よくある?異世界物語

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よくある?終戦の一撃

ユウ視点

僕の物質界から解き放たれた精神からだは、手の付近に魔力を集め、手を作り、氷魔法で剣を作り出して構えた。僕は刹那にも満たない時間で剣を振り、魔王の両腕を斬り落とした。おそらく魔王も認識できなかったことだろう。そんなことをすれば当然だけど、空気抵抗により発生する熱により、氷剣は溶けてしまうはずだが、魔力を使って常に冷やし続けることにより、溶かさないようにした。大量の魔力を使うことになったが、僕の体の全質量を魔力に変換しているため、全然問題ない。エネルギーと魔力の交換効率とかは知らないけど、E=mc^2で、確か僕の体重は60kgくらいだから、光速を3×10^8m/sで計算すると、5.4×10^18Jか。これが魔力に変換されるわけだ。正確な数値はわからないけど、魔力に関しては、尽きる気がしない。そして、
「負ける気もしない。」
僕は思考の最後を声に出しながら、氷剣を振り下ろし、魔王を真っ二つにした。
それからあとははやかった。それこそ、どれほど頭を使っても、脳が焼き切れることなんてないから、眼に映るいや、位置を認識した悪魔族全てを対象に神力を注ぎに注いだ、神術を発動する。その一撃の名は、
神堂ヴィヴラシオン
僕はそう叫んだ。
神堂悠ぼくの名前を付ける以外は考えられない、今後の僕の象徴となるであろう一撃だ。
戦場を見れば、悪魔族は燃え上がり、融解し、圧さられ、そして消えていった。再び、戦場を確認し、悪魔族がいないことを確かめてから、サナの元にいるはずの、雪の元へと向かった。

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