よくある?異世界物語

looc

よくある?彼との再会

雪視点

門を抜けるとそこは戦場だった。血煙と、土煙、怒号や呻き声に満ち満ちた、まさに地獄が広がっていた。平和な日本から来た私たちにとってだけでなくともきついものがあった。私は、悠のことを思い出し、辺りを見渡した。すると、首にかけているネックレスに引っ張られるような気がした。私は、はじかれたようにそちらへ向かって走って行った。導かれた先には、巨大な火球そして、そのさきには、倒れている悠がいた。私は、慌てて、悠と火球の間に氷壁を作り出し、その火球を防いだ。
私は、氷剣を構えながら、
「ま、間に合った。良かった。悠、大丈夫?」
と言ってから、悠を見ると、傷だらけで、息も絶え絶えという感じであった。私は、慌てて、後ろからついて来ていたみんなのうち、サナちゃんに対して、
「・・・大丈夫じゃなさそう!サナちゃん、お願い。」
と言った。
「はい、わかりました。ユキも頑張ってくださいね。」
「任せといて!見ててね悠。」
「あ、あの、ユウくんは、今気絶しています。」
「・・・」
「・・・」
「フッ、フフフ・・・」
「あーっ、笑ったわね光!」
「・・・い、いやだって・・・ふふっ。」
すっかり、雰囲気が変わってしまいましたが、そろそろ戦いをはじめましょうか。

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