異世界に転生したらやっぱりステータスがチートだった。
1章 1,プロローグ
 ある日の朝であった。
その日は、俺が読んでいるライトノベルの最新巻の発売日だった。
自転車で駅近くの書店に行こうと思っていたのだ。
 いつも通っている道を自転車で漕いでいき、途中で赤信号に引っかかってしまった。
 ボーッと信号が青になるのを待っていたが後ろから犬の散歩をしに来ていた俺と同じくらいの高校生の女の子がいた。
その子は、綺麗な黒髪で髪の毛は肩ぐらいで切りそろえている。とても綺麗な女の子で、文句無しの美少女言えるだろう。
すると、突然犬が急に飛び出し道路に突っ込んで行った。女の子は急に犬に引っ張られリードを離してしまう。
 その時、犬が突っ込んでいる場所に大型トラックが行き良いよく来ている。
その運転手は見えていないようでスピードを緩めていないことがわかる。
 そんなことを頭の中で考えていたら体か急に動き出した。
 そして、この犬を助けなきゃって思いが頭の中に込み上げてきた。
 その思いに応えるように俺が道路に飛び出して犬を抱き上げた。
 そして、俺の背中から大型トラックが突っ込んで来た。
「ドォン!!!」
 ものすごく鈍い低い音が鳴り響いた。俺はトラックに轢かれた位置から5.、6メートルくらい吹っ飛ばされていた。
 道路のコンクリートに落ちるとき頭を打って血が出てきた。
(...あぁー……痛てぇー……これはもう終わりだなぁー……)
そんなことを思いながら徐々に意識が遠のいていくのがわかった。
 すると、犬の散歩をしていた女の子と助けた犬がこっちに近づいて行くのがわかった。 
 犬はトラックに当たる前に姿勢を低くしながら軽く投げた。
 すごく心配そうに俺を見て泣き叫んでいる。名前も知らない人なのに。犬も弱々しく泣いている。
(……犬助かってよかったなー………あぁー今日発売のラノベ読みたかったなぁ……)
そんなことを思っていると遠くから救急車の音が近づくのがわかった。
 きっと見た誰が通報してくれたのだろう。
しかし、救急車がつく前に俺の意識がなくなっていくのが分かった。
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