よくある?異世界物語

looc

よくある?原因の解決

風が魔物を切り刻み、水球が魔物を吹き飛ばした。
「全然進めないね。このままじゃ、徒らに時間だけがすぎていってしまうわ」
魔法を放ったあと、エリアスがそうつぶやく。
「そうだね、どんどん侵入してきているよ。」
「仕方ないわね。私が本気で水球を放つから、そこを駆け抜けましょう。あとは任せるわよリーフェ。」
「わかったわ、じゃあお願い」
リーフェがそういうと、エリアスは目の前に直径2メートルほどの水球を生み出し、それを放った。水球は、勢いよく進んで行き、進路上にいた魔物を巻き込み、そして、魔物が水球に触れると、魔物が突如潰れた。うわー、なかなかスプラッタな光景だなー。水圧で潰れてるのかな?さて、水球が通り過ぎたあとは、ただ廊下が広がるのみとなった。そうしてぼくらは走り出す。そうして、魔物に襲われることなく、空間の穴に辿り着いた。
「あそこですか、それで、これからどうするのですか?」
サナさんが問う。
「あの穴を塞ぎます。」
そう言うと、ぼくは、適応変化を解除した。
たぶん、魔眼を使うときになんとなく感じているあれが魔力だよね。魔力を動かして、ってなかなか難しいぞ。あまり時間がないので、ついつい焦ってしまう。すると、何か温かいものに包まれる気がした。振り向くと、サナさんがニッコリとしていた。どうやら、先ほどのは、サナさんの、魔力らしい、僕の魔力操作の補助をしてくれるらしい。なので、僕は、空間の穴を修復するイメージで、空間魔法を使う。はあ、今度体が治ったら魔法の練習しよう。自分一人じゃ魔法を使えないのは、ちょっとね。
「なんとか、穴が塞がったね。」
修復が終わったときに、地面にへたりこみながら、僕はそう言った。サナさんもどうやら、かなり疲れたようだ。お疲れ様です。そうして僕は、再び、索敵に集中する。すると、目に見えないが、確かに、サナさんに向かって、剣を振り下ろす人らしきものの姿を捕らえた。僕はとっさに、ここに来るまでに回収してきた魔物をアイテムボックスから、取り出し盾とした。そして、サナさんを抱きかかえ、後ろに飛び退いた。そうして、サナさんを降ろすと、僕は、アイテムボックスから、剣を取り出した。なお、サナさんは、なんか、すごい嬉しそうな顔をしていました。とても可愛かったです。

「よくある?異世界物語」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く