よくある?異世界物語

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よくある?大技の解説

ユウ視点

新たな恋人としばらくイチャイチャしていた。因みに、治療をしていたサナさんはキスをしたあたりから、離れていった。気をつかってくれたのだろう。ただ、こんな体になってから、感知能力も上がっており、岩のかげに隠れて、見ているのに気づいてしまった。よく調べたら、いろんなところに人が隠れている。今は膝枕をしているんだけど、気恥ずかしいな。
「ところで、悠?最後何やったの?」
「全ての悪魔族を把握してロックオンして、であとは神術、神力って言う神様がもっている魔力の上位互換を使って発動する魔法の強化系みたいなものを使ったんだよ。」
「へー、でも、何か色々な効果が発揮されていたよね。全部は見てないけど、いろんな種類の神術を使ったの?」
「いいや、たった一つだけだよ。」
「えっ、だって潰れたり、燃えたり、していたのに・・・うーん、わかんない。」
「正解は、振動を操ったんだよ。」
「振動?」
「そう、例えば、相手の体を構成する物質の、振動数を上げることで、温度を上げたり、重力を操ったりね。」
「重力?」
「そう、まあ、重力は、正確に言えば、重力波っていう波を操っているんだけど、まあ、振動と波は、ほとんど一緒だからね。」
「振動ねえー。・・・もしかして、神堂だから、振動なの?」
「・・・・・・・・・いや、違うよ。」
「今の間は何?」
「い、いや、あれだよ、別に、僕の苗字を使って、ヴィヴラシオンと読ませたわけじゃないからね。揺れる方の振動で、読ませたからね。」
「いや、別に聞いてないけど、本当?」
そう言って雪はじーっと見てくる。
「うっ、ごめんなさい、嘘でした。」
誤魔化すのは無理だよね。

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