異世界転移した俺がやることは?
第25話 闘技大会⑧
遅くなってほんとーにすいません!テストだったり国家資格の試験だったりが重なって勉強漬けになり全く更新できませんでした...
今後もこういう風なことになったりすることがありますのでどうぞよろしくお願いします(*・ω・)*_ _))ペコリン
「楽しめそうだ」
創魔が呟いた。入ってきたのは創魔と一緒にこちらに召喚された勇者たちだった。創魔はおもむろに『無限収納』からフード付きのコートを取り出しそれを羽織ってフードを目深く被った。
「ソウマ様、何をしていらっしゃるのですか?」
「あぁ、実はあいつらちょっとした縁があってな。あいつらに会うのはもうちょっと先がいいかと思って。ついさっきここに大きい魔力を持ったヤツらが着いたから俺のことは見られてないはずだから、今フードを被ったって訳だ。」
「ソウマ様にも色々都合がおありのようですね。」
創魔とエシリアが話していると司会が入ってきた少年少女の集団の説明を始める。
「彼らはギリオス王国で召喚された勇者たちです!」
その瞬間観客席が数秒ザワザワし、そのすぐあとに大きな歓声となった。
「彼らは既に王国騎士の団長とやり合える程の実力だそうです。これは見ものです!」
「では、勇者代表、エルネスト代表、ステージに上がり準備をしてください!」
創魔は司会からそう言われステージに上がっていく。そしてエシリアに向かって、
「んじゃ、楽しんでくる」
「ふふふっ♪勇者相手に楽しんでくる...ですか。流石ですね♪」
「まぁ全力でやる気は無いさ、あいつらが俺に本気を出させることなんて出来ないだろうし」
「ソウマ様の本気を見てみたい気もしますが。」
「俺が本気を出したりしたら観客も巻き込まれるからな。大量虐殺がしたいわけじゃないから本気はまた今度見せれたら見せるよ。」
「分かりました。では、頑張ってくださいね!」
「あぁ、頑張るよ」
創魔はそう言い終え、ステージに上がる。
「両者代表が決まったようです!まずは紹介しましょう!勇者代表 香川興毅選手!対するエルネストまだ1試合も出場していないのでその実力は未知数、ソウマ選手!」
(そうか、名前言われるんだったな、そういうことなら偽名にしとけばよかったかな...あ、そういえば学園長にエントリーされてたから無理だったわ)
創魔がそんなことを考えていると興毅が、
「僕は強いよ、降参なら今のうちにしといた方がいいよ。怪我しないで済むからね。」
(こいつ調子乗ってんな...ムカつくからさくっと終わらせるのだけはやめよう。天狗になってるからその鼻へし折ってやるか)
創魔は喋らず首を横に振った。
「そうか、残念だ。じゃあ本気で潰しに行くからね」
興毅はそう言うと鞘から剣を抜いた。創魔は無限収納から神刀薄翅蜉蝣を出した。
「では、両者準備が出来たようなので始めていきましょう!では、試合...開始!」
試合が始まったがどちらも動かない。すると興毅が、
「この剣は聖剣デュランダルはあらゆるものを切り裂く、その刀では防ぐことは出来ないよ。」
創魔は興毅の発言を無視して、興毅を観察している。興毅は無視されたことに腹が立ったのか、顔を歪めて突っ込んでくる。
「ハァァァァァァァ!」
それは常人には目で追えないスピードだ。だがあくまで常人ならの話だ。創魔はしっかりと見えている。創魔は避けざまに足を引っ掛ける。興毅はそのまま転び転がっていく。
「ぐっ...」
創魔は人差し指クイックイッっとして挑発する。
「調子に...乗るなぁァァァァ!」
またもや何の捻りもない真っ直ぐな攻撃だ。次に創魔は興毅の剣を素手で掴み、ぐっと力を込めて破壊した。
「なっ...!?素手で...だと!?」
観客も言葉を失っている。そして創魔は興毅が持った中程から折れた聖剣を奪い、一瞬で治した。
「治った...?ハハハッ...こんなやつに勝てるわけない...」
興毅は諦めたように項垂れその場に座り込む。創魔はそれを見て誰にもバレぬように小さくため息をつく。
(これじゃあ強くなったかわからないな...上には上があるということを教えることが出来たがさすがにやりすぎか...)
【そうですね、そんなことするのは人間ではありえませんね。】
(それは剣を素手で破壊した方のことだよね?けして、あいつの鼻を折るどころかズタズタにした事じゃないよな!?)
【さぁ?どちらでしょうね】
(くっ...まぁ、とりあえずこの状況をどうするか...もう魔法で場外にいる仲間のところにとばすか!)
創魔は考えることをやめて無詠唱で風魔法の初級である、ウィンドボールで勇者が固まっているところに興毅をとばす。観客はようやく膠着がとけたようだ。すると司会が、
「し、試合終了!圧倒的な強さで勇者である香川興毅選手をくだした!ていうか、つよすぎじゃない!?素手でけんを破壊するとかありえないしそれを一瞬で治すのもおかしくない!?」
司会は取り乱して、本音がダダ漏れだ。
「えー、こほん。すみません、あまりの光景に取り乱してしまいました。それではこの後、表彰式がありますので選手の皆さんは控え室へ向かってください、30分後に係のものが呼びに行きます。」
創魔たちは控え室に戻っていった。その戻る途中、
「お疲れ様です、ソウマ様。流石でした。」
「ありがとう、まぁ疲れてはいないが」
「勇者相手にまだまだ余裕でしたね。」
「実際余裕だったしな。次に会う時にはもっと成長してるだろうから楽しみだよ。」
エシリアと話をしてながら控え室に戻った。控え室で待機している間はマールやリン、ルーグから質問攻めにあった。「あの早い動きが見えてたのか?」、「どうやって剣を素手で折ったのか?」、「どうやって剣を治したのか?」などなど...係の人が来るまで創魔は適当に答えていた。ようやく係の人が来た時には創魔は疲れきっていた。
「それではみなさん、只今から表彰式を始めますので付いてきてください。」
そう言われ、しぶしぶ質問を止めて係の人について行く。創魔はようやく解放されたと安堵のため息をついた。それを見てエシリアは苦笑していた。
「やっと表彰式か...。王様に頼むものを決めてなかったな。さて、何にするか...」
創魔は表彰式で何を望むのか...
皆さんお久しぶりです!いやー、冒頭で書いた通り色々重なりめちゃくちゃ忙しかったんですよ...勉強のし過ぎで死ぬかと思いましたよw まぁ今後はこんなに忙しくなることは無いと思います。では、今後も応援よろしくお願いします。(*・ω・)*_ _))ペコリ 次回も楽しみにしていてくださいね!
今後もこういう風なことになったりすることがありますのでどうぞよろしくお願いします(*・ω・)*_ _))ペコリン
「楽しめそうだ」
創魔が呟いた。入ってきたのは創魔と一緒にこちらに召喚された勇者たちだった。創魔はおもむろに『無限収納』からフード付きのコートを取り出しそれを羽織ってフードを目深く被った。
「ソウマ様、何をしていらっしゃるのですか?」
「あぁ、実はあいつらちょっとした縁があってな。あいつらに会うのはもうちょっと先がいいかと思って。ついさっきここに大きい魔力を持ったヤツらが着いたから俺のことは見られてないはずだから、今フードを被ったって訳だ。」
「ソウマ様にも色々都合がおありのようですね。」
創魔とエシリアが話していると司会が入ってきた少年少女の集団の説明を始める。
「彼らはギリオス王国で召喚された勇者たちです!」
その瞬間観客席が数秒ザワザワし、そのすぐあとに大きな歓声となった。
「彼らは既に王国騎士の団長とやり合える程の実力だそうです。これは見ものです!」
「では、勇者代表、エルネスト代表、ステージに上がり準備をしてください!」
創魔は司会からそう言われステージに上がっていく。そしてエシリアに向かって、
「んじゃ、楽しんでくる」
「ふふふっ♪勇者相手に楽しんでくる...ですか。流石ですね♪」
「まぁ全力でやる気は無いさ、あいつらが俺に本気を出させることなんて出来ないだろうし」
「ソウマ様の本気を見てみたい気もしますが。」
「俺が本気を出したりしたら観客も巻き込まれるからな。大量虐殺がしたいわけじゃないから本気はまた今度見せれたら見せるよ。」
「分かりました。では、頑張ってくださいね!」
「あぁ、頑張るよ」
創魔はそう言い終え、ステージに上がる。
「両者代表が決まったようです!まずは紹介しましょう!勇者代表 香川興毅選手!対するエルネストまだ1試合も出場していないのでその実力は未知数、ソウマ選手!」
(そうか、名前言われるんだったな、そういうことなら偽名にしとけばよかったかな...あ、そういえば学園長にエントリーされてたから無理だったわ)
創魔がそんなことを考えていると興毅が、
「僕は強いよ、降参なら今のうちにしといた方がいいよ。怪我しないで済むからね。」
(こいつ調子乗ってんな...ムカつくからさくっと終わらせるのだけはやめよう。天狗になってるからその鼻へし折ってやるか)
創魔は喋らず首を横に振った。
「そうか、残念だ。じゃあ本気で潰しに行くからね」
興毅はそう言うと鞘から剣を抜いた。創魔は無限収納から神刀薄翅蜉蝣を出した。
「では、両者準備が出来たようなので始めていきましょう!では、試合...開始!」
試合が始まったがどちらも動かない。すると興毅が、
「この剣は聖剣デュランダルはあらゆるものを切り裂く、その刀では防ぐことは出来ないよ。」
創魔は興毅の発言を無視して、興毅を観察している。興毅は無視されたことに腹が立ったのか、顔を歪めて突っ込んでくる。
「ハァァァァァァァ!」
それは常人には目で追えないスピードだ。だがあくまで常人ならの話だ。創魔はしっかりと見えている。創魔は避けざまに足を引っ掛ける。興毅はそのまま転び転がっていく。
「ぐっ...」
創魔は人差し指クイックイッっとして挑発する。
「調子に...乗るなぁァァァァ!」
またもや何の捻りもない真っ直ぐな攻撃だ。次に創魔は興毅の剣を素手で掴み、ぐっと力を込めて破壊した。
「なっ...!?素手で...だと!?」
観客も言葉を失っている。そして創魔は興毅が持った中程から折れた聖剣を奪い、一瞬で治した。
「治った...?ハハハッ...こんなやつに勝てるわけない...」
興毅は諦めたように項垂れその場に座り込む。創魔はそれを見て誰にもバレぬように小さくため息をつく。
(これじゃあ強くなったかわからないな...上には上があるということを教えることが出来たがさすがにやりすぎか...)
【そうですね、そんなことするのは人間ではありえませんね。】
(それは剣を素手で破壊した方のことだよね?けして、あいつの鼻を折るどころかズタズタにした事じゃないよな!?)
【さぁ?どちらでしょうね】
(くっ...まぁ、とりあえずこの状況をどうするか...もう魔法で場外にいる仲間のところにとばすか!)
創魔は考えることをやめて無詠唱で風魔法の初級である、ウィンドボールで勇者が固まっているところに興毅をとばす。観客はようやく膠着がとけたようだ。すると司会が、
「し、試合終了!圧倒的な強さで勇者である香川興毅選手をくだした!ていうか、つよすぎじゃない!?素手でけんを破壊するとかありえないしそれを一瞬で治すのもおかしくない!?」
司会は取り乱して、本音がダダ漏れだ。
「えー、こほん。すみません、あまりの光景に取り乱してしまいました。それではこの後、表彰式がありますので選手の皆さんは控え室へ向かってください、30分後に係のものが呼びに行きます。」
創魔たちは控え室に戻っていった。その戻る途中、
「お疲れ様です、ソウマ様。流石でした。」
「ありがとう、まぁ疲れてはいないが」
「勇者相手にまだまだ余裕でしたね。」
「実際余裕だったしな。次に会う時にはもっと成長してるだろうから楽しみだよ。」
エシリアと話をしてながら控え室に戻った。控え室で待機している間はマールやリン、ルーグから質問攻めにあった。「あの早い動きが見えてたのか?」、「どうやって剣を素手で折ったのか?」、「どうやって剣を治したのか?」などなど...係の人が来るまで創魔は適当に答えていた。ようやく係の人が来た時には創魔は疲れきっていた。
「それではみなさん、只今から表彰式を始めますので付いてきてください。」
そう言われ、しぶしぶ質問を止めて係の人について行く。創魔はようやく解放されたと安堵のため息をついた。それを見てエシリアは苦笑していた。
「やっと表彰式か...。王様に頼むものを決めてなかったな。さて、何にするか...」
創魔は表彰式で何を望むのか...
皆さんお久しぶりです!いやー、冒頭で書いた通り色々重なりめちゃくちゃ忙しかったんですよ...勉強のし過ぎで死ぬかと思いましたよw まぁ今後はこんなに忙しくなることは無いと思います。では、今後も応援よろしくお願いします。(*・ω・)*_ _))ペコリ 次回も楽しみにしていてくださいね!
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