俺の高校生活に平和な日常を
第3章番外編 #5「再会」
 ---お母さんが亡くなって数日、お兄ちゃんは学校から帰っても部屋にこもるようになりました。お父さんは何とかしようとしましたが国内での仕事が増えて結局、いつも通りの生活に戻りつつありました。
 変わった事と言えばやっぱり大事な人が1人いなくなってしまった事だけです。お父さんは数日帰って来ない日が増え家事は私が主にやっていました。一応お母さんの手伝いをしていたので料理とかもある程度は出来ました。
 しかし家事が出来ても寂しい雰囲気を和らげることが出来た訳ではありません。寂しい雰囲気のまま2人で食事をする日々が続き段々私は悲しくて胸を締め付けられる思いになっていきました。
 そんなある日の休日、私は思いきって1人で外に行こうと決心しました。1年前まではお兄ちゃんが側に居てくれないと何も出来なかった私ですが、今は少しずつですが自立するようにしていた事もありこれが出来れば大きく自立出来るんだと思っていました。
 外に出た私は目的も決めずぶらぶらと歩いていました。暫く歩いていると真っ白な子猫ちゃんが私の目に入ってきました。
 「ミー、ミー」
 「わー、子猫ちゃんだー!かわいい♡」
 小さい鳴き声と愛らしい見た目が私の心を癒してくれました。私はそこから子猫ちゃんに夢中でその後ろを追いかけて行きました。
 「ねー、子猫ちゃん!どこいくのー?」
 私は子猫ちゃんにひたすら話かけていました。勿論、子猫ちゃんは答える訳はなく私の事など気にせず自分の散歩道を小さい歩幅で歩いて行ました。
 私はふとバードさんのことを思い出しました。一体今どこで何をしてるんだろう?あの時契約が出来ていれば今の状況も少しは変わっていただろうか?もしかすればお母さんを助けられたかもしれない!そんな事まで思うようになりました。
 「ミー」
 「ん?どうしたの?」
 すると子猫ちゃんは急に立ち止まり何かを見つめていました。私も子猫ちゃんが向いてる方に目を向けるとそこにはボロボロになった青い物体が落ちていました。
 「?」
 どうしてだろう?どこかで見た事のある形。少し考えていると一致するものが1つだけ見つかりました。
 「…うう」
 「もしかして…バードさん!」
 よく見ると青い鳥に見えました。それにヒクヒクと動いている姿も見えました。そして微かに呻き声のような声が聞こえてきた。
 「ミー」
 そんな中、子猫ちゃんはバードさんらしきものに近づいて行った。
 「…クソ…ナメたマネしやがって…!」
 「ミー」
 「んー?ぎゃあ〜〜!」
 子猫ちゃんはバードさんをビシビシと引っ掻き始めました。ボロボロになっているバードさんは抵抗する様子もなくただただ子猫ちゃんに引っ掻かれていました。
 「誰か…タスケテ〜〜…」
 バードさんは声を荒げて助けを求めていた。そしてそんなバードさんを見かねて私は助けてあげることにしました。流石にこんな形で再会するとは思いもしませんでした(笑)。
 変わった事と言えばやっぱり大事な人が1人いなくなってしまった事だけです。お父さんは数日帰って来ない日が増え家事は私が主にやっていました。一応お母さんの手伝いをしていたので料理とかもある程度は出来ました。
 しかし家事が出来ても寂しい雰囲気を和らげることが出来た訳ではありません。寂しい雰囲気のまま2人で食事をする日々が続き段々私は悲しくて胸を締め付けられる思いになっていきました。
 そんなある日の休日、私は思いきって1人で外に行こうと決心しました。1年前まではお兄ちゃんが側に居てくれないと何も出来なかった私ですが、今は少しずつですが自立するようにしていた事もありこれが出来れば大きく自立出来るんだと思っていました。
 外に出た私は目的も決めずぶらぶらと歩いていました。暫く歩いていると真っ白な子猫ちゃんが私の目に入ってきました。
 「ミー、ミー」
 「わー、子猫ちゃんだー!かわいい♡」
 小さい鳴き声と愛らしい見た目が私の心を癒してくれました。私はそこから子猫ちゃんに夢中でその後ろを追いかけて行きました。
 「ねー、子猫ちゃん!どこいくのー?」
 私は子猫ちゃんにひたすら話かけていました。勿論、子猫ちゃんは答える訳はなく私の事など気にせず自分の散歩道を小さい歩幅で歩いて行ました。
 私はふとバードさんのことを思い出しました。一体今どこで何をしてるんだろう?あの時契約が出来ていれば今の状況も少しは変わっていただろうか?もしかすればお母さんを助けられたかもしれない!そんな事まで思うようになりました。
 「ミー」
 「ん?どうしたの?」
 すると子猫ちゃんは急に立ち止まり何かを見つめていました。私も子猫ちゃんが向いてる方に目を向けるとそこにはボロボロになった青い物体が落ちていました。
 「?」
 どうしてだろう?どこかで見た事のある形。少し考えていると一致するものが1つだけ見つかりました。
 「…うう」
 「もしかして…バードさん!」
 よく見ると青い鳥に見えました。それにヒクヒクと動いている姿も見えました。そして微かに呻き声のような声が聞こえてきた。
 「ミー」
 そんな中、子猫ちゃんはバードさんらしきものに近づいて行った。
 「…クソ…ナメたマネしやがって…!」
 「ミー」
 「んー?ぎゃあ〜〜!」
 子猫ちゃんはバードさんをビシビシと引っ掻き始めました。ボロボロになっているバードさんは抵抗する様子もなくただただ子猫ちゃんに引っ掻かれていました。
 「誰か…タスケテ〜〜…」
 バードさんは声を荒げて助けを求めていた。そしてそんなバードさんを見かねて私は助けてあげることにしました。流石にこんな形で再会するとは思いもしませんでした(笑)。
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