クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
188話 ランクアップクエスト受注
「今日もお仕事お疲れ様です。今回のクエストクリアで美月さんのパーティーの皆さんにはCランクランクアップクエストを受けることができるようになりましたよ。」
「えっ!もうですか?幾らなんでも早すぎなきが……?」
今日のクエストも終わりクエスト達成を報告したところで受付嬢からランクアップクエストを受けれると聞き、リリアが驚きの声をあげる。
「いえいえ、美月さんのパーティーはクエスト達成率もかなり高いですし、討伐クエストに関して言えば依頼達成の圧倒的速さと魔物による現地被害の少なさがあります。ギルドとしても、皆さんのクエスト内容を高く評価しているんですよ。………まあ、それでも正直かなり早いんですけどね。」
「何かしら理由があるんですか?」
評価されるのは嬉しいけど、理由なしの評価は微妙な気分だ。
サリーさんは周囲を見回したあと顔を近付けて小声で話し出す。
「…………ここだけの話なんですけど、今美月さん達のパーティーの他にも一つのパーティーと二人の冒険者さんがCランクになる試験クエストを受ける予定なんですよ。そしてそれをそのランクアップのクエストを担当する試験官は当然Cランクの冒険者より強いの実力がいるわけでーー、Bランク以上の冒険者となると費用が…………特にこの街は大樹海以外は特に強い魔物が出ないから高ランク冒険者も少ないし。だから、ちょっと遅れてもう一度ランクアップクエストをさせるくらいなら一緒にさせてしまえ。と言うことなの。特にこの前のパラサイトポイズンプラントの件でギルドの出費も激しかったから………………。」
ただの節約か………。
まあ、それならいいかな?
試験で結果を示せばいいし。
そして、そんなサリーさんにエミリアさんが質問をした。
「それってあまり誉められた行為ではないですよね?私達に言って良いんですか?」
「あはは、本当は駄目なんですけど、皆さんには特別です。皆さんはこの短期間でここまでランクを上げたガレンディアの若手のホープですからね。私も期待してるんですよ?皆さんがAランクになることを。なので今回は恩を売っておこうと思っただけです。まあ、皆さんからしてみれば、デメリットもないですし、問題ないじゃないですか?」
「いいや…………。あると思いますけど……。」
エミリアさんの言うとおり確かにデメリットはある。
本来ならデメリットなんてものはないのだろうが、僕らのパーティーのみにはそれがあった。
まあ、単純な妬みだな。
本来は優秀な冒険者でも年単位の時間を掛けてDランクになり、ようやく中堅の冒険者と言われるようになる。
そのDランク冒険者にたかが1ヶ月前後でなり、おまけにギルド長からDランクになれるランクアップ用クエストを直ぐに受けることができる権利をもらった。
おまけにエミリアさんやヒスイの見た目から金持ちだと思われていて、ギルド長から、その特別な権利を金で買ったと思われているのだ。
そんな僕らは当然他のF~Dランク冒険者からは嫌われている。
まあ、事情を説明すれば良いんだが………それはラズリや僕の能力を無駄に公開することに等しい。
信用できる人、権力等を持っていて能力を教えるメリットのある人間以外に無意に能力を明かすというのも微妙だ。
まあ、別にバレていいんだけど………うーん。
そもそも説明しても信じてくれそうも無いしなぁ。
そして、先程サリーさんがCランク冒険者ランクアップクエストの話をしたことで更に僕らへの敵意が増した気がする。
「まあ、美月さん達の心配も分からないではないですが、ここガレンディアの冒険者ギルドの冒険者なら大丈夫ですよ。この国は農業主体の国家である影響か、国民の殆どが気が長く、温厚な性格です。彼らも思うところはあるでしょうが、静観するでしょう。そうなれば何れ美月さん達の実力が本物だと広まっていきますよ。」
………うーん。
まあ、今のところは実害はない………が居心地は非常に悪い位で済んでいる。
一応、全ての冒険者が僕らの事を嫌ってるわけでもないしな。
夜に冒険者ギルドで酒を飲んでいる比較的に歳上の冒険者達は、情報収集をしているときによく話すからか、僕らの事を良く思ってくれているらしい。
「お、おい!いまの話どういうことなんだよ!!」
あとはこいつのお陰で幾らか敵視の視線も減ってるかもな。
「俺らがまだFランクで足踏みしてるのに、なに勝手にCランクになろうとしてるんだよ!…もしかして不正してるんじゃないだろうなぁ~?」
…………やっぱりなんでもない。勘違いだったわ。
はぁ~。流石に反論をしようと思ったら、いつも通りヒスイが文句を言おうとしている。
しかし、
「ま、そりゃねぇよな。お前らはそんな奴じゃねぇし。はぁ~、。不正とは言わなくともランクを早くあげる近道とかコツとかねぇのかよ!」
「そんなものないよ。まあ、しいて言うならクエストを失敗しないというのが最もな近道だと思うけど?」
「クエストが簡単にクリア出来れば俺も困ってねぇんだよ!」
「あーもうレン!急に走り出さないでよ!………!あっ、こんにちは皆さん。もしかしてまたレンがご迷惑を?
…………やっぱりレンのお陰だな。
同級でこんなに差がついて一番腹が立つであろう新人のレンやヘテラさんが僕らの不正を疑わず、全力で頑張っているお陰で、先輩である他の冒険者も思うところがあるようで、人前で僕らへの悪口を口にできないみたいだ。
「こんにちは、レンとはただ挨拶してるだけですよヘテラさん。迷惑なんてないですから安心してくださいよ。」
「ちっ!余裕ぶりやがって!まあいいさ、近いうちに俺がお前に勝ってやるからよ。」
相手のすごさを知れば相手を認めれるところ、同期にランクで負け本当は一番悔しい筈なのにおくびにもださずその相手と仲良くできるところ、………………お前は本当に凄い奴だよ。
「あーくっそ!取り敢えずクエスト行くぞ!負けてられるか!」
「ちょっと待ってよレン!」
………………まあ、ちょっと性格に難ありだけどな。
「えっ!もうですか?幾らなんでも早すぎなきが……?」
今日のクエストも終わりクエスト達成を報告したところで受付嬢からランクアップクエストを受けれると聞き、リリアが驚きの声をあげる。
「いえいえ、美月さんのパーティーはクエスト達成率もかなり高いですし、討伐クエストに関して言えば依頼達成の圧倒的速さと魔物による現地被害の少なさがあります。ギルドとしても、皆さんのクエスト内容を高く評価しているんですよ。………まあ、それでも正直かなり早いんですけどね。」
「何かしら理由があるんですか?」
評価されるのは嬉しいけど、理由なしの評価は微妙な気分だ。
サリーさんは周囲を見回したあと顔を近付けて小声で話し出す。
「…………ここだけの話なんですけど、今美月さん達のパーティーの他にも一つのパーティーと二人の冒険者さんがCランクになる試験クエストを受ける予定なんですよ。そしてそれをそのランクアップのクエストを担当する試験官は当然Cランクの冒険者より強いの実力がいるわけでーー、Bランク以上の冒険者となると費用が…………特にこの街は大樹海以外は特に強い魔物が出ないから高ランク冒険者も少ないし。だから、ちょっと遅れてもう一度ランクアップクエストをさせるくらいなら一緒にさせてしまえ。と言うことなの。特にこの前のパラサイトポイズンプラントの件でギルドの出費も激しかったから………………。」
ただの節約か………。
まあ、それならいいかな?
試験で結果を示せばいいし。
そして、そんなサリーさんにエミリアさんが質問をした。
「それってあまり誉められた行為ではないですよね?私達に言って良いんですか?」
「あはは、本当は駄目なんですけど、皆さんには特別です。皆さんはこの短期間でここまでランクを上げたガレンディアの若手のホープですからね。私も期待してるんですよ?皆さんがAランクになることを。なので今回は恩を売っておこうと思っただけです。まあ、皆さんからしてみれば、デメリットもないですし、問題ないじゃないですか?」
「いいや…………。あると思いますけど……。」
エミリアさんの言うとおり確かにデメリットはある。
本来ならデメリットなんてものはないのだろうが、僕らのパーティーのみにはそれがあった。
まあ、単純な妬みだな。
本来は優秀な冒険者でも年単位の時間を掛けてDランクになり、ようやく中堅の冒険者と言われるようになる。
そのDランク冒険者にたかが1ヶ月前後でなり、おまけにギルド長からDランクになれるランクアップ用クエストを直ぐに受けることができる権利をもらった。
おまけにエミリアさんやヒスイの見た目から金持ちだと思われていて、ギルド長から、その特別な権利を金で買ったと思われているのだ。
そんな僕らは当然他のF~Dランク冒険者からは嫌われている。
まあ、事情を説明すれば良いんだが………それはラズリや僕の能力を無駄に公開することに等しい。
信用できる人、権力等を持っていて能力を教えるメリットのある人間以外に無意に能力を明かすというのも微妙だ。
まあ、別にバレていいんだけど………うーん。
そもそも説明しても信じてくれそうも無いしなぁ。
そして、先程サリーさんがCランク冒険者ランクアップクエストの話をしたことで更に僕らへの敵意が増した気がする。
「まあ、美月さん達の心配も分からないではないですが、ここガレンディアの冒険者ギルドの冒険者なら大丈夫ですよ。この国は農業主体の国家である影響か、国民の殆どが気が長く、温厚な性格です。彼らも思うところはあるでしょうが、静観するでしょう。そうなれば何れ美月さん達の実力が本物だと広まっていきますよ。」
………うーん。
まあ、今のところは実害はない………が居心地は非常に悪い位で済んでいる。
一応、全ての冒険者が僕らの事を嫌ってるわけでもないしな。
夜に冒険者ギルドで酒を飲んでいる比較的に歳上の冒険者達は、情報収集をしているときによく話すからか、僕らの事を良く思ってくれているらしい。
「お、おい!いまの話どういうことなんだよ!!」
あとはこいつのお陰で幾らか敵視の視線も減ってるかもな。
「俺らがまだFランクで足踏みしてるのに、なに勝手にCランクになろうとしてるんだよ!…もしかして不正してるんじゃないだろうなぁ~?」
…………やっぱりなんでもない。勘違いだったわ。
はぁ~。流石に反論をしようと思ったら、いつも通りヒスイが文句を言おうとしている。
しかし、
「ま、そりゃねぇよな。お前らはそんな奴じゃねぇし。はぁ~、。不正とは言わなくともランクを早くあげる近道とかコツとかねぇのかよ!」
「そんなものないよ。まあ、しいて言うならクエストを失敗しないというのが最もな近道だと思うけど?」
「クエストが簡単にクリア出来れば俺も困ってねぇんだよ!」
「あーもうレン!急に走り出さないでよ!………!あっ、こんにちは皆さん。もしかしてまたレンがご迷惑を?
…………やっぱりレンのお陰だな。
同級でこんなに差がついて一番腹が立つであろう新人のレンやヘテラさんが僕らの不正を疑わず、全力で頑張っているお陰で、先輩である他の冒険者も思うところがあるようで、人前で僕らへの悪口を口にできないみたいだ。
「こんにちは、レンとはただ挨拶してるだけですよヘテラさん。迷惑なんてないですから安心してくださいよ。」
「ちっ!余裕ぶりやがって!まあいいさ、近いうちに俺がお前に勝ってやるからよ。」
相手のすごさを知れば相手を認めれるところ、同期にランクで負け本当は一番悔しい筈なのにおくびにもださずその相手と仲良くできるところ、………………お前は本当に凄い奴だよ。
「あーくっそ!取り敢えずクエスト行くぞ!負けてられるか!」
「ちょっと待ってよレン!」
………………まあ、ちょっと性格に難ありだけどな。
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コメント
ミーウィ
ヘレンの話しのやつで「」が抜けている
白髪
そこがリリアの純粋性がでてていいところですからね。あとやっぱり友情成分があるとこれから先のレンくんとの絡みがとても気になり続きが読みたくなりました。お仕事も大事ですけど体には気おつけてくださいね、次の話も楽しみに待っています( ´ ▽ ` )/
ペンギン
色々と頑張ってください!
応援しています!
TNKt_k
以前アドバイスで友情成分あった方が良さげとアドバイス貰ったのでちょっと友情成分足してみました。
…………レン君が急に良い奴感出てきて違和感が………ちょこっとある……のかな?
今回のお休み回のリリアに地雷臭というコメントが来たので弁明させてください。
リリアは元冒険者でメイドという異色の人生です。
実は冒険者になる前は田舎で冒険者に憧れて自力で訓練をしていた設定です。
なので人生経験において恋愛経験と女の子としての価値観を知らず育っています。
なので完璧に見えて、時々抜けたところがある感じの設定です。
仕事がトラブル続きでヤバイです。
昨日と今日の仕事は操業に対する緊張とストレス腹痛でした
学生の皆さんに言いたいです。
私は後悔してます。(給料だけはいいけど)
自分の行動にさほど自信持てない人は、工場プラント管理はオススメしません
この仕事は、度胸があって、行動力ある人がいいと思います。