よくある?異世界物語

looc

よくある?寂しさ

ユウ視点

雪たちに話を聞いてからは、お互い、なにも話さずに、ただ、無言のまま時間だけが過ぎていった。
「そろそろ、夕食にしましょうか。何か食べたいものはありますか?」
「別に無・・・ハンバーグで。」
「はい、わかりました。では、待っていてくださいね。」
そう言うと、サナさんと光は料理に向かった。

「はい、できましたよ。」
「うん。じゃあ食べようか。」
そうして、ハンバーグを一つ口にすると、何故だか涙が溢れてきた。いや、理由はわかっている。お母さんが得意だった料理だったから、そういう寂しさなんだっていうのは。そんな僕にみんなは、僕の周りに集まってきて、色々な方向から、抱きついてきた。僕はなすがままになっていた。

ご飯が食べ終わると、いつものように入浴だ。みんなは、いつも以上にくっついてくれて、その温もりに僕は一人じゃ無いことを実感させてくれて、嬉しかった。

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