よくある?異世界物語

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よくある?黒髪の少女との再会

ユウ視点

目の前に突如として現れた氷壁によって、火球は防がれた。助かった・・のか?
「ま、間に合った。良かった。悠、大丈夫?」
懐かしい声に目を動かしてそっちを見ると、其処には、黒い髪の女の子がいた。
「・・・大丈夫じゃなさそう!サナちゃん、お願い。」
そんな声を最後に僕は意識を失った。

雪視点

私たちの迷宮での特訓は終わった。悪魔族との戦いで、押され始めていることと、エリアスちゃん達が、最後に見た悠のステータスよりも今の私たちのステータスの方が、だいぶ、高くなったかららしいです。さあ、悠の元へ行きましょう。私たちは、扉をくぐり、皇国へと向かいました。
そのまま、お城を出ると、そこには、たくさんの怪我人が寝かされており、むせかえるような血の匂いに吐き気がした。死の匂いがするってこんな状況をあらわす言葉なのかな?
「悠は大丈夫かな?」
こんな言葉が口からこぼれ出た。
「急ぎましょう。雪、今度はこっちが助ける番でしょ?」
「うん!そうだね。いこう。」
光とそう話していると、サナちゃんが、
「あまり戦闘能力がない方たちは、街で、自分ができることをしていてもらえませんか?」
と言った。その言葉に、何人かのクラスメイトは、治療に向かったり、薬や食事を作りに行った。
「では、私たちも行きましょう。」
私たちは、街の中と外を隔てる門から外へと出た。

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