よくある?異世界物語

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よくある?結婚準備

ユウ視点

姿を見せた僕に対し、トル爺は、
「おお、お帰り。」
「ただいま、トル爺。」
「先程から騒がしいと思ってはいたのじゃが・・・」
「・・・はい、僕が原因みたいですね。」
「大変じゃのう。まあ、一応言い聞かせてみておこうかの?」
「ありがとうございます。・・・それでおさまるかなあ?」
「無理じゃろうな。」
「やっぱりそうですか。」
「そうじゃな。ところで、どうしたのじゃ?」
「えっと、そろそろ結婚式の準備を、と思いまして。」
「なるほど、では、こちらで準備を進めておこうかの?」
「お願いします。どれくらいかかりますか?」
「そうじゃのう、・・・三、いや二ケ月後じゃな。」
「えっ?そんなにはやくですか?」
「うむ、じゃが、各国への報告を頼みたいのじゃが、良いかの?」
「ええ、わかりました。ハルテイア王国にまず向かって、そこで、相談してから報告に行きますね。」
「では、頼むぞ。忙しくなるのう。」
「ありがとうございます・・・来た!では、また会いに来ますね。」
慌てて、そう言って波を操って気づかれないようにして窓から逃げた。それから少しして、トル爺の部屋のドアがノックされた。僕たちは、人がいないところで、転移した。

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