よくある?異世界物語

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よくある?将軍級そして・・・

ユウ視点

クラスメイトの特に雪の戦いを見ていると、不意に雪と視線があった。なんだろう。と、雪は、僕から目を離すと、再び悪魔族を倒していった。そうして、体も動かないので、歯がゆく思いながらも見ていると、またしても、体に重圧を感じた。そして、その元は、雪の元へとやって来て、雪に向かって、その拳を振り抜いた。僕は、将軍級悪魔族を見た瞬間に、限界突破などのスキルを使用し、無理矢理体を動かして、雪の前に行き、その腕を剣で跳ねあげた。身体中で、ぶちぶちと、筋肉だか、血管だかが切れるような音がした。おそらく全身の骨にひびが入っていることだろう。身体中から、血を垂れ流しながら、後ろにいる大切な女性を守るために、ただ、目の前の敵を倒すことだけに意識を向けた。すっと、頭が冷える。僕の意識から、目の前の敵を倒すのに不必要な情報が消えていく。加速する思考の中、相手の動きがゆっくりに見え、その動きに合わせて、剣を振り抜いた。あとには、灰が残るのみだった。
・・・後2分ほどで、限界突破がきれそうだ。僕は雪の方を向こうとした。その瞬間に、今までにないくらいの重圧が、すぐ近くから降り注いだ。
「っつ、逃げろ!雪!」
「えっ?!」
その瞬間振り下ろされた大剣を僕は、剣で受け止めようとした。が、力負けして、なんとか受け流すことに成功した。こいつは、おそらく魔王だ。僕は続けて振るわれる剣を次々にさばいていく。その度に、腕から血がふきでているが、気にしている場合ではない。ただひたすらにそれを繰り返していると、突如足に力が入らなくなり、僕は隙を見せてしまった。それを見逃してくれる相手ではなく、魔王は、無防備な僕に向かって剣を突き出した。

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