クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
167話行き先
「はぁ。これでようやく依頼達成か。」
「こいつ倒すのも大変だったけど、それよりは移動の方が大変だったね。わざわざこんなとこまで来ることになるとは。」
「他の人達は何処に行ってるんだっけか?」
「確か第2パーティーがガイドミル西の国境沿いでトレント狩り、第3パーティーは東でキリンググリズリー討伐だったとと思いますよ。」
「それで僕達は南か……。」
今クラスでは幾つかのパーティーに分けてそれぞれ冒険者ギルドで依頼を受け、魔物を討伐し実戦経験を積んでいる。
ただ、流石に遠い。
移動で二週間も掛かるとは思いもしなかったわ。
「じゃあレオンさん、依頼も終わりましたし、王都に帰りましょうか?」
「いや、このまま南下して国境線を越えてフエデリア帝国に行く。」
「なにか別の依頼なんすか?」
 
「君達の強さは結構なものになってきている。幾ら勇者様方とはいえここから先はそう簡単に強くなれない。」
確かに最近はレベルアップするのにもすごく時間が掛かって中々成果が見えずらい気がする……。
「そこで対人戦をしてもらって更にスキル面での強さを補強したいということさ。それに実際に魔族と戦えるかも知っておきたいしね。」
「それに実際に魔族と戦えるかも知りたいってどうゆうことなんですか?」
「彼等の見た目は魔物とは違い人間のそれに近い。初めて魔族と戦う人間の多くはそこで躊躇して殺されるらしい。だから対人戦で心構えを作っておこうってこと。」
「なるほど……。それは分かりましたが何故わざわざ他国に?別にガイドミル王国でも対人戦は出来るのでは?」
 
「騎士団長の僕が言うのもなんだけど、ぶっちゃけガイドミル王国とフエデリア帝国の騎士の強さは桁が違う。真面目に強くなりたいなら、東大陸で一番適してるのはフエデリア帝国なんだよ。そして、五ヶ月後にはあの国で武道大会がある。国中の強いやつがそこそこ集まってくるから良い訓練相手になるぞ。」
対人戦か……私は剣道をやってたし抵抗無いけど他の人はどうだろうな。
「わ、私は……どうしたら?」
声を挙げたのは双音。
彼女はか索敵やトラップ解除系スキルしかもっていないから戦闘に適したスキルはない。
とてもではないが対人戦なんて無理だと思う。
「僕としては不参加で大丈夫だと思うけど?」
まあ、私も同じ意見。
そこに唐突に反対意見が上がる。
盗賊職の隼人君だ。
「正直言って僕の盗賊の職業には索敵やトラップ解除のスキルもあるし、それ専門で戦闘出来ない人間って微妙なんだよね。」
この言葉を聞いて勇義も同意する。
「確かに……、これから更に強い魔物と戦っていくのに自衛手段が無いのはなぁ。」
発言力の大きい勇義の言葉に他の人も続く。
「確かにね。私達が戦ってるのに後ろでただ立ってるってのもねぇ~?」
「僕としても守るべき人が減るとかなり楽になるけど。」
確かに現状は双音が直接戦闘に関して役立つことは少ないが、双音の[観察力強化]にはかなり助けられてるし、新しい使役獣が増える度に双音の戦闘スタイルは増えていくはず、いずれは戦闘に適したスキルを持つ魔物もティム出来るはず。
双音はパーティーメンバーからの言葉に怯えている。
彼女自身も自分が役に立てていないことに心を悩ましていたから尚更だろう。
「双音の[獣装師]の力を発揮出来る状況にはなってないじゃない。これから沢山の魔物と戦っていれば何れは戦闘系に強い魔物をティム出来るはずよ!」
すると私の声に続き夏蓮も声を上げる。
「双音ちゃんの職業は普通に考えて大器晩成型だと思うよ。戦術も無限に近い数構築できると思うし、終盤まで活躍出来る良いキャラだと思うよ。……ゲームなら。」
なんか意味は分からない言葉もあったけど、説得力はあった。
あと意見を行ってないのはレオンさんだけだけど……。
「僕か?僕はどっちでも良いよ。君達が決めるといい。」
「まあ、直ぐに決めなくてもいんじゃないか?取り敢えず武道大会会場に向かいながら魔物の補充をすれば良いんじゃないのか?それで武道大会の結果で様子を見るってことで。」
「ふっ。まあ良いけど。あんまり足引っ張らないでよね。」
相変わらず供花ちゃんは言葉がキツイ。
仲良くできないものかなぁ。
「まぁ、それならそれで構わんよ。じゃあフエデリア帝国に行こう。」
「こいつ倒すのも大変だったけど、それよりは移動の方が大変だったね。わざわざこんなとこまで来ることになるとは。」
「他の人達は何処に行ってるんだっけか?」
「確か第2パーティーがガイドミル西の国境沿いでトレント狩り、第3パーティーは東でキリンググリズリー討伐だったとと思いますよ。」
「それで僕達は南か……。」
今クラスでは幾つかのパーティーに分けてそれぞれ冒険者ギルドで依頼を受け、魔物を討伐し実戦経験を積んでいる。
ただ、流石に遠い。
移動で二週間も掛かるとは思いもしなかったわ。
「じゃあレオンさん、依頼も終わりましたし、王都に帰りましょうか?」
「いや、このまま南下して国境線を越えてフエデリア帝国に行く。」
「なにか別の依頼なんすか?」
 
「君達の強さは結構なものになってきている。幾ら勇者様方とはいえここから先はそう簡単に強くなれない。」
確かに最近はレベルアップするのにもすごく時間が掛かって中々成果が見えずらい気がする……。
「そこで対人戦をしてもらって更にスキル面での強さを補強したいということさ。それに実際に魔族と戦えるかも知っておきたいしね。」
「それに実際に魔族と戦えるかも知りたいってどうゆうことなんですか?」
「彼等の見た目は魔物とは違い人間のそれに近い。初めて魔族と戦う人間の多くはそこで躊躇して殺されるらしい。だから対人戦で心構えを作っておこうってこと。」
「なるほど……。それは分かりましたが何故わざわざ他国に?別にガイドミル王国でも対人戦は出来るのでは?」
 
「騎士団長の僕が言うのもなんだけど、ぶっちゃけガイドミル王国とフエデリア帝国の騎士の強さは桁が違う。真面目に強くなりたいなら、東大陸で一番適してるのはフエデリア帝国なんだよ。そして、五ヶ月後にはあの国で武道大会がある。国中の強いやつがそこそこ集まってくるから良い訓練相手になるぞ。」
対人戦か……私は剣道をやってたし抵抗無いけど他の人はどうだろうな。
「わ、私は……どうしたら?」
声を挙げたのは双音。
彼女はか索敵やトラップ解除系スキルしかもっていないから戦闘に適したスキルはない。
とてもではないが対人戦なんて無理だと思う。
「僕としては不参加で大丈夫だと思うけど?」
まあ、私も同じ意見。
そこに唐突に反対意見が上がる。
盗賊職の隼人君だ。
「正直言って僕の盗賊の職業には索敵やトラップ解除のスキルもあるし、それ専門で戦闘出来ない人間って微妙なんだよね。」
この言葉を聞いて勇義も同意する。
「確かに……、これから更に強い魔物と戦っていくのに自衛手段が無いのはなぁ。」
発言力の大きい勇義の言葉に他の人も続く。
「確かにね。私達が戦ってるのに後ろでただ立ってるってのもねぇ~?」
「僕としても守るべき人が減るとかなり楽になるけど。」
確かに現状は双音が直接戦闘に関して役立つことは少ないが、双音の[観察力強化]にはかなり助けられてるし、新しい使役獣が増える度に双音の戦闘スタイルは増えていくはず、いずれは戦闘に適したスキルを持つ魔物もティム出来るはず。
双音はパーティーメンバーからの言葉に怯えている。
彼女自身も自分が役に立てていないことに心を悩ましていたから尚更だろう。
「双音の[獣装師]の力を発揮出来る状況にはなってないじゃない。これから沢山の魔物と戦っていれば何れは戦闘系に強い魔物をティム出来るはずよ!」
すると私の声に続き夏蓮も声を上げる。
「双音ちゃんの職業は普通に考えて大器晩成型だと思うよ。戦術も無限に近い数構築できると思うし、終盤まで活躍出来る良いキャラだと思うよ。……ゲームなら。」
なんか意味は分からない言葉もあったけど、説得力はあった。
あと意見を行ってないのはレオンさんだけだけど……。
「僕か?僕はどっちでも良いよ。君達が決めるといい。」
「まあ、直ぐに決めなくてもいんじゃないか?取り敢えず武道大会会場に向かいながら魔物の補充をすれば良いんじゃないのか?それで武道大会の結果で様子を見るってことで。」
「ふっ。まあ良いけど。あんまり足引っ張らないでよね。」
相変わらず供花ちゃんは言葉がキツイ。
仲良くできないものかなぁ。
「まぁ、それならそれで構わんよ。じゃあフエデリア帝国に行こう。」
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コメント
ペンギン
早く美月と美樹を会わしてあげて〜...(個人的な願い)