よくある?異世界物語

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よくある?彼の情報

雪視点

「い、今、悠って言いましたか!」
「え?はい、私たちの婚約者のユウ シンドウくんですけど、・・・もしかして、知っているのですか?」
私は、その言葉に悠が生きていることに対する安堵から、涙を流してしまいました。
「ね、ねえ、大丈夫、えっと、ユキ・・・ユキってもしかしてユウの言ってたユキちゃんのこと!?」
エリアスちゃんが、そうたずねる。
「は、はい、多分そうです。・・・その私のことなんて言ってましたか?」
「ええっと、守れて良かったとか、一緒にいられなくて悲しいとか、言ってたわよ。」
「そ、そうですか・・・」
「うーん・・・あ、そういえば、そのあと色々あって忘れてたけど、一回「大好きだったよ」とか呟いていたわよ。」
「ふぇっ?ふぉ、ほ、本当?!」
思わず私はそう返してしまった。そんな私の返事にエリアスちゃんがいじってくる。
「やっぱり、ユウのこと好きなんだね。ユキちゃん。」
そう言いながら、ニヤニヤしているエリアスちゃん。
「うう〜」
「えっと、どんなところが好きなんですか?」
リーフェちゃんは私をいじらず、無難な質問を投げかける。
「そんなこと聞いても意味ないよ!きっと全部とかこたえるから。」
Et to 春ちゃん。・・・否定できないけど。
「そっか、そっか〜、そんなにユウのことが好きなのか〜。」
エリアスちゃんが、相変わらずニヤニヤしながら、そう言ってくる。恥ずかしくて、顔から火が出そうだ。

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