俺の高校生活に平和な日常を
第4章 #5「有紗VSみのり」
 ---みのり宅に再び訪れた俺だがまさかこんな雰囲気で訪れることになるとは思いもしなかった。
 「…あの…」
 「はい?何ですか?和彦君」
 「お二人は何故に俺を挟む形に座っているのでしょうか?」
 本来なら面と向かって座ればいいものをみのり→俺→有紗の順で並んで座っていた。
 「何でってこっちの方が勉強教えるにはちょうどいいじゃないですか?」
 そういえば2人が喧嘩し始めたせいで忘れていたが今日は勉強会をする為にみのりの家に来ているのだ。
 だがそのお隣にいる有紗はそういうわけではなさそうだが…
 「ちょっと予定が変わってしまいましたけど、まあ気にしないでください!」
 満面の笑みでそう言うが隣の殺気のオーラが強過ぎて気にしないことなど不可能に近い。というかさっきのことをなかったようにしようとしている気もする。
 「ちょっと話を逸らそうとするんじゃないわよ!!」
 「いでででてっ!!」
 怒りの声はみのりに向けてはいるが肉体的攻撃は俺に向けられているのは何故だ!?有紗の手は俺の脚に乗りその俺の脚を抓ってくる。
 「話と言われましても私は特に何も言いたいことはないので私と和彦君はこれから勉強会に移りたいのですが…」
 「私にはあ・る・の・よ!!」
 素なのか分からないが挑発するような発言をするみのりに対し最後の一言を強調するように言う有紗は思わず立ち上がった。
 「そもそもアンタ達、どういう関係なのよ!?」
 怒りが抑えきれない有紗が最初に聞いてきたことは俺達の関係のことだった。まるで恋人が不倫相手に問い詰めるような質問だな。まあ有紗は別に恋人ではないしみのりともただの友達だから特にやましい関係ではないから言っても問題はないだろうがそんな俺の考えを吹き飛ばすかのようにみのりはとんでもない行動をとりだした。
 「私達の関係って…こういう関係ですけど?」
 「「なっ??」」
 みのりのトリッキーな行動に俺と有紗はハモるように驚いた。みのりはなんと俺の腕に豊満な胸を強く押し付けるようにしがみついてきたのだ!
 「なっ何やってんの!?みのりさん!?」
 俺は鳩が豆鉄砲を食ったような顔で問いただすと更に強くしがみつくみのり。
 「何って私達の愛の形を夏目さんにも分かりやすいように教える為にしがみついてるだけですけど?」
 「だけですけど?って俺達そんな関係ではないはずでは?」
 「??」
 俺の問いに首を傾げて『言ってる意味が分かりません』みたいな可愛い顔されても困ります!!
 「ッッッ!!!」
 「あ、イヤちが、ありヒイ!!」
 俺は誤解を解こうとテンパりながらも有紗の方を向くと今まで見たことのない程鬼の形相をする有紗。思わず弱々しい声をあげてしまった。
 「こんのおーー…」
 鬼の形相をした有紗は腕を大きく後ろに振りかぶった。ヤバい!非常にヤバい!!
 「へんたーーーい!!!」
 大きく振りかぶった右ストレートが俺の顔面を鈍い音をしながらブチ抜いた。俺は声をあげる間も痛みを感じる間も無く視界が真っ暗になっていった。ああ、何でこんなことになるワケ?
 「…あの…」
 「はい?何ですか?和彦君」
 「お二人は何故に俺を挟む形に座っているのでしょうか?」
 本来なら面と向かって座ればいいものをみのり→俺→有紗の順で並んで座っていた。
 「何でってこっちの方が勉強教えるにはちょうどいいじゃないですか?」
 そういえば2人が喧嘩し始めたせいで忘れていたが今日は勉強会をする為にみのりの家に来ているのだ。
 だがそのお隣にいる有紗はそういうわけではなさそうだが…
 「ちょっと予定が変わってしまいましたけど、まあ気にしないでください!」
 満面の笑みでそう言うが隣の殺気のオーラが強過ぎて気にしないことなど不可能に近い。というかさっきのことをなかったようにしようとしている気もする。
 「ちょっと話を逸らそうとするんじゃないわよ!!」
 「いでででてっ!!」
 怒りの声はみのりに向けてはいるが肉体的攻撃は俺に向けられているのは何故だ!?有紗の手は俺の脚に乗りその俺の脚を抓ってくる。
 「話と言われましても私は特に何も言いたいことはないので私と和彦君はこれから勉強会に移りたいのですが…」
 「私にはあ・る・の・よ!!」
 素なのか分からないが挑発するような発言をするみのりに対し最後の一言を強調するように言う有紗は思わず立ち上がった。
 「そもそもアンタ達、どういう関係なのよ!?」
 怒りが抑えきれない有紗が最初に聞いてきたことは俺達の関係のことだった。まるで恋人が不倫相手に問い詰めるような質問だな。まあ有紗は別に恋人ではないしみのりともただの友達だから特にやましい関係ではないから言っても問題はないだろうがそんな俺の考えを吹き飛ばすかのようにみのりはとんでもない行動をとりだした。
 「私達の関係って…こういう関係ですけど?」
 「「なっ??」」
 みのりのトリッキーな行動に俺と有紗はハモるように驚いた。みのりはなんと俺の腕に豊満な胸を強く押し付けるようにしがみついてきたのだ!
 「なっ何やってんの!?みのりさん!?」
 俺は鳩が豆鉄砲を食ったような顔で問いただすと更に強くしがみつくみのり。
 「何って私達の愛の形を夏目さんにも分かりやすいように教える為にしがみついてるだけですけど?」
 「だけですけど?って俺達そんな関係ではないはずでは?」
 「??」
 俺の問いに首を傾げて『言ってる意味が分かりません』みたいな可愛い顔されても困ります!!
 「ッッッ!!!」
 「あ、イヤちが、ありヒイ!!」
 俺は誤解を解こうとテンパりながらも有紗の方を向くと今まで見たことのない程鬼の形相をする有紗。思わず弱々しい声をあげてしまった。
 「こんのおーー…」
 鬼の形相をした有紗は腕を大きく後ろに振りかぶった。ヤバい!非常にヤバい!!
 「へんたーーーい!!!」
 大きく振りかぶった右ストレートが俺の顔面を鈍い音をしながらブチ抜いた。俺は声をあげる間も痛みを感じる間も無く視界が真っ暗になっていった。ああ、何でこんなことになるワケ?
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