屋根裏見たら異世界降臨
19話 1部しか使えない堕天使の力
「ひぃぃぃ」
見てるこっちが怖い。怒ってる理由はともかく戦闘を開始する。
「ハル!後ろからゴブリンの援軍が来てるよ!」
援軍は普通のゴブリンより、一回り小さいが何体も来ている。
「ちっ、ナツそっち頼んだ!」
「任せて」
そう言うと、同時に戦闘を開始する。それと同時にゴブリンが奪った剣を抜剣する。
「大丈夫。剣がなくたって充分に戦える」
実際、本当の事だ。この世界にきて身体能力はあがってる。どうやら、この世界の体になってきてるようだがそれに加え最近、堕天使の一部権力者になってから、さらに身体能力が上がっていた。
ゴブリンが剣を構えて戦う準備をする。
「問題はゴブリンが剣をどこまで使いこなせるか、おちょくってみるか」
一気に間合いをつめ右足で蹴りをいれるが、ゆうゆうと回避される。がそのまま流れで回転の勢いをつけながら左足からも一発。
「よっと」
いい手応えがあった。流石にゴブリンも回避できなかったようだ。
「っ!?」
驚いた理由は一切怯んでないからだ。
「魔法を使った感が、あるな。これは?」
【ソードタンク】効果は唱え終わった瞬間に、当てられたダメージを無効にする技。要はカウンターが簡単になったかわりに受けることしかできなくなったということだ。
「なんで、魔法が頭に浮かんだんだ?」
と。考えてるうちにゴブリンが剣を構え、向かってくる。
「うわっと。ひっ卑怯だぞっ!」
攻撃に気づかず、食らっていれば致命傷であっただろう。
「さてそろそろ決着をつけたいものだが」
なかなか山ゴブリンが、手強い。多分だがここの長的な存在だろう。
「グウェー」
ゴブリンが唸る。その瞬間剣をハルキの方に向け、突進技をかけてくる。
「へっ?」
かすかな違和感。剣に仮の堕天使の能力を乗っけた時に似てる。いや、そうだ。その能力が使えてる。
「見える。攻撃が」
そんな事をぼやいているとまたもや振り返り、突進技を仕掛けてくる。
「やっぱり。ここだっ!」
剣の切れない部分の斬撃を流す。その瞬間ゴブリンが、のけぞるのを予知、いや予想通りのけぞる。
「ヴェ?」
剣を流された、ゴブリンがはてなマークのうちに横っ腹を蹴っ飛ばす。
「ヴオェ」
声を出しながら、吹っ飛ぶと同時に剣を落とす。
「やっと落とした。って、まだ立ち上がるのか!?」
また立ち上がってくる。が、剣を持ったハルキには無意味だ。
「くらえ。【ダーク・スラッシュ】」
その瞬間、木と同時にゴブリンも、切られていく。射程も威力も変わり過ぎだ。
「うっ。」
いきなり脱力感が来る。多分効果が切れたんだろう。
「はぁはぁ・・・。それよりここどこだ?」
戦ってるうちに見知らぬ場所へ来てたようだ。
「ハルキ~!」
「んっ?メネルにナツ!」
メネルの後ろにナツも一緒に走ってくる。
「それよりなんでこんなに木が?まだ、切れた感じが新しいし。」
「あーその、俺がその~、手が滑りすぎてたまたまというか偶然というか」
「エルフの名において森を荒らすなんて許さないんだから。」
プンプンと顔を膨らます。
「その~ごめんなさい。許してください。」
ぺこっと素直に謝る。
「今回だけだからね?」
「お二人さんお話し終わりましたか?」
キレぎみのナツが急に聞いてくる。
「ああ?大丈夫だよ!とりあえず先行こうか」
歩きながら再び考える。
堕天使の能力。一部しか使えないはずなのにあの強さ。何よりも身体能力の限界をゆうゆうと、超える力。
自分で自分に怖い
この力を使うヴァーギル。そいつの強さは未知数。
さて、どうなることやら。
見てるこっちが怖い。怒ってる理由はともかく戦闘を開始する。
「ハル!後ろからゴブリンの援軍が来てるよ!」
援軍は普通のゴブリンより、一回り小さいが何体も来ている。
「ちっ、ナツそっち頼んだ!」
「任せて」
そう言うと、同時に戦闘を開始する。それと同時にゴブリンが奪った剣を抜剣する。
「大丈夫。剣がなくたって充分に戦える」
実際、本当の事だ。この世界にきて身体能力はあがってる。どうやら、この世界の体になってきてるようだがそれに加え最近、堕天使の一部権力者になってから、さらに身体能力が上がっていた。
ゴブリンが剣を構えて戦う準備をする。
「問題はゴブリンが剣をどこまで使いこなせるか、おちょくってみるか」
一気に間合いをつめ右足で蹴りをいれるが、ゆうゆうと回避される。がそのまま流れで回転の勢いをつけながら左足からも一発。
「よっと」
いい手応えがあった。流石にゴブリンも回避できなかったようだ。
「っ!?」
驚いた理由は一切怯んでないからだ。
「魔法を使った感が、あるな。これは?」
【ソードタンク】効果は唱え終わった瞬間に、当てられたダメージを無効にする技。要はカウンターが簡単になったかわりに受けることしかできなくなったということだ。
「なんで、魔法が頭に浮かんだんだ?」
と。考えてるうちにゴブリンが剣を構え、向かってくる。
「うわっと。ひっ卑怯だぞっ!」
攻撃に気づかず、食らっていれば致命傷であっただろう。
「さてそろそろ決着をつけたいものだが」
なかなか山ゴブリンが、手強い。多分だがここの長的な存在だろう。
「グウェー」
ゴブリンが唸る。その瞬間剣をハルキの方に向け、突進技をかけてくる。
「へっ?」
かすかな違和感。剣に仮の堕天使の能力を乗っけた時に似てる。いや、そうだ。その能力が使えてる。
「見える。攻撃が」
そんな事をぼやいているとまたもや振り返り、突進技を仕掛けてくる。
「やっぱり。ここだっ!」
剣の切れない部分の斬撃を流す。その瞬間ゴブリンが、のけぞるのを予知、いや予想通りのけぞる。
「ヴェ?」
剣を流された、ゴブリンがはてなマークのうちに横っ腹を蹴っ飛ばす。
「ヴオェ」
声を出しながら、吹っ飛ぶと同時に剣を落とす。
「やっと落とした。って、まだ立ち上がるのか!?」
また立ち上がってくる。が、剣を持ったハルキには無意味だ。
「くらえ。【ダーク・スラッシュ】」
その瞬間、木と同時にゴブリンも、切られていく。射程も威力も変わり過ぎだ。
「うっ。」
いきなり脱力感が来る。多分効果が切れたんだろう。
「はぁはぁ・・・。それよりここどこだ?」
戦ってるうちに見知らぬ場所へ来てたようだ。
「ハルキ~!」
「んっ?メネルにナツ!」
メネルの後ろにナツも一緒に走ってくる。
「それよりなんでこんなに木が?まだ、切れた感じが新しいし。」
「あーその、俺がその~、手が滑りすぎてたまたまというか偶然というか」
「エルフの名において森を荒らすなんて許さないんだから。」
プンプンと顔を膨らます。
「その~ごめんなさい。許してください。」
ぺこっと素直に謝る。
「今回だけだからね?」
「お二人さんお話し終わりましたか?」
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「ああ?大丈夫だよ!とりあえず先行こうか」
歩きながら再び考える。
堕天使の能力。一部しか使えないはずなのにあの強さ。何よりも身体能力の限界をゆうゆうと、超える力。
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