186話 回想シーンの入り方に難あり

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あの後、なんとか聖菜を引き離し、短冊を飾った。

俺の俺のあの短冊は、「世界中の全ての人が幸せになりますように」という、とても大規模なものとなってしまった。

皆で一緒に短冊を飾っている姿は、誰から見ても「あぁ、青春してますね」といった感じだった。

･･･ちなみに、飾る時にちらっと見えたんだが、全員の短冊の1つ以上に、俺の名前があったことは、きっと気のせいだろう。･･･だよね？

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時はバカみたいに進み、一週間後。

ついに･･･来てほしくて来てほしくない、夏休みが。

いつも通りの校長の話を、右で聞いて左で受け流す作業をしつつ、俺の頭は、宿題と遊びのことでいっぱいとなっていた。

宿題のことは前のことで分かってるとして、遊びは何なのか？そう思っている人もいるかもしれないが、それは数日間にさかのぼる。

てか今日まで時を流しておいて数日前のことを回想させるとか、もうk

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理子「大和、デートしよう！」

大和「は？」

5人「あ？」

それは、突然だった。今までそういうことを言われなかったために、俺は少し固まってしまった。

大和「･･･今、なんて？」

理子「だから、デートしよう！」

5人「許しません。」ｽｸｯ

みんなが立ち上がり、理子を睨にらんだ。

理子「い、いや、違うよ？えっと･･･そ、そう！全員、1人ずつデートしてみたらって思ってさ！？」

理子･･･パニクりすぎだろ。

聖菜「･･･そう。つまり、全員１回、大和くんとデートするってこと？」

理子「そ、そうそう！皆、あんまり2人でいることないでしょ？だから、今後のためにも、1回デートした方がいいんじゃないかな～って！」

雫「それはいいアイデアですね！」

加奈「座布団1枚だな！」

愛菜「･･･座布団、ない。」

奈緒「せんべいでいいと思うのです。」

聖菜「せんべい食べちゃった･･･。」

理子「話を逸そらすな！」

理子が怒鳴った。

大和「えっと･･･あのさ、俺の頭が追いついてないんだが･･･つまり、俺はどうすればいいんだ？」

理子「みんなと、デートすればいいの。日にちをずらして、1人ずつね。茶化すの禁止、飛び入り禁止。完全に、2人きりにするの。」

大和「別にそれは構わんが･･･俺、あんまりデートプランとか練れないんだが？」

理子「こっちで考えるってことで。みんな、それでいい？」

聖菜「大和くんとデート出来るなら、なんでも。」

雫「同じく。」

奈緒「私も賛成なのです！」

加奈「あたいも！」

愛菜「･･･私も。」

理子「決まりだね！」

大和「あぁ。･･･あんまり過激なのは無しな？」

6人「･･･。」ﾌﾟｲｯ ｼﾗｰ

大和「何故黙るっ！？」

理子「ダイジョウブ、ワカッテルヨ。」

大和「こっちを向いて喋れ！というか片言ォォォォ！」

･･･嫌な予感しかしなかった。

とまぁ、こんなことがあり、俺の頭には、「成績」というワードが抜け落ちているのだった。

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中守「･･･もう、言うこともないよ。いつも通りだね。」

大和「･･･はい。」

いつも通りだった。

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コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆

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澪燈さん
「いつも面倒いコメントやってるのに
ちゃんと返してくれる作者さんほんとすこ笑
俺も密かに短冊かけとくか
ん？すでにかかってるな。えっと、「大和が胸張って幸せと言える人生を歩めますように」だって
よかったな！」

→楽しいコメントばかりなので、オールグリーンです笑

大和「うれしい限りだな。でもな、俺の人生はもうとっくに幸せなんだぜ？理子をはじめとしたハレム同好会の皆や、鈴、ジェリーに好かれて、慕われて。これで幸せじゃないなんて言ったら、いなくなっちまった人達に失礼だからな。･･･だからこそ、皆にはもっと幸せになって欲しいんだ。」

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・颯★改さん
「月兎は少し悩む振りをして首に手を回すと、
大和をビンタしこういった。
「いつまでもウジウジしてんじゃねえ股間消し飛ばされたいのか？」
ﾀﾞｯ!
ヒュン！
「サヨナラ大和！
こんにちは！舞子！」」

→大和「っ！？て、え？お前･･･ってもういない！？･･･あいつ、あぁいうキャラだったっけ･･･？てか、舞子って誰！？」

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・ミラル　ムカデさん
「くそ羨ましい！！
てか大和のにおいてなんやw」

→きっと、柔軟剤とボディーソープのいい匂いがするのでしょう。それに恋という名のスパイスも加わって、とても心地よい気分になるのでしょう。よし大和、殴らせろ。

大和「何度嫌だと言えば気が済むっ！？」

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