チート過ぎてチート(語彙力)な異世界転移
第38話 歯車
オサーダとイサーキが喧嘩を始めてから1時間が経った頃、さすがに長いので2人を1度(物理的に)止めた。俺は2人の周りの空間を〈超越覇時空神〉で固定して話しかける。
「っ!?何故動けんのだ!?」
「…何をした?」
2人とも同じような顔で驚いてる。こう見るとどっちがどっちか分からなくなるな。
「お前らのどっちが兄かとかどうでもいい。なんでこんなことしたんだ?」
「どうして?そんなもの決まってるだろう。この国を手に入れるためさ。ぬくぬくと育った人間など要らんから魔物を使ってまとめて処分しようとしたんだがな。お前に邪魔されたんだ!」
(聞いたら答えるのかよ…。たぶんこいつ全部喋ったぞ)
『アホなだけではないでしょうか?』
(そ、そうだな)
マナさんは相変わらず敵にも容赦ない口撃だな。それにしても人間を処分か…。この国はライグ王国みたいに腐ってない、そして少ないが知り合いもいる。だから潰されんのは困るな。ぶっ飛ばすか。
「そういうことならお前らをぶっ飛ばすけどいいよな?」
「出来るものならやってみろ!〈時間停止〉!」
すると、オサーダは固有スキルの〈時間操作〉を使って時を止めた。しかし、
「それが俺に通じるとでも?」
俺はすぐに止められた時間を元に戻した。
「な、何故なんだ!?貴様はホントに人間か!?」
「…人外」
「別に知る必要は無いな。ベクト、〈槌モード〉だ」
「任せとき!」
そう言って俺はベクトを槌モードにして2人をぶっ飛ばそうと一瞬で近づいた。しかし、
「お前のような化け物とまともに戦ってられるか!逃げるぞイサーキ!」
「…〈瞬間移動〉」
瞬間移動でどこかへ逃げられてしまった。
(追った方がいいか?)
『今追ったところで特に意味は無いかと思われます』
(それもそうだな)
そして、俺達は街に戻ることにした。
双子座の魔王が戦闘を終えた頃、少し豪華な薄暗い部屋で、円卓を囲み閑談する者達が居た。
「まさか双子座が倒されそうになるとはね…」
妖艶な雰囲気の紫髪の美女が話し始めた。
「でも双子なら僕でも倒せるよ?乙女座」
幼い子供のような白髪の男が首を傾げる。
「それなら俺でも可能だ牡羊座。だが問題は倒した奴の強さにある」
すると、武人のような黒髪の男が話しに入った。
「この者は神のような強さを持っているということですね。射手座」
そして、執事のような黒髪の男が答える。
「そういうことよ。山羊座」
そして、しばらくその男について話していると紫髪の美女が言った。
「それにしてもこの男ホントに強いわね…。いつか計画の邪魔になりかねないわ」
「早々に潰した方がいいか?」
「私たちには他にもやる事があるでしょう?そのうち暇になったら潰せばいいわ」
「えー、戦いたかったなー」
「それはまた今度よ」
それからしばらくして閑談が終わり部屋には乙女座と呼ばれた美女だけになった。
「あの御方のために全てを捧げる覚悟で戦うのよ…」
そして、運命の歯車は動き出す。
「っ!?何故動けんのだ!?」
「…何をした?」
2人とも同じような顔で驚いてる。こう見るとどっちがどっちか分からなくなるな。
「お前らのどっちが兄かとかどうでもいい。なんでこんなことしたんだ?」
「どうして?そんなもの決まってるだろう。この国を手に入れるためさ。ぬくぬくと育った人間など要らんから魔物を使ってまとめて処分しようとしたんだがな。お前に邪魔されたんだ!」
(聞いたら答えるのかよ…。たぶんこいつ全部喋ったぞ)
『アホなだけではないでしょうか?』
(そ、そうだな)
マナさんは相変わらず敵にも容赦ない口撃だな。それにしても人間を処分か…。この国はライグ王国みたいに腐ってない、そして少ないが知り合いもいる。だから潰されんのは困るな。ぶっ飛ばすか。
「そういうことならお前らをぶっ飛ばすけどいいよな?」
「出来るものならやってみろ!〈時間停止〉!」
すると、オサーダは固有スキルの〈時間操作〉を使って時を止めた。しかし、
「それが俺に通じるとでも?」
俺はすぐに止められた時間を元に戻した。
「な、何故なんだ!?貴様はホントに人間か!?」
「…人外」
「別に知る必要は無いな。ベクト、〈槌モード〉だ」
「任せとき!」
そう言って俺はベクトを槌モードにして2人をぶっ飛ばそうと一瞬で近づいた。しかし、
「お前のような化け物とまともに戦ってられるか!逃げるぞイサーキ!」
「…〈瞬間移動〉」
瞬間移動でどこかへ逃げられてしまった。
(追った方がいいか?)
『今追ったところで特に意味は無いかと思われます』
(それもそうだな)
そして、俺達は街に戻ることにした。
双子座の魔王が戦闘を終えた頃、少し豪華な薄暗い部屋で、円卓を囲み閑談する者達が居た。
「まさか双子座が倒されそうになるとはね…」
妖艶な雰囲気の紫髪の美女が話し始めた。
「でも双子なら僕でも倒せるよ?乙女座」
幼い子供のような白髪の男が首を傾げる。
「それなら俺でも可能だ牡羊座。だが問題は倒した奴の強さにある」
すると、武人のような黒髪の男が話しに入った。
「この者は神のような強さを持っているということですね。射手座」
そして、執事のような黒髪の男が答える。
「そういうことよ。山羊座」
そして、しばらくその男について話していると紫髪の美女が言った。
「それにしてもこの男ホントに強いわね…。いつか計画の邪魔になりかねないわ」
「早々に潰した方がいいか?」
「私たちには他にもやる事があるでしょう?そのうち暇になったら潰せばいいわ」
「えー、戦いたかったなー」
「それはまた今度よ」
それからしばらくして閑談が終わり部屋には乙女座と呼ばれた美女だけになった。
「あの御方のために全てを捧げる覚悟で戦うのよ…」
そして、運命の歯車は動き出す。
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