よくある?異世界物語

looc

よくある?氷魔法の使い方

雪視点

悠に関する話を聞いての結論は、技術やスキルのほうが、ステータスよりも重要なんだろうなということです。おそらくステータスは絶対的なものでは無いのでしょう。例えば、心臓とか刺されたら死ぬんでしょうね。そう考えると、急に怖くなりましたが、悠は、もっと大変なところにいることを思い出し、こんなところで挫けてなんかいられないと思い返しました。少し、魔法について考えてみようかな?今までは、氷を打ち出すだけだったけど、何かあるかな?・・・氷、氷、・・・例えば、吹雪とか、あとは、花を液体窒素で凍らせるようなのはどうかな?簡単に粉々になるけど、あれって、花の水分を凍らせているんだよね。生き物相手に使ったら、なかなか悲惨なことになるかもしれないね。・・・い、一度試してみようかな?という訳で、早速蝙蝠に対して、水分を凍らせようとしました。
「うわー、魔力たくさん使うなぁ。あんまりたくさんは使えないね。それで効果は・・・うわぁ、なんかズタズタになってる。血管中の水分が結晶化して、それが傷つけたのかな?」
「うわぁ、何やったの?」
橋本早苗ちゃんが尋ねてきた。
「えっと、血液を凍らせたの。」
「血液だけを?」
「うん、そう。」
「温度を下げてそれをしようとしても難しいでしょうね。」
「どういうこと?」
「ほら、蝙蝠は恒温動物だから。」
「???」
「ほら、気温マイナス20度とかでも、体の中の血が凍ったりはしないでしょ?」
「ロシアとかに、そういう場所があるんだったっけ?北海道とかもありえる?」
「多分。なかなか強力だと思う。」
「でも、水を凍らせるのよりも疲れたよ。」
「血球とかが入ってて、純粋な水じゃ無いから、凝固点降下が起こっているから?かな?」
「あとは、生体に直接干渉する魔法は基本的に難しいというのもありますよ。」
「へえ、そうなんだ。ありがとう、早苗ちゃんサナちゃん。」
「いえ、気にしないでください。」
「気をつけてつかってね。」
・・・風魔法に変わった時は、血管中に一酸化炭素を送り込むのとかいいかもしれない。

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