屋根裏見たら異世界降臨

ノベルバユーザー198902

3話 ウルフ族のナツ

「あっその~こんにちは」


「ハルキ、この人は?」


「あっ申し遅れました。名前はシリア・ウルフ・ナツと申します。よろしくです」


などと自己紹介を済ませておく。ちなみに驚いたのはみんな17歳と言う事とエルフは昔と違って寿命は人間と同じらしい。


「んで早速だが仲間になってくれ!急ですまんが仲間を探してるんだ!きっと、仲良くなれると思うんだ」


「仲間ですか。遠慮しと来ます。僕には先にやらなきゃいけない事があるので」


「やらなきゃいけない事?よければ手伝いますよ!」


と、メネルは言うが


「いえ、一人でやらなきゃ、いけないんで。ではナツはこれで。」


そう言って去っていく。


「う〜ん、ダメそうだね。でもなんか納得いかないな」


「全くだ。俺は決めたぞ!」


「なにを?」


「ナツを絶対仲間にする。仲良く慣れそうな気がするんだ!」


「ならまずはどうする?」


「店主に聞いてみようぜ!」


「おーいおっちゃん!」


「だぁれぇがおっちゃんだぁ?あぁ?」


「ひぃぃぃ嘘ですごめんなさい」


「分かればいいんだ。んで何の用だ?」


「さっきのウルフさんについて何か知ってます?」


「ほぉ情報が欲しいか。なら座れ。酒を飲みながら聞くもんだぜ。」


「へぇ〜。酒場はそういうものなのか」


「なら私とハルキに1杯ずつ酒をお願いします」


この世界では15歳から酒や煙草が大丈夫らしい。 


「毎度あり。であのウルフの情報か。最近ここにネクロマンサーが出現してると言う噂知ってるか?」


「ネクロマンサーか?やっぱりあいつはネクロマンサーだったのか。」


「はっ?お前ら会ったのか?」


「ああ。正しくは出くわした。だな!それで戦闘になったが強すぎてかなわず、スタコラだったというわけだ」


「なるほどそれで仲間を探してるのか。でもあいつ以外じゃ嫌なのか?」


「もちろん」と答える


「分かったよ、まぁあのウルフはこの街にネクロがいると聞きつけ来たらしい。何でも家族を全員そいつに殺されたらしくてな。仇討ちらしい。そういう噂の段階だけどな」


「わかった。情報ありがとう!」そう言い酒を飲み終える。


「さて、メネル帰る!?」


「うーんハルキ?ねぇ暑いからこれ脱がせて。」


上着を脱ごうとしながら上目遣いでそう言ってくる。


「はっ?」店主と声を揃える


「まてまて待て、脱ごうとするなぁぁぁ」


「まぁ俺ぇ的には嬉しいがそこの兄ちゃんが許さないみたいだしな」


「ちょっふざけたことを言ってないで助けて!!」


「ねぇハルキお願い〜」


「ちょっ店主!水、水!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「あっ起きたかメネル」


「あれ?ハルキ?」


「もう朝だぞ、まさか酔って寝ちゃうとは思わなかった」


「私寝ちゃたんだ、あっ朝風呂浴びてくるから待ってて」


「分かった、準備しとくよ」


さて、情報を整理しとくとナツは家族を全員ネクロマンサーに殺され、それの仇討ちにこの街へやってきたらしい。さてどうするか


「ふぅ、気持よかったぁ」


「おっ!お帰り〜」


「私は行けるよ」


「んじゃ行こうか」


何気ない会話をしながらダンジョンまで移動する。


「メネル止まれっ!」


「まだダンジョンじゃないよ?」


「違う。なにか来る。」


ドシンっドシンっドシンっと鳴り響く


「ホントだなにか来る。」


それがだんだんと姿を表してくる。


「って、巨大スケルトン!?」

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