屋根裏見たら異世界降臨

ノベルバユーザー198902

8話 再戦と初戦

Aルート


「ふぁぁぁ早く起きちゃったかなぁ」


「あっおはようハルキさん!」


そう言ってニコって笑う。デジャブった気がる。


「さて、メネル行ける?」


「うん!ハルキさん行けるよ!」


「よしっじゃあ行こうか」


とこっとこっとこっ


「ここ壊れそうだね」


「あっ本当だ、叩いてみるね」


ドシャーン。一度聞いたことがある音が鳴り響いた。


「あっ未開拓エリアだ!」


「なんか忘れてる気がするんだよなぁ〜」


「まぁ行こうか!」


「うん… あっ思いだ」


???


「んっ?」


「えっ?」


「落とし穴ぁぁぁ」


地面が崩れ落ちるとともにハルキとメネルは下に落ちてった


「ふぅモンスターが下敷きになってくれて助かったぁ」


「ああ、これ右か左どっちに行く?」


「う〜んこっち!左行こ?エルフの感だけど」


変わらないな。そう思うハルキであった


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「これはボスの扉?」


「そうみたいだね、石版に書いてある、ボスの名前は…フリーズオブドラゴンらしいよ!」


やっぱり。変わってないってか変わるわけなか。


「よしっメネル行けるか?」


「私は大丈夫だよ!」


「ちなみに必殺技とかある?」


「あるんだけど魔力全部使っちゃうから」


「名前は?」


「ゴッドパワー・デスアローって言うんだ?」


「分かった、それで仕留めてくれ、最初は翼をやって飛べなくしたら詠唱して待機しといてくれ。」


「詠唱維持はできるかわからないけどできる限りやってみる!」


「頼んだっじゃあ開けるぞ」


ギィィィィ。聞いたことある音が鳴り響いた。


「さっさむぅ」


「寒いけど我慢だ。」


「よしっ羽を落としてくれ!俺は近接でやるっ」


ヒュッ


「よしっ翼はやったよ」


「OK、近接で詠唱までに減らし切るっ!」


何回攻撃を与えただろうか覚えてない。


「よしっ詠唱維持出来てるよ!」


よしここでジャンプ攻撃で大ダメージを与えよう


「とりっ???えっ?痛ぁぁぁ」


突如死ぬぐらいの痛みが来た。


「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」


尋常じゃない痛みが消え去ってゆく


「ハルキさん大丈夫?」


「あれ?メネル?ドラゴンは?」


「大丈夫だよ!ゴッドパワー・デスアローでなんとか倒した!ハルキさんのおかげだよ!
ありがとう!」


「いや、こちらこそありがとう!てか最後任せてごめん!」


「ううん大丈夫、それよりも何があったの?」


「体全体に痛みがあったんだ。死ぬほどの。はっ!」


「どうしたの?」


「もしかしたら一体、俺の分身が死んだかもしれないっ。その時の痛みかも」


「まさか。」


「何かあったかもしれない、急いで戻ろう」


・・・・・今日の朝・・・・・・・・・・・
Bルート


「よしっ完成した!」


「終わったぁ」


「落ちた先に衝撃で反応する爆弾も置いてあるし余裕だろっ」


周りもお疲れ様〜などの言葉を掛けあっている。
完成したのはちょうど本体が休息地を出た時だった


・・・・・1時間前・・・・・・・・・・・


どしんっどしんっどしんっ


「んっ?来たぞぉぉ!ゴーレムだぁ!」


それは四足歩行型のゴーレムだった。


「あれ?思ったより低いな。でもおかしい。」


記憶によれば見たときは二足歩行だったはず。その考えは落とし穴に落ちた音でかき消された


「あっ!落ちたぞ!」


落ちた瞬間、爆破音が聞こえた


「今だぁ!撃てぇぇ!」


もう一人の俺が叫ぶ


大砲の音が鳴り響く。ハンマーはいらなかっ…


「ん!?離れろぉぉぉ」


その時、光ったと思いきやゴーレムが二足歩行型に形態変化していた


「一定のダメージを与えると形態変化する感じか。よくゲームである感じだな」


「んっ!?上がって来た!?」


手でよじ登ってこようとする。二足歩行になったせいか、高さもちょうど5mあたりだ


「大砲撃てー!!!」


大砲で少しぐらつく程度か


「くっもう一人の俺っ!ハンマー準備!」


「分かってる!」


「おっ、りゃぁ!!」


ぐらついたが致命傷にはならないようだ


「やばい」


「撃てー!手を休めるな!」


「このままじゃ!全滅するっ!」


頭に何か文字が現れる。説明が難しい。魔法名は魔弾。一撃必殺の魔法だが必ず死亡する。


「なんだこの魔法?相性がいい魔法だな」


「確かにそうだな」


もう一人の俺も感じたらしい


「俺がその魔法を使おう。本体すまぬ」


「後は任せろ」


「この世の精霊よ、我が命と引き換えに最強の魔弾を作成せよ。」 【死の魔弾】


そう言って結晶のように砕けちるとともに発射された魔弾によってゴーレムも力尽き、結晶のように砕けちった。


「あっああ。」


「やったのか?」


「ああ確実的に。」


「うおおおおおおおお!!!」


村人全員が叫ぶ。


「遅かったか。」


そう確かにハルキの分身は聞こえた。

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