クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
138話 必要事項と雑談
「で、本題なんですが、エミリア王女は僕達がこの島を出るにあたって、どんなことに気を付ければいいと思いますか?」
「すいません。まずお願いなのですが私の名前を呼び捨てにしてもらえませんか?……もう王位も失って王家から追放された身ですし、エミリア王女と言われるのは………むず痒いと言いますかなんと言うか…………。」
「それもそうですね。………エミリアさん……で良いですか?」
「はい。構いません。それでは私も美月さんとお呼びしましょう。………それでは、お話の続きですがまず絶対に必要な条件は[遮蔽]のスキルですね。その高すぎるステータスを衆人の目に晒すのは無駄に厄介事に巻き込まれるリスクを高めるだけですね。………ですが、ヒスイ様以外は[遮蔽]をお持ちみたいなので、あとはヒスイ様だけですね。」
「いや、ヒスイは妖精だからこの島から出られないんだ。だから[遮蔽]は全員問題ない。」
「そういえばヒスイ様は妖精でしたね。………となると他に必要なのは………船と食料でしょうかね。ここから元々私達がいた大陸まで一週間は掛かります。船を作ったとしても直線で大陸に戻れるわけではありません。最悪の場合海流に流されて何ヵ月か海をさ迷う可能性も考慮に入れて沢山の食料を作る必要がありそうです。」
「船ですが…………まあ、頑張ってなんとかやってみますか。木材なら山ほどありますし、何度でも作り直せばいいですし。食料の方は今日から溜め込んでいくことにしましょう。」
「あとは…………私用の話になるのですが、この島を出るまで少し時間を明けてほしいです。」
?なんでだ?
「そのぉ…………言い辛いんですが、私達地方の大貴族の商船に乗せてもらってこの近海まで来たのですよ。なので恐らく数日間はこの島の近海で様子を見ているはずです。なので貴族の商船が帰るまでこの島を出たくないです。」
「なるほど、折角死んだってことになっているのに貴族に鉢合わせしたんじゃ台無しですもんね。」
「まあ、こんな感じですかね。あとは………何か気になることとかありますか?」
うーん。
疑問になること…………。
あ!そういえば、僕とリリアの種族について何も反応がないですね…………気付いてないのかな?
そう思うと嗜虐心が湧いてくるなぁ。
「あ、エミリアさん。僕とリリアの種族を見てみてくださいよ。」
「はい?どうゆうことですか?………まぁ良いです。えーと………魔人族…………魔人族っ!どうゆうことですか!?そ、それに鬼人族!一体どうなってるんですか!?」
あぁ~やっぱり気付いてなかったのか。
にしてもこの人の反応は、最高だなぁ。
僕達のパーティーは僕とラズリ・ヒスイがボケで、リリアとニキスは僕が言ったことならどんなことでもツッコまずに真面目に返答するから、こうゆう反応は新鮮だなぁ。
二人は美月様(マスター)なら当然です!えっへん!みたいな感じだからな。
事情をかいつまんで説明する。
「な、なるほど………だから[高位鑑定]を[高位遮蔽]してたんですね。…異世界に来てからすぐなのによくそこまで頭が回りましたね。」
「ハハハハ…………。命が掛かってますからね。」
「魔人族なんて初めて見ましたが、人間の変異種族なんですね。私も今まで魔族の一種かと思っていました。それにリリアに至っては魔族なんて……私は魔族の方も初めてお逢いしましたし、まさか人間と魔物の間に産まれた存在だったなんて知りませんでした。」
え?
それっておかしくないか?
「それって[高位鑑定]を持っている人物が魔族を見たら分かることですよね?魔人族は人数が少ないですし、正体が広まってないのは分かりますけど、魔族なんかは数も多く居るはずですし、幾らでも[高位鑑定]を使う機会が有るんじゃないですか?」
「いえ、美月さんはご存知ないかもしれませんが[高位鑑定]は本当に貴重なスキルなのですよ。ガイドミル王国では政府の人間では3人美月さんを合わせてもたった四人しか居ません。当然スキル所有者は重要なので戦場等に出したりしません。なので魔族を調べる機会も少なくて世間にそれが広がってないのではないでしょうか?」
ほーん。なるほどなぁ。
まあ、初めて見たどんなアイテムもその効果が分かるし、どんな人物かも簡単には使えるように読み取れるなんて、普通にチートだもんな。
「では、雑談もそこまでにして、色々なことを考慮した結果、今後のスケジュールとしては、一週間後に出発することを目処にして準備でいいかな?」
「異議なし。(異議なしです!)」
「すいません。まずお願いなのですが私の名前を呼び捨てにしてもらえませんか?……もう王位も失って王家から追放された身ですし、エミリア王女と言われるのは………むず痒いと言いますかなんと言うか…………。」
「それもそうですね。………エミリアさん……で良いですか?」
「はい。構いません。それでは私も美月さんとお呼びしましょう。………それでは、お話の続きですがまず絶対に必要な条件は[遮蔽]のスキルですね。その高すぎるステータスを衆人の目に晒すのは無駄に厄介事に巻き込まれるリスクを高めるだけですね。………ですが、ヒスイ様以外は[遮蔽]をお持ちみたいなので、あとはヒスイ様だけですね。」
「いや、ヒスイは妖精だからこの島から出られないんだ。だから[遮蔽]は全員問題ない。」
「そういえばヒスイ様は妖精でしたね。………となると他に必要なのは………船と食料でしょうかね。ここから元々私達がいた大陸まで一週間は掛かります。船を作ったとしても直線で大陸に戻れるわけではありません。最悪の場合海流に流されて何ヵ月か海をさ迷う可能性も考慮に入れて沢山の食料を作る必要がありそうです。」
「船ですが…………まあ、頑張ってなんとかやってみますか。木材なら山ほどありますし、何度でも作り直せばいいですし。食料の方は今日から溜め込んでいくことにしましょう。」
「あとは…………私用の話になるのですが、この島を出るまで少し時間を明けてほしいです。」
?なんでだ?
「そのぉ…………言い辛いんですが、私達地方の大貴族の商船に乗せてもらってこの近海まで来たのですよ。なので恐らく数日間はこの島の近海で様子を見ているはずです。なので貴族の商船が帰るまでこの島を出たくないです。」
「なるほど、折角死んだってことになっているのに貴族に鉢合わせしたんじゃ台無しですもんね。」
「まあ、こんな感じですかね。あとは………何か気になることとかありますか?」
うーん。
疑問になること…………。
あ!そういえば、僕とリリアの種族について何も反応がないですね…………気付いてないのかな?
そう思うと嗜虐心が湧いてくるなぁ。
「あ、エミリアさん。僕とリリアの種族を見てみてくださいよ。」
「はい?どうゆうことですか?………まぁ良いです。えーと………魔人族…………魔人族っ!どうゆうことですか!?そ、それに鬼人族!一体どうなってるんですか!?」
あぁ~やっぱり気付いてなかったのか。
にしてもこの人の反応は、最高だなぁ。
僕達のパーティーは僕とラズリ・ヒスイがボケで、リリアとニキスは僕が言ったことならどんなことでもツッコまずに真面目に返答するから、こうゆう反応は新鮮だなぁ。
二人は美月様(マスター)なら当然です!えっへん!みたいな感じだからな。
事情をかいつまんで説明する。
「な、なるほど………だから[高位鑑定]を[高位遮蔽]してたんですね。…異世界に来てからすぐなのによくそこまで頭が回りましたね。」
「ハハハハ…………。命が掛かってますからね。」
「魔人族なんて初めて見ましたが、人間の変異種族なんですね。私も今まで魔族の一種かと思っていました。それにリリアに至っては魔族なんて……私は魔族の方も初めてお逢いしましたし、まさか人間と魔物の間に産まれた存在だったなんて知りませんでした。」
え?
それっておかしくないか?
「それって[高位鑑定]を持っている人物が魔族を見たら分かることですよね?魔人族は人数が少ないですし、正体が広まってないのは分かりますけど、魔族なんかは数も多く居るはずですし、幾らでも[高位鑑定]を使う機会が有るんじゃないですか?」
「いえ、美月さんはご存知ないかもしれませんが[高位鑑定]は本当に貴重なスキルなのですよ。ガイドミル王国では政府の人間では3人美月さんを合わせてもたった四人しか居ません。当然スキル所有者は重要なので戦場等に出したりしません。なので魔族を調べる機会も少なくて世間にそれが広がってないのではないでしょうか?」
ほーん。なるほどなぁ。
まあ、初めて見たどんなアイテムもその効果が分かるし、どんな人物かも簡単には使えるように読み取れるなんて、普通にチートだもんな。
「では、雑談もそこまでにして、色々なことを考慮した結果、今後のスケジュールとしては、一週間後に出発することを目処にして準備でいいかな?」
「異議なし。(異議なしです!)」
コメント
TNKt_k
リア友さんがヒスイを描いてくれました。
めっちゃ可愛いですね。
表紙変えときますね。
TNKt_k
これの一個前に私がしたコメントに【いいね】して貰えると助かります。
皆さんに見ていただきたいので………………。
活動報告やあとがきがあれば良いのですが………。
すいません協力お願いいたします。
TNKt_k
皆さんいつもコメントありがとうございます。
ありがたいことに最近、毎日誤字脱字やアドバイス、応援のコメントをいただいてます。
しかし、コメントの返信に手間取り、小説の更新が疎かになってしまってます。
コメントの返信がどれも一緒じゃ寂しいですが、長文にしては考える時間がなくなり本末転倒です。
そこで私としては、読者さんの中からランダムで返信させていただくか、皆さんのコメントに対する返信一括して答えるかどちらかにしようと思います。
勘違いしてほしくないのは、これは私がコメントを嫌がっているというわけでは無いことです。
厳しいご指摘を受けて「あ、なるほど………確かに」みたいな時もありますし、出来ればこれからもコメント頂けるとありがたいです。
普通の応援コメントも勿論嬉しいです( ≧∀≦)ノ
あとついでに[ティム]に関する種族の枠組みについては以前コメントで書いてるのでそれを参照下さい。
ねむねむ音夢乃
面白すぎて一気に読んじゃいました!w美月くん一行が国に帰ってからどうなるか気になる…
これからも頑張ってください!
気まぐれ人
面白くて一日で読破してしまいました。これからもたくさん面白い話を書いてくださいq(^-^q)