よくある?異世界物語
よくある?ふざけた称号
僕がエリアス、リーフェ、サナさんの3人にキスしたことにより、その場は、恥ずかしさに悶える僕、なんか、トリップしてる3人、のんびりと警戒だけしている僕のテイムモンスターたち、そして、僕をじっと見つめるリアラちゃんの姿があった。
「お兄ちゃん、私にはしないんですか〜?」
「ぅえっ?」
「ふふふ〜、冗談ですよ〜。」
「だ、だよね。じゃ、じゃあ、みんなの意識が戻ってくるまで、待ってようか」
僕は、この前ステータスにあったあの称号のことを思い出した。なので、ステータスの称号を見てみる。すると、そこから、ヘタレの文字が消えており、代わりに、『がんばったで称』となっていた。賞ではなく称だ。そこがまた、自分うまいこと言ってるとか思ってそうに思われ、イラッとする。
なんとか、怒りを抑えながら鑑定する。
がんばったで称 それは、彼にとっては、大きな一歩である。・・ところで、なんでキスだけなのじゃ。押し倒せとまでは言わんが、ディープな方くらいは頑張るのじゃ。
相変わらず、この文章考えてるのほんと誰だよ。今回のこれだって結構頑張ったんだよ。
無茶を言わないでくれ。
称号に苛々していると、エリアスたちがトリップから戻ってきたようだ。
「よし、じゃあ、適当に魔物を狩ってから、帰ろうか。」
高速で、剣を振るうリアラちゃんを、僕は観ています。綺麗な剣筋だなあと素人ながら思っていました。
「はい、じゃあ〜、今のやってみてください〜。手首をうまく使ってください。」
早速、やってみた。
「うーん、なんだか、しっくりこないなぁ。どこが違うんだ?」
そう言いながらも、何度か振っていると、しっくりくる振り方ができた。今度は、それを思い出しながら、振ってみると、今までとは、明らかにはやく振れているような気がする。
「お兄ちゃん、早いね〜。もう、こつをつかんでるんだね〜。私は、一週間くらいかかったな〜。」
おそらく、リアラちゃんのも、一般人からすればかなり早いものなのだろうなと思った。
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