大和「え、さっきあっちって・・・。」

小鈴「いいから。」

何かおかしいと思いあさ、俺は周りをぐるっと見渡した。・・・そして、自分の考えのはかさに落胆らくたんした。

・・・その場所は、あの時に俺が刺されたところだった。

大和「・・・俺に気を使ってくれてるのか?」

小鈴「・・・だって、おにぃ・・・。」 

大和「そういうのは大丈夫だぞ。あっちに行きたい店があんだろ?」

小鈴「う、うん。でも、迂回うかいすれば行けるから・・・。」

大和「時間の無駄だろ。俺は大丈夫だから。・・・な?」

小鈴「・・・うん。」

俺は鈴の優しさに心を打たれながらも、それをさとられぬように行動した。




大和&小鈴「「ただいま~」」

あのあと店に行って、遅めの昼飯を食べてから家に帰った。

・・・すると。

ジェリー「おかえりなさいませっ!」

大和「え、ジェリー!?」

てっきり母さんが出てくると思ったら、ジェリーが出てきたために驚いた。・・・しかも。

小鈴「なんでメイド服・・・?」

ジェリーが来ているそれは、アニメとかでよく見るメイド服だった。

ジェリー「おかあさまに、きさせてもらいました!」

佳穂「ふふ、可愛いでしょ?」ヒョコッ

母さんがリビングから顔を出した。

大和「まぁ、可愛いけどさ・・・なんで家にメイド服があるんだよ?」

佳穂「大和。大人にはね、大人の事情があるのよ。」

大和「あっはい。」

くわしく聞いてはいけないあれらしい。

佳穂「まぁ、あれよ。○○○○○○ってやつよ。」

大和「色々台無しだし、全部放送禁止用語ほうそうきんしようごだよっ!!」

ジェリー「まぁまぁごしゅ・・・やまとくん。そんなにきりきりしないで。」

大和「・・・ん?」

・・・なんか引っかかる。いつものジェリーって、こんな感じだっけ?・・・いや、違う!まさか・・・!

大和「お前、ちゃんと話せるようになったのか!?」

ジェリー「はい。いつまでも、かたことってわけにもいかないので。おかあさまに、おしえていただきました。」

大和「・・・あぁ、漢字はダメな感じか。」

ジェリー「かんじはむずかしいです・・・。」

大和「ま、あんま焦んなよ。」

ジェリー「はい・・・ところで。」

大和「ん?なんだ?」

ジェリー「ちょっとわたしについてきてください。ごしゅじんさま。」ボソッ

大和「あぁ、了解。」ボソッ

小鈴「何話してんの?」

大和「なんでも。母さん、ちょっとジェリーと上で遊んでくる。」

佳穂「はいはい。小鈴、ちょっと手伝って欲しいのだけど。」

小鈴「え~・・・。」

俺とジェリーは、俺の部屋に向かった。


コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆


・アニメ好き不登校さん
「Mじゃないゾ
年下の女の子達に蹴られたいの
つまり!変態!」

→なるほど、変態ですか。小鈴ちゃん、出番です。

小鈴「これを読めばいいの?えっと・・・年下の女の子にって・・・ロリコンさんですか?」ゲシゲシ


・澪燈さん
「ジェリー、僕は君をずっと覚えていたよ(キラン
再登場いつかなって待ってたのに
作者さんが出してくんないからキリンになっちまったよ
ということで、ジェリーちゃんをぼくにください(懇願」

→ジェリー「ありがとうございます!でも、わたしのごしゅじんさまは、ごしゅじんさまだけなので・・・。」

大和「おーおー、ジェリーはいい子やなぁ・・・。」


・颯★改さん
「作者さん、アニメ好き不登校さんを僕にください。(錯乱)



間違えました。あのクレープの店、実は前から3列目に僕が居るんですよ。
大和くんには迷惑かけられたなー(チラッ
これはあれだな!みんなのアイドルのジェリーちゃんの出番出すしかないなー!(チラッ」

→最初のは見なかったことにします。ジェリーをとりあえず登場させたので、次はジェリー回ですね。

大和「いつの間に、ジェリーがみんなのアイドルに・・・。」



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コメント

  • 吟遊詩人

    pixivにありそうなイラストの表紙に変わってて草
    謎の宗教団体の奇書風からなんで変えたんや…

    5
  • アニメ好き不登校

    新しいイラストいいですね!

    1
  • 澪燈

    大和って……
    ド級の鈍感なんて言葉じゃ表せないくらいのほんとに酷い鈍感だけど
    イケメンなんだよなぁ…モテるのも頷けちゃうんだよなぁ…
    まぁだからこそ爆ぜろと思うんだけどなはっはっは
    というわけで大和の毛という毛が抜け落ちるという悪夢を大和が見ますように(懇願

    1
  • 颯★改

    大和くんが上に来た所で、
    必殺★キャトルミューティレーション!
    さぁ皆!今のうちに殺るんだ!
    アニメ好き不登校さん、
    ソレは約束し兼ねるな何故なら僕は・・・
    おっと、こんな時間に誰か来たようだ。

    1
  • みょん

    大和~



    ちょっと来てもらおうか(`_´メ)

    1
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