クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
98話 言葉
取り敢えずこのヒールポーションを飲ませて………。
リリアさん気絶してるけど上手く飲んでくれるかな?
「リリアさん飲んでくださいよ?」
祈るようにそう言いながらぼくは、リリアさんを仰向けにし、首の後ろに僕の手を通してなるべく、ポーションを飲んみやすくなる体勢にしてあげた。
しかし、口の中に入れたポーションは喉を通ることなく口から零れ落ちてしまう。
「どうすれば………………時間がないのに。」
うーん。ポーションを何かで体内に送り込んであげないと………………。
……………あぁ!………いや、それはなぁ~。
いやいや!なにを考えてるんだ、それどころじゃないだろ。
緊急事態なんだ!救命活動なんだから気にしたらダメだ!
つまりやるしかない!マウストゥマウス!口移し!
………………焦ってて変なテンションになってたわ。
取り敢えず早く飲ましてあげよう。
僕はポーションを口に含みリリアさんに口移ししようと顔を近付ける。
するとリリアさんの目が開いた。
「………ここは?」
リリアさんは困惑したように周囲の様子を見て正面にいた僕に気付いた。
僕と目が合う。
「………?どうされたのですか?顔が近いです。」 
「い、いや~!別に何でもないよ!」
焦ってしまって、ついごまかしてしまった。
口にあるポーションは行き場を失ってしまったので、飲み込んだ。
すると、先程までの戦いでの疲れが、かなり楽になった。
なるほど、ここまで効果が即効で実感できる薬なんて流石異世界だな。
「リリアさんもヒールポーション飲んでください。背中の傷もかなり酷いですし、飲んだら大分楽になりますよ。」
「ありがとう………ございます……美月様。すいません…頂きます。」
リリアさんは何とか背を起こしてヒールポーションを飲んでいる。
これで安心だ。
そのまま、さっきリリアさんが倒れてからの経緯を伝える。
………………。
リリアさんがさっきから何も言わない。何でだろうか?
取り敢えず、逃げるための作戦会議をした方がいいかな?
「リリアさんどうしましょうか?いつまでもここに居る訳にはいかないですし、どのタイミングで脱出しましょうか?」
リリアさんにそう告げるが返答が中々返ってこない。
数十秒程悩んだ様子を見せるとそのあと意を決したような様子で話始めた。
「美月様……よく聞いてください。」
?………なんだろう?
「私はさっきの戦いで………背中の傷ともうひとつ………横腹にも一撃………攻撃をくらってしまいました。」
そう言いながらリリアさんはメイド服を捲り脇腹を見せてくる。
!リリアさんの脇腹はセリアから受けた魔法のせいで真っ青になっていた。
ただ、氷の塊に当たっただけで、ここまで酷い傷跡が残ることはないと……思う。
「その傷は………。」
「すいません…………。当たり所が悪くて………肋骨が2、3本……折れてると………思います。それでもしかしたら…………折れた骨が内臓を……傷付けている……かもしれません………………。」
「じゃ!じゃあ!尚更ヒールポーションを飲まないと!あと2本あるから早く飲んでください!!」
「ヒールポーションに…………体を治す力は…………ありません。ただ体力が………回復するだけです。」
そうだった…………前にダンジョンの3層に潜ってた時にエミリア王女が言ってたじゃないか、「[ヒール]の効果は体を活性化されて体力を回復させることだけです。まあ、体を活性化させるので傷の再生速度も少しははやくなります。ですが所詮、そのまま放置しておくよりはマシと言ったところでしょう。」って!
つまり同じくヒールの効果のあるヒールポーションにも傷を治すことは難しいということか…………。
「どうすればいいんだ………………。」
思わず声が出てしまう。
すると寝ているリリアさんが上半身を無理矢理起こして、こっちを見て言う。
「………………私を囮に使って逃げてください。」
リリアさん気絶してるけど上手く飲んでくれるかな?
「リリアさん飲んでくださいよ?」
祈るようにそう言いながらぼくは、リリアさんを仰向けにし、首の後ろに僕の手を通してなるべく、ポーションを飲んみやすくなる体勢にしてあげた。
しかし、口の中に入れたポーションは喉を通ることなく口から零れ落ちてしまう。
「どうすれば………………時間がないのに。」
うーん。ポーションを何かで体内に送り込んであげないと………………。
……………あぁ!………いや、それはなぁ~。
いやいや!なにを考えてるんだ、それどころじゃないだろ。
緊急事態なんだ!救命活動なんだから気にしたらダメだ!
つまりやるしかない!マウストゥマウス!口移し!
………………焦ってて変なテンションになってたわ。
取り敢えず早く飲ましてあげよう。
僕はポーションを口に含みリリアさんに口移ししようと顔を近付ける。
するとリリアさんの目が開いた。
「………ここは?」
リリアさんは困惑したように周囲の様子を見て正面にいた僕に気付いた。
僕と目が合う。
「………?どうされたのですか?顔が近いです。」 
「い、いや~!別に何でもないよ!」
焦ってしまって、ついごまかしてしまった。
口にあるポーションは行き場を失ってしまったので、飲み込んだ。
すると、先程までの戦いでの疲れが、かなり楽になった。
なるほど、ここまで効果が即効で実感できる薬なんて流石異世界だな。
「リリアさんもヒールポーション飲んでください。背中の傷もかなり酷いですし、飲んだら大分楽になりますよ。」
「ありがとう………ございます……美月様。すいません…頂きます。」
リリアさんは何とか背を起こしてヒールポーションを飲んでいる。
これで安心だ。
そのまま、さっきリリアさんが倒れてからの経緯を伝える。
………………。
リリアさんがさっきから何も言わない。何でだろうか?
取り敢えず、逃げるための作戦会議をした方がいいかな?
「リリアさんどうしましょうか?いつまでもここに居る訳にはいかないですし、どのタイミングで脱出しましょうか?」
リリアさんにそう告げるが返答が中々返ってこない。
数十秒程悩んだ様子を見せるとそのあと意を決したような様子で話始めた。
「美月様……よく聞いてください。」
?………なんだろう?
「私はさっきの戦いで………背中の傷ともうひとつ………横腹にも一撃………攻撃をくらってしまいました。」
そう言いながらリリアさんはメイド服を捲り脇腹を見せてくる。
!リリアさんの脇腹はセリアから受けた魔法のせいで真っ青になっていた。
ただ、氷の塊に当たっただけで、ここまで酷い傷跡が残ることはないと……思う。
「その傷は………。」
「すいません…………。当たり所が悪くて………肋骨が2、3本……折れてると………思います。それでもしかしたら…………折れた骨が内臓を……傷付けている……かもしれません………………。」
「じゃ!じゃあ!尚更ヒールポーションを飲まないと!あと2本あるから早く飲んでください!!」
「ヒールポーションに…………体を治す力は…………ありません。ただ体力が………回復するだけです。」
そうだった…………前にダンジョンの3層に潜ってた時にエミリア王女が言ってたじゃないか、「[ヒール]の効果は体を活性化されて体力を回復させることだけです。まあ、体を活性化させるので傷の再生速度も少しははやくなります。ですが所詮、そのまま放置しておくよりはマシと言ったところでしょう。」って!
つまり同じくヒールの効果のあるヒールポーションにも傷を治すことは難しいということか…………。
「どうすればいいんだ………………。」
思わず声が出てしまう。
すると寝ているリリアさんが上半身を無理矢理起こして、こっちを見て言う。
「………………私を囮に使って逃げてください。」
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コメント
自称脳筋wwww
┐(´∀`)┌ヤレヤレ
ペンギン
これは...あれですね
美樹ちゃんならいけるのでは?
白猫ゼロ
主人公弱すぎて萎える
ノベルバユーザー206525
主人公無力過ぎません?
ノベルバユーザー231017
なんかシリアス…