よくある?異世界物語

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よくある?雪の準決勝

ユウ視点

次の日、午前中はリアラちゃんと雪の試合であった。ただ、リアラちゃんの試合はあっけなく優勝という形で幕を下ろした。うん、予想通りだね。まあ、問題は次の雪の準決勝だね。対戦相手はすごいなんていうか『賢者!!』って感じのお爺ちゃんだね。なんていうか、ものすごい強いね、あの人。
雪はお爺ちゃんにぺこりとお辞儀をして、氷の剣を作り出し、お爺ちゃんに突き出しました。お爺ちゃんも口元を緩めると、手に持った杖を突きつけました。
『おおっと、どうやら、準備万端のようですね。それでは早速はじめてしまいまましょう。準決勝開始です!!』
その瞬間二人の中心あたりで、巨大なエネルギーがぶつかり合いました。お爺さんは火、雪は氷といういわば正のエネルギーと負のエネルギー状態のぶつかり合いですね。しかもお互いにかなりの威力で使ったから、その影響で結界内部の魔力が乱れました。結界にもダメージが・・・。当然舞台の上も荒れ放題です。お爺さんははっちゃけすぎやろ。魔法は構築しても一瞬で崩れてしまうようで、お互いに攻め手に欠けるようですね。正確には体外に魔力を出しては乱れるっていうのが正解かな?だから、対処法としては、魔力を外に出さないことか、もしくは・・・、今まさに雪がやっているように乱れる以上の制御力で無理矢理完成させることだ。・・・ただ、それだと、威力の調節が効かないんだよね。そして、巨大な氷塊が落ちてきました。お爺さんはなんとか避けて直撃はしなかったが、身動きが取れなくなり、その状態で首元に氷の剣を突きつけられて降参しました。な、なんか、すごい魔力が籠っているんだけどあの剣。しかも、なんか、消える気配がないんだけど。魔法で作った物質なのに現実化しちゃったのか。すごいな。

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