人間として転生した元創造神〜テンプレ通り、人生という名のストーリーを急ピッチで進めていく〜

ぱんれお

5話~王様になりました…意味わかんね




 さて、俺はなぜ国王になったのだろう。

全くもって理解が追いつかない…


 称号、『神々に愛されし者』を見られたからか?まさかこの世界で、この称号が優遇されるとは思ってもいなかったが……

 1歳児に国任せるって、この国も末だな!


 その時、俺の脳裏に1つの疑問が浮かんだ。『前国王』はどこへ行った________と

 俺は、その疑問に対する答えを求め、王室にある資料をあさる…

 そこには、前国王の生前記録が記されていた…なるほど、死んだのか……
 どうやって?殺された?ありえない…前国王はLv107の偉大のお方だ…

 なら…なぜ………

 俺は、資料をあさる手を止めず、思考する。
 ウィーキストに住んでいる中で最も前国王はレベルが高かった。
 人類史上最もレベルの高かった149には叶わなかったが、レベル100を超えた人物は歴代の中でもたった3人しかいない。

 つまり、前国王は大いに尊敬に値する人物だ。

 わずか29歳で『死』か……

そう思考すると同時に、俺の手が止まる。


 戦死……?


 戦争なんてしてたのか……俺たち市民は知らされてさえないぞ……

 なになに?隣国『ネクスト王国』に移動中の際、他種族による妨害を受け、兵士合わせ、10万人が死亡…生存者なし……か………


 は?他種族?そんなものまでいるのか?


 他種族…少し勉強するかぁ……


 そう思い、俺は王城にある図書室へと向かう。








 ここは……ほんとに図書室なのか?

俺がそう思うのも無理はない。なぜなら、図書室に入る前、ドアの近くの注意書きに書かれていた内容が

『・図書室では静かにしましょう。
 ・本は1人につき200冊まで借りることが         
 できます。
 ・図書室は、縦10横10高さ10の1000k         
 m3の立方体状の部屋となっておりま        す。
 ・飲食料、寝袋、遊び道具暇つぶしの                      持参をお願い致します。
 ・命の保証はありません(面倒事の責任   
 は取りません)。  』


 今からでも遅くはない…出よう。この体じゃ無理だ。ちなみに、ツッコむ内容はまとめておいた。

『・まともな注意書き1つしかねぇじゃん                          1つを除いて死の宣告じゃん
 ・200冊とか持てねぇよ邪魔だよ
 ・でけぇよ
 ・遊び道具は音なるんだよ矛盾してんだよ
 ・普通に怖ぇよ』


 そうして、俺は諦めて図書室を出…ようとした。が、意識が遠のく……

 「あぁ、美しい人…よくぞ来てくれた」
 「てめぇが勝手に呼び出したんだろ」
 「まあ、それは置いといて、種族について知りたいんだろぉ?」
 「なぜ…それを……」
 なぜなんて言ってみたが、実際は分かっている。こいつが覗いていたのだ。だが、俺はその『気持ち悪さ拒絶反応』によって認めたくなかった…本能的にも生理的にも……

 「分かりきったことだ…赤い糸は切れぬのだ!故に、互いのことを知っているのは自然の摂理!世界の秩序!当然であり必然の結果である!」
 「あ、そ。で?種族について教えてくんね?」
 「むぅ……あんたは何種族だと思う?」

 「そうだな……楽だから人族だけもいいかもしれんが、案外100種族とかぶっ飛んだ数の方が面白いかもな……」

 「なるほど……本来なら5種族しかなかったが、歴史を変えるとしよぉ!1000種族に!」

 「ん?なんか桁が……」


 こうして、俺の意識は戻った……のはいいものの。1000無理ゲーとかふざけんなよ!おもんねぇよ!!もっと面白くしろよ!殺せる量にしろよ!_______と、破壊神的思考を巡らせるのであった。




 読んでくれた方、ありがとうございました。
 毎度ながらの急展開…作者は、作者にも関わらず、ついていけてないです…………

 あ、でも、今のところ10話まで書き置きしているので、ストーリーを考えていないわけじゃないですよ!?ほんとですよ!

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