神様の手違いで異世界クラス転移~この世界はめちゃくちゃだ!~
18話最初の村で
俺達は今歩いて旅をしている。
「なぁシスティーナ、この方角に進むとどこに着く?」
「え?あ、はい。えっとですね、この方角だと亜人族の多いアルトリア国ですね。ですが、すこしきょりがあるので近くの村で宿をとりながら行きましょう。…ゆ、悠斗はそ、その大丈夫ですか?その、村人達が信用出来ないから嫌だとか。」
「……それは大丈夫だよ。それにその件について少し考えたんだがその事については宿で話そうと思う。」
「そうですか。大丈夫なら良かったです。そう言えば、お金は大丈夫ですか?」
「あぁ、問題ないよ。ダンジョンから出た時にベータ消すついでにギルドで依頼完了して報酬もらってきたから。ついでに言うと、ランクも上がったよ。FランクからEランクに。」
「それはおめでとうございます。さすが悠斗ですね。」
「ありがとう。さてと、亜人族たちがいる国か。楽しみだなー。」
「悠斗は亜人、主に獣人族達に偏見とか持ったりしてないんですね。嬉しいことですが。」
「え?なんで?獣人族とか最高じゃん!」
(獣耳とかしっぽとか。あー、モフりたいなぁ。本心からそう思うわー。)
「へ、へぇー。そこまで気に入ってるのですか。少し妬けますね。」
「ごめんごめん、というか僕達の世界では獣人族とか嫌っている人は少ないと思うよ?……特に僕の友達だった直也達とかな?」
「そ、そうですか。なんか失礼なことを聞きましたね。すみませんでした。」
「べ、別にいいんだよ。直也達ははっきり言うと、信用していた方だし、友達だと思っているからさ。あいつらは例外だよ?あいつらにはほとんど素でいたからね。」
「そうですか。それは良かったです。」
そんな会話をしながら俺達は村へと向かった。
それから数時間後、村が見えてきた。………だが、近づくにつれて何人かの冒険者?らしき人達が村人と争っている感じが見えてきた。入口まで来ると、人だかりができていてそこの中心には男の子と女の子がいた。男の子は冒険者らしき人に対してはむかっており、女の子は怯えていた。そして冒険者らしき人は怒っていた。
「おう、このガキが!この俺にぶつかっておいて謝んねぇのか、コラ!!」
「それに兄貴の服に泥なんかつけやがって弁償しろや!」
「お前ら、落ち着け。……なぁ、ガキと嬢ちゃん。謝れば許してやったもののはむかってくるなら容赦はしねぇぞ?……今からでも謝れば許してやろう。」
「だ、誰がおまえらみたいな勝手なヤツらに謝ったりするもんか!それにぶつかってきたのはそっちの方じゃないか!そっちが謝れよ!」
「このガキが!兄貴が優しくしてくれるうちに謝っておけばいいものの!もう許さねぇ!いくぞてめぉら!やっちまえ!兄貴いいですよね!」
「……あぁ、構わん。殺せ!」
そんな感じになっていた。兄貴とかに許可を貰ったからか、男は剣を抜いて男の子に向けて剣を振るった。俺は、助ける義理はないなと思い、動かなかった。他にも理由はあるが、それは置いておく。
「しねぇぇぇ!!ガキがァァァァ!」
そう言い、剣を振るった。
男の子は腕に剣が掠ったがなんとか避けることに成功した。
「っ!いってー!だけど、こんなとこでくたばれるかー!俺は悪くねぇんだ!うぉぉぉぉ!」
そう言いながら、いかにもがらくたと言わんばかりの錆びかけている剣を手に突進して行った。だが、そんなものが冒険者達に通用するわけはなく、簡単に弾かれた。
「ふん!ガキが!舐めんじゃねぇぞ!そんなボロ剣で何が出来る!俺たちに逆らったことを悔やみながら死ね!」
そう言い、剣をさっきとは比べ物にならない速さで振るった。男の子はここまでと悟ったのか、避ける素振りをせずに、立ち尽くしていた。
ビュュュューーーン!!
かなりの速さで剣が振るわれた。男の子は自分はここで終わりだと目を閉じていたがいつまで経っても剣がこない。恐る恐る目を開けるとそこには驚きの現象が起きていた!
「おい、なんだあれ?剣が浮いている?あ、兄貴!何が起きているんですかい?」
「知るか!おい、これをやってるやつさっさと出てこい!コソコソとやってんじゃねぇぞ!堂々と出てこい!」
「…すまん、システィーナ。少し行ってくる。あいつの勇気に免じて助けてくるわ。」
「やっぱり悠斗だったんですね?分かりました。助けに行ってあげてください。」
そう言い、俺は中心まで出ていった。
「その剣を操っているのは俺だ!」
そういい剣を俺のところに引き寄せ、光となって消えていった。
「てめぇは誰だ!俺達はCランク冒険者のパーティー。俺はドーグで後ろにいるのは俺の可愛い子分であり、仲間でもある。てめぇは?見たところ、冒険者なんだろ?」
「あぁ、そうだ。Eランク冒険者の悠斗だ。」
「……Eランク風情が俺たちに逆らうのか?」
「それはやってみないと分からないよ?試してみる?もし、僕が勝ったら二度とこの村に近づくな!俺が負けたら、自由にしろ。それでいいか?」
「……てめぇは俺たち4人を一気に相手するつもりか?舐めてんのか?コラァ!いいだろう、その話に乗ってやる!ただし、調子に乗ったことを後悔させてやる!相手が負けを認めるまででいいな?」
「あぁ、構わない。いつでも来い!」
「言われなくても!いくぞてめぇら!やっちまえ!」
「「「おす!兄貴!了解しました!」」」
そう言い、四人一気にはむかってきたが、俺は全て華麗に躱し、剣を30ぐらい作り、魔力で操り、冒険者たちに向けて、かする程度で収まるよう狙いをつけて発射した。
「「「「……お、おい!なんだよあれ?そんなのありか?グァァァァァ!!」」」」
ドーグ達の周りにすごい音と、砂埃が埋めつくした。砂埃が晴れると、ドーグ以外気絶した。俺はドーグに剣を向けて
「負けを認めるか?」
と言葉を放った。
「……あぁ、俺たちの負けだ。約束通り、二度とこの村には近づかねぇよ。……てめぇは本当に何者だ?」
「Eランク冒険者だが?」
「そうかよ。じゃあな。」
そう言い、男3人をかつぎ、出て行った。
すると、
「お兄ちゃん!ありがとう!俺、本当はすごく怖かった!死にたくなかった!助けてくれてありがとう!」
「わ、私からもありがとうございました。助けてくれて、私は怖くて立ちつくしていただけだけど。」
そう助けて貰った2人がお礼を言い終わると、村の人達が歓声を上げ始めた。だが、その中で1人の老人が俺の前に出てきた。
「初めまして。ここの村長をしております。名をマルタードと申します。今回は我が孫達を助けていただき、そして村を救っていただきありがとうございます。」
「そ、そんな村を救っただなんて大袈裟な。」
「いえ、大袈裟ではありませんとも。あの者達は、何かとイチャモンをつけては店を荒らしたり、持っていったりするやつだったのですが、あいつらはそれを行うだけの実力があったので誰も止めることが出来なかったのです。ですから、あなたが来て下さらなければ近いうちに村は無くなっていたでしょう。…名前を伺ってもよろしいですか?」
「悠斗と言います。まぁ、今後はあいつらは来ないはずだから安心してくれても大丈夫だと思う。ところで、宿を探してるんだが宿はどこにあります?」
「宿と言わずにどうかうちに泊まって言ってください!お礼を改めて言いたいので。では。」
「ちょ、ちょっと!」
と声をかけたが遅かった。村長はすでに村人の人混みの中に紛れ込んでいて見失ってしまった。あ、そう言えばシスティーナを探さないと。
「おーい、システィーナ!どこだー?」
「ここです。悠斗。それより、村人達が今日は宴だー!とか言って騒いでいましたよ?それで参加して欲しいと言われたのですがどうします?」
「そりゃ、参加するでしょ。楽しそうだし。」
「分かりました。では、そう伝えておきますね?」
そう言い、システィーナが去ろうとすると、
「た、大変だー!魔物の群れがこっちに向かってきているぞー!」
「な、なんだって?そんなこと今まで無かったじゃないか!」
「もうすぐそこまで来ていると見張りから連絡が!」
とどうやら魔物の群れがこの村に来ているみたいだ。
「ねぇ、兄ちゃん。頼みがあるんだ!魔物の群れを倒してきてくれ!」
「………いいだろう。ただし、村の者は見張りも村の中に入るよう伝えろ!」
「あ、ありがとう兄ちゃん!今すぐに伝えてくるよ!」
そう言い、村の入口まで走っていった。
「今日の悠斗は随分優しいですね?何かあったのですか?」
「……まぁな。その話は夜にする。今は、魔物の討伐が先だ。システィーナはここで待ってて。」
「分かりました。気をつけて。」
そう言い、ダッシュで村の入口まで戻った。村の入口から少し先にある丘に数百匹ぐらいの色々な魔物が近づいてきていた。
俺は、小説を読んでいて1度やってみたかった技をここで試してみることにした。
そして、それの技名を唱えた。
どうもー!BLACKArcherでーす!なんと!読んでくれている方が70人突破そして80人まであと一人になりました!嬉しいです!張り切ってつくっていきたいと思います!これからもよろしくお願いします。いいねとか読んだ感想など待っています!
「なぁシスティーナ、この方角に進むとどこに着く?」
「え?あ、はい。えっとですね、この方角だと亜人族の多いアルトリア国ですね。ですが、すこしきょりがあるので近くの村で宿をとりながら行きましょう。…ゆ、悠斗はそ、その大丈夫ですか?その、村人達が信用出来ないから嫌だとか。」
「……それは大丈夫だよ。それにその件について少し考えたんだがその事については宿で話そうと思う。」
「そうですか。大丈夫なら良かったです。そう言えば、お金は大丈夫ですか?」
「あぁ、問題ないよ。ダンジョンから出た時にベータ消すついでにギルドで依頼完了して報酬もらってきたから。ついでに言うと、ランクも上がったよ。FランクからEランクに。」
「それはおめでとうございます。さすが悠斗ですね。」
「ありがとう。さてと、亜人族たちがいる国か。楽しみだなー。」
「悠斗は亜人、主に獣人族達に偏見とか持ったりしてないんですね。嬉しいことですが。」
「え?なんで?獣人族とか最高じゃん!」
(獣耳とかしっぽとか。あー、モフりたいなぁ。本心からそう思うわー。)
「へ、へぇー。そこまで気に入ってるのですか。少し妬けますね。」
「ごめんごめん、というか僕達の世界では獣人族とか嫌っている人は少ないと思うよ?……特に僕の友達だった直也達とかな?」
「そ、そうですか。なんか失礼なことを聞きましたね。すみませんでした。」
「べ、別にいいんだよ。直也達ははっきり言うと、信用していた方だし、友達だと思っているからさ。あいつらは例外だよ?あいつらにはほとんど素でいたからね。」
「そうですか。それは良かったです。」
そんな会話をしながら俺達は村へと向かった。
それから数時間後、村が見えてきた。………だが、近づくにつれて何人かの冒険者?らしき人達が村人と争っている感じが見えてきた。入口まで来ると、人だかりができていてそこの中心には男の子と女の子がいた。男の子は冒険者らしき人に対してはむかっており、女の子は怯えていた。そして冒険者らしき人は怒っていた。
「おう、このガキが!この俺にぶつかっておいて謝んねぇのか、コラ!!」
「それに兄貴の服に泥なんかつけやがって弁償しろや!」
「お前ら、落ち着け。……なぁ、ガキと嬢ちゃん。謝れば許してやったもののはむかってくるなら容赦はしねぇぞ?……今からでも謝れば許してやろう。」
「だ、誰がおまえらみたいな勝手なヤツらに謝ったりするもんか!それにぶつかってきたのはそっちの方じゃないか!そっちが謝れよ!」
「このガキが!兄貴が優しくしてくれるうちに謝っておけばいいものの!もう許さねぇ!いくぞてめぉら!やっちまえ!兄貴いいですよね!」
「……あぁ、構わん。殺せ!」
そんな感じになっていた。兄貴とかに許可を貰ったからか、男は剣を抜いて男の子に向けて剣を振るった。俺は、助ける義理はないなと思い、動かなかった。他にも理由はあるが、それは置いておく。
「しねぇぇぇ!!ガキがァァァァ!」
そう言い、剣を振るった。
男の子は腕に剣が掠ったがなんとか避けることに成功した。
「っ!いってー!だけど、こんなとこでくたばれるかー!俺は悪くねぇんだ!うぉぉぉぉ!」
そう言いながら、いかにもがらくたと言わんばかりの錆びかけている剣を手に突進して行った。だが、そんなものが冒険者達に通用するわけはなく、簡単に弾かれた。
「ふん!ガキが!舐めんじゃねぇぞ!そんなボロ剣で何が出来る!俺たちに逆らったことを悔やみながら死ね!」
そう言い、剣をさっきとは比べ物にならない速さで振るった。男の子はここまでと悟ったのか、避ける素振りをせずに、立ち尽くしていた。
ビュュュューーーン!!
かなりの速さで剣が振るわれた。男の子は自分はここで終わりだと目を閉じていたがいつまで経っても剣がこない。恐る恐る目を開けるとそこには驚きの現象が起きていた!
「おい、なんだあれ?剣が浮いている?あ、兄貴!何が起きているんですかい?」
「知るか!おい、これをやってるやつさっさと出てこい!コソコソとやってんじゃねぇぞ!堂々と出てこい!」
「…すまん、システィーナ。少し行ってくる。あいつの勇気に免じて助けてくるわ。」
「やっぱり悠斗だったんですね?分かりました。助けに行ってあげてください。」
そう言い、俺は中心まで出ていった。
「その剣を操っているのは俺だ!」
そういい剣を俺のところに引き寄せ、光となって消えていった。
「てめぇは誰だ!俺達はCランク冒険者のパーティー。俺はドーグで後ろにいるのは俺の可愛い子分であり、仲間でもある。てめぇは?見たところ、冒険者なんだろ?」
「あぁ、そうだ。Eランク冒険者の悠斗だ。」
「……Eランク風情が俺たちに逆らうのか?」
「それはやってみないと分からないよ?試してみる?もし、僕が勝ったら二度とこの村に近づくな!俺が負けたら、自由にしろ。それでいいか?」
「……てめぇは俺たち4人を一気に相手するつもりか?舐めてんのか?コラァ!いいだろう、その話に乗ってやる!ただし、調子に乗ったことを後悔させてやる!相手が負けを認めるまででいいな?」
「あぁ、構わない。いつでも来い!」
「言われなくても!いくぞてめぇら!やっちまえ!」
「「「おす!兄貴!了解しました!」」」
そう言い、四人一気にはむかってきたが、俺は全て華麗に躱し、剣を30ぐらい作り、魔力で操り、冒険者たちに向けて、かする程度で収まるよう狙いをつけて発射した。
「「「「……お、おい!なんだよあれ?そんなのありか?グァァァァァ!!」」」」
ドーグ達の周りにすごい音と、砂埃が埋めつくした。砂埃が晴れると、ドーグ以外気絶した。俺はドーグに剣を向けて
「負けを認めるか?」
と言葉を放った。
「……あぁ、俺たちの負けだ。約束通り、二度とこの村には近づかねぇよ。……てめぇは本当に何者だ?」
「Eランク冒険者だが?」
「そうかよ。じゃあな。」
そう言い、男3人をかつぎ、出て行った。
すると、
「お兄ちゃん!ありがとう!俺、本当はすごく怖かった!死にたくなかった!助けてくれてありがとう!」
「わ、私からもありがとうございました。助けてくれて、私は怖くて立ちつくしていただけだけど。」
そう助けて貰った2人がお礼を言い終わると、村の人達が歓声を上げ始めた。だが、その中で1人の老人が俺の前に出てきた。
「初めまして。ここの村長をしております。名をマルタードと申します。今回は我が孫達を助けていただき、そして村を救っていただきありがとうございます。」
「そ、そんな村を救っただなんて大袈裟な。」
「いえ、大袈裟ではありませんとも。あの者達は、何かとイチャモンをつけては店を荒らしたり、持っていったりするやつだったのですが、あいつらはそれを行うだけの実力があったので誰も止めることが出来なかったのです。ですから、あなたが来て下さらなければ近いうちに村は無くなっていたでしょう。…名前を伺ってもよろしいですか?」
「悠斗と言います。まぁ、今後はあいつらは来ないはずだから安心してくれても大丈夫だと思う。ところで、宿を探してるんだが宿はどこにあります?」
「宿と言わずにどうかうちに泊まって言ってください!お礼を改めて言いたいので。では。」
「ちょ、ちょっと!」
と声をかけたが遅かった。村長はすでに村人の人混みの中に紛れ込んでいて見失ってしまった。あ、そう言えばシスティーナを探さないと。
「おーい、システィーナ!どこだー?」
「ここです。悠斗。それより、村人達が今日は宴だー!とか言って騒いでいましたよ?それで参加して欲しいと言われたのですがどうします?」
「そりゃ、参加するでしょ。楽しそうだし。」
「分かりました。では、そう伝えておきますね?」
そう言い、システィーナが去ろうとすると、
「た、大変だー!魔物の群れがこっちに向かってきているぞー!」
「な、なんだって?そんなこと今まで無かったじゃないか!」
「もうすぐそこまで来ていると見張りから連絡が!」
とどうやら魔物の群れがこの村に来ているみたいだ。
「ねぇ、兄ちゃん。頼みがあるんだ!魔物の群れを倒してきてくれ!」
「………いいだろう。ただし、村の者は見張りも村の中に入るよう伝えろ!」
「あ、ありがとう兄ちゃん!今すぐに伝えてくるよ!」
そう言い、村の入口まで走っていった。
「今日の悠斗は随分優しいですね?何かあったのですか?」
「……まぁな。その話は夜にする。今は、魔物の討伐が先だ。システィーナはここで待ってて。」
「分かりました。気をつけて。」
そう言い、ダッシュで村の入口まで戻った。村の入口から少し先にある丘に数百匹ぐらいの色々な魔物が近づいてきていた。
俺は、小説を読んでいて1度やってみたかった技をここで試してみることにした。
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