よくある?異世界物語
閑話・ホワイトデー
ユウ視点
今日はホワイトデー。バレンタインに貰ったチョコのお返しをする日だ。突然だが、僕は今とても困っている。そう、何を渡せば良いかだ。お菓子?相手に料理が得意ではない子がいるのにそれはやめておいた方がいい気がする。指輪とかみたいな装飾品?それはもっと良い機会に渡そう。・・・・・・花とかはどうだろう?うん、良い気がする。花屋で探すよりも自分で採取しようかな?そうと決まったらと、僕は魔王との戦いが終わった頃に手に入れた、新たな能力を使用して、ハルテイア王国へと移動した。
王城にて、
「すみません急に伺って」
僕はこう言った。
「まあ、今日は、人が来る予定もなかったから構わんが、どうした?」
それに対して、ガルナ王、お義父さんはそう言った。
「いえ、その、婚約者達に花を贈りたいと思っているんですけど、何かありませんか?」
「ふむ、夫婦仲が良いのだな。良いことだ。」
「ありがとうございます。それで、お義父さん?どうでしょうか。」
「・・・ああ、結晶花なんてどうだ?」
「クリスタルフラワー?ですか?」
「ああ、地中で、宝石が集まって花のようになったものだ。」
「良いですねそれ、どこにあるんですか?」
僕がそうたずねると、お義父さんは、簡単な地図を描いてくれた。僕は、お義父さんにお礼を言うと、それほど遠くなかったため、飛んでいくことにした。30分ほどでそれらしき洞窟を発見した。多分ここであっているよね。僕は探索を開始した。そこから先はドラゴンに襲われたり、罠にはまったり、なんてこともなかった。ただ、単純に、大戦後新たに獲得した能力で、探すことにした。すると少し先の袋小路の壁の向こうに空洞があり、そこに、探し物らしき反応があった。相変わらずの新たな能力で、壁を慎重に崩してゆき、その空洞の中に隠されていた、結晶花を回収した。多分誰かが隠していったんだろうな。ただ、入口の状態から判断するに、長い間誰も来ていないようだし、良いよね。そんなこんなありながら、なんとか全員分の結晶花を集めた。なんとなく鑑定してみると、
結晶花
宝石が地中で、集まってできたもの。
魔力を込めることにより、属性により異なった色を発する。
と出た。なんとなく思いつきで、神力をこめてみた。すると、七色に輝いた。うん、これをプレゼントしよう。
エリアス、リーフェ、サナさん、リアラちゃん、雪、光に、プレゼントしてうっとりしたり、嬉しがったりしている様子を見て嬉しくなった。・・・来年は何を贈ろうかな?
この後、僕の親衛隊からもチョコを貰っていたことを思い出し、頭を抱えることとなった。頑張って500人分ほどのクッキーを作って渡すことになりました。色々と頑張った結果なんとか今日中に、お返しができた。因みに、チョコは、まだ半分も食べれていないです。多すぎるよ。
本日二話同時投稿。こっちは二話目ですので、読んでない人は注意してください。
今日はホワイトデー。バレンタインに貰ったチョコのお返しをする日だ。突然だが、僕は今とても困っている。そう、何を渡せば良いかだ。お菓子?相手に料理が得意ではない子がいるのにそれはやめておいた方がいい気がする。指輪とかみたいな装飾品?それはもっと良い機会に渡そう。・・・・・・花とかはどうだろう?うん、良い気がする。花屋で探すよりも自分で採取しようかな?そうと決まったらと、僕は魔王との戦いが終わった頃に手に入れた、新たな能力を使用して、ハルテイア王国へと移動した。
王城にて、
「すみません急に伺って」
僕はこう言った。
「まあ、今日は、人が来る予定もなかったから構わんが、どうした?」
それに対して、ガルナ王、お義父さんはそう言った。
「いえ、その、婚約者達に花を贈りたいと思っているんですけど、何かありませんか?」
「ふむ、夫婦仲が良いのだな。良いことだ。」
「ありがとうございます。それで、お義父さん?どうでしょうか。」
「・・・ああ、結晶花なんてどうだ?」
「クリスタルフラワー?ですか?」
「ああ、地中で、宝石が集まって花のようになったものだ。」
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この後、僕の親衛隊からもチョコを貰っていたことを思い出し、頭を抱えることとなった。頑張って500人分ほどのクッキーを作って渡すことになりました。色々と頑張った結果なんとか今日中に、お返しができた。因みに、チョコは、まだ半分も食べれていないです。多すぎるよ。
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