よくある?異世界物語

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リーフェの魔法教室 その4

「では次に、魔法陣ですね。魔法陣は、書かれた魔法陣に魔力を流すことで、魔法を発動するという技術です。そうして、魔力により、できた図形の形により発動する魔法が決まります。利点は、魔力さえ足りれば、誰でも扱うことができることです。ただ、詠唱以上に融通がきかないから、魔法陣を主体にして戦うことは、ほとんどないですね。とはいえ、武器に刻まれていて、魔力を流すことで、効果を発揮するようなものもありますから、戦闘中に使われることなら、そこそこよくありますよ。あ、あと、魔道具には、確実に魔法陣が刻まれていますね。」
「実は、周りにいっぱい溢れているんだね。」
「そうですね、では次は儀式ですね。これは、様々な儀礼用の道具を用いる、もしくは、道具を用いて何かを表すことで、魔法の発動もしくは、魔法の補助をするものです。これは主に、大規模な魔法を使うときに行われ、自然中の魔力を消費することにより、術者の魔力を抑えるという、特徴があります。たとえば、火を用いて、炎の大精霊を呼び出したりとかですね。まあ、普通の火では当然ダメですけどね。」
「なるほど、これは、準備にとても時間がかかるんだね。」
「はい、まあ、その辺にあるものを用いて、即席で行うこともありますが、専門的な知識が必要となりますし、やはり、準備して行った方が効果が上がるので、滅多に使われることはありませんね。」

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