よくある?異世界物語

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よくある?了承

そしてその日の夕食後。ぼくは
「わかりました、護衛を引き受けます。」
観念してそうこたえた。夕食までに何回も断わろうとしたのだけれど、無理だったからね。
「でも、なんでぼくを?」
伯爵は、
「いやぁ、単純にユウ君がパーティーに参加する建前のためだけだよ。」
と言いのけた。
「まぁ、それに、君は結構強いからね〜。いざという時は問題ないでしょ?」
「いや、この体ではステータスがだいぶ下がっていますから。」
「まっ、大丈夫でしょう。ほかにも数人は連れて行くしね。・・・で、実際どれくらい持つんだい?」
途中から雰囲気をがらりと変えてそう尋ねられた。何を聞かれているか一瞬悩んだが、
「体のことを考えたら、おそらく、10秒くらいだと思います。」
「なら、まぁ大丈夫だね。とはいえ、王城で開かれるパーティーだから何もないとはおもうけどね。」
そう言うと伯爵は部屋に戻っていった。
ぼくは、
「いや、大丈夫フラグとかじゃないはず。」
と一人呟いた。

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