無職が伝説の召喚士になるまで

夢見る少年

第11話 久しぶりの人族

「なぁーラミー、スキルの内容を知る事って出来るのか?」


「自分のスキル名を知っていたら「スキルが知りたい!」と念じると内容が頭に流れて来る人もいるそうですが、情報が無さすぎるので詳しくは分かりません」


「おっけー!念じてみるわ!」


俺がまず、【ハングリースレイヤー】の内容が知りたい!と念じると、


(初めて戦う相手、余裕で倒せない相手などの時にステータスが向上する。向上の仕方は勝ちたい意志の強さに比例する。また、幾ら格下でも勝ちたいという意志がある場合はステータスが向上する。)


「出来たぞ!【ハングリースレイヤー】は、ステータスアップのスキルだった」


「良かったですね!具体的にどのような内容なのですか?」


「簡単に言うと勝ちたいという意志があればステータスがアップして、上がり方は勝ちたいという意志の強さに比例するって」


「それは凄いスキルですね。スキルは本人の想いが具現化されるとも言われているので最強を目指すご主人様らしいスキルですね。【聖癒】はどのようなのですか?」


「あっ!念じて無かった!」


(体力、魔力を常時回復し続ける。回復の量は今まで受けたダメージや、今まで使った魔力の総量に比例する。心を許した相手なら、触れる事により、この効果を使う事が出来る。)


「常時体力と魔力が回復し続けるスキルで信頼している奴には触れる事によってこのスキルを使えるんだって」


「ステータスが上がって常に回復し続ける。ですか。まさに最強になれ!って事ですね。普通のスキルでこの程の凄さならエクストラスキルは相当期待出来ますね」


「そうだな」


(感謝や、忠誠を誓われる度に自分のステータスが向上する。全ての生命体が対象。自分が王となり、幹部などの役職を作り、ピラミッドを形成し、部下の経験値を回収出来る。部下達は自分の能力の1部を扱えるようになる。様々な種族がいる程ステータスが向上する。部下が一定数に増える度にボーナスがある。)


「えっと。なんかすげぇースキルだった。そのまま言うぞ?感謝や、忠誠を誓われる度に自分のステータスが向上する。全ての生命体が対象。自分が王となり、幹部などの役職を作り、ピラミッドを形成し、部下の経験値を回収出来る。部下達は自分の能力の1部を扱えるようになる。様々な種族がいる程ステータスが向上する。部下が一定数に増える度にボーナスがある。だって」


「ご主人様建国するんですか?」


「なんでそうなるの?」


「でも、建国しろ!みたいなスキルですよね」


「まぁーそうだな。でも、魔物だらけの国とかも楽しそうだな!」


「魔王になるんですか?」


「人の王になるよりかはましだな」


「そうですか」


「おう!ってかそろそろこの魔境の渓谷から出よーぜ!」


「そうですね。飛べますか?」


「いや、飛べないが、」


「では、【エンチャント!フライ!】」


「うわー!飛んだ!」


「パパも飛んだ!」


「これは付与魔法で今はご主人様に飛行の付与をしたので私が解除するまで飛び続ける事が可能ですよ」


「なぁー気になったんだが、今の魔法とか、オールクリアとかラミーが使ってる魔法異世界文字に似てるの多くないか?」


「流石ご主人様!そこに気づくとは素晴らしい!魔法には、大きく分けて2つあります。それは、破滅せよ!などの人に対して干渉しない攻撃魔法の旧魔法と、今みたいに付与したりする付与魔法。味方を回復する治癒魔法。味方を守る障壁魔法など人に干渉する魔法を新魔法と言います。旧魔法は、勇者が来る前からあり、新魔法は勇者が開発したと言われています。なのです異世界文字が多いんですよ」


「そうなのか!色々勉強になるな!あと100メートル位で着くな。ってかめっちゃ人がいる気がするんだが?」


「はい。いると思いますよ。どうしますか?」


「もう少ししたら戻って貰う。久しぶりに人族にあったらどんなんになるか気になるからな」
 

「無茶しないでくださいね」


「おう!任せろ!」


俺はあと30メートル位になると、ビリーとラミーに(戻れ)と、念じた。その結果空は飛べなくなったので崖を登った。5メートル付近になると流石に気ずかれて、


「そこの君!何故ここにいる?」


「お前らは誰だ?」


「私達は王族騎士団第五部隊だ。で、君は誰なんだ?今ここは侵入禁止エリアになっているんだが?」


「何故お前達に教える義理がある?」


「うーんと、君?素直を言った方がいいよ?最悪僕達に捕まって、逮捕する事も可能なんだよ?」


「ハッハッハ俺を逮捕?笑わせてくれるな?やれるもんならやってみろや」


「僕達は皆剣闘士以上の上位職でここにいるだけでも15人だよ?本気で言ってる?」


「あー、本気で言ってるぜ?こんな雑魚ども何万匹いよーが変わんねぇよ」


「みんな!こいつを捕まえろ!」


騎士の15人は俺に対して切りかかって来た。きっと俺にビビらせるためだろう。だから俺はニコニコしていた。それを挑発と取った、騎士は寸止めをしようとしたので、わざと俺が1歩前に行き、攻撃を受けた。騎士は殺してしまった!と、焦っていたが、俺が無傷で剣が折れているのを見て、驚愕していたそして俺は、


「よくこんなカスイ剣で俺に勝てると思ったな?良かったな俺が殺す気無くて」


「た、たまたまだろ!みんなで切りかかれ!」


今度は全員で本気で来た。しっかり統一されており、戦い方は綺麗だった。しかし幾ら剣で斬り続けても、俺はビクともしないそれより神器のおかげでより一層強くなっていく、


「もぉー飽きたんだが、そろそろ殺していいか?最初に殺しにかかったのお前らだよな?」


「いや、まてよ、」


「すみません部下が」


「ずっと木の後ろで様子を見てた雑魚かなんのようだ?」


「気づいていたんですね。流石です。あっ、私は王族騎士団第五部隊隊長のゴイヤです。貴方の名前は?」


「さっきも言ったがお前らに教える義理は無い」


「そうですか。ライキさん。良かったら取り引きしませんか?」


「なんだ?」


「ライキと言うことを認めるんですね」


「否定も肯定もしてないだけだ」


「そうですか。では、内容は私はライキさんが生き返って来たことを黙っておきます。その代わり部下を殺さないでくれませんか?一応可愛い部下なので。あっ、もし部下がばらした場合はしっかり責任をとらしますよ」


「あっそ、じゃーな」


「はい。さようなら」


俺は復讐をする為に街に帰った。

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