異界共闘記
同行
「忙しい時に、ほんとに面倒なことしやがって」
   2人の会談があった日の朝
   クロノスはレイの格好でいた
   3年前に冒険者となってから週二、三回冒険者として活動していたため今ではDランクとなっていた
   Cランクへの昇格試験の資格は持っているが、Cランクとなると指名依頼と強制依頼というものを受けなくてはならなくなる。
   指名依頼とは、依頼者が通常より割高で依頼を受ける人間を指定して依頼を出すものであり、
   強制依頼とは、魔獣大行進や戦争の際にその地の領主から出される依頼である。
   基本的には参加しなければギルド証は剥奪される。
   しかし、なんかしらの理由により参加が出来ない場合には領主の許可がおりた時のみ拒否が許される。
   このような事情があったためレイは昇格試験を受けずにいた。
   それでも、登録して以来、依頼成功率が100%ということでギルド員の中では有名人となっている。
   
   
   現在レイは、レイと似た銀髪の女性と共にストルペ領へと向かっている。
   その女性は宝石のような大きく美しい瞳が特徴的で身長は170cm程、日本にいれば間違いなく10人のうち9人は惚けてしまうような容姿をしている
   この女性は誰だと思うかもしれないが、《変身》を使って化けているサーガである。
   《変身》については元々存在しない魔法らしくレイが教えた。神獣の名は伊達ではなくあっという間に覚えてしまった。
「サーガ
   《変身》している間はお前のことをリズと呼ぶ。親戚の子供という設定でいく
   神獣も神のように性別が無いものだと思っていたんだが違ったのか?」
   
「いえ、その認識で間違いありません
   神獣にも性別という概念はありません
   
   男2人で行動してるのもどうかと思いこのような容姿にしましが
   なにか不都合がありましたか?」
「いや、お前がそれでいいならいい….
   それと、変な気は使わなくていい」
「承知いたしました」
   まあだが、その容姿はその容姿で厄介事を引き込むような気がしなくもないけどな…
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