世界最強が転生時にさらに強くなったそうです
魔法学園編 魔力コントロール
今日は、みんなに俺が授業をする日。
どんな授業をすれば一番効率がいいのだろうか。
う〜ん、悩むな。
俺はそもそも人に何か教えるということをしたことがない。
だから俺は今、校長と今日の授業について話し合っている。
「どんなことを教えればいいんですかね?」
「うむ、そうだな、主に教えて欲しいことは、魔力コントロールだな。魔法を扱うにしても魔力コントロールがしっかりしてないと魔法を使えないからな。」
確かにそうだな。でも俺、魔力コントロールなんて意識したことないな。
こういう時は、イーリースー!
(は~い!という感じにいいでしょうか?)
(ああ、完璧だ!)
俺とイリスは、こんなにじゃれつけるくらい仲良くなった。
(で、魔力コントロールってどうするんだ?)
(マスターは、体内で血液の流れを感じることができますよね。)
(ああ、出来るぞ。)
(魔力というのは、簡単に言うと血液に入っている細胞みたいなものです。なので、魔力コントロールが上手な人は、血液の流れを正確に感じ取れるのです。)
(そうなのか、ってことは、授業はこれをすればいいのかな?)
(この世界の人は、血液の流れを感じ取るという行為を全く分かっておりません。なので、一つ一つ丁寧に教える必要があるでしょう。)
(なんで、感じ取ろうとしないんだ?)
(この世界の怪我とかは、ほとんど回復のスキルを持っているものが治しますからね。)
(そうなのか、まぁ、とりあえず血液の流れについて教えていくよ。)
「分かりました、では、魔力コントロールについて授業していきます。」
「ああ、頼むぞ!」
俺は、そう言って授業の準備をした。
俺が授業をするのは、午前の1時限目だけ。この時間に上手く説明できるか心配だな。
(マスター、いざとなったら助けますね。)
(おお、さすがイリス!ありがとな。)
イリスがいれば百人力だ!
それから少し時間が経ち、俺の授業が始まった。
「え~、今回は、俺がみんなに授業します。」
俺は、そう一言言うとみんな拍手をしてくれた。
「今日教えるのは、魔力コントロールについてだ。みんなは、魔力というものを直に感じたことは、あるか?」
俺は、みんなに問いかけた。
「いや、感じたことはないな。今考えてみれば、魔力ってなんだろう?」
ケインは、頭に?のマークをつけてそう言った。
みんなもだいたいそんな感じだ。
「魔力というものは、そもそも人間の体内の中にある魔素というものを主な源として構成しているものだ。」
これは、授業が始まる前にイリスに教えて貰った。
「魔素というものは、人間の血液に含まれている成分だ。だからみんなまずは、血液の流れを感じ取ってくれ。」
「シン様、どうやって感じ取れば良いのですか?」
シルフィは、そう質問してきた。
ああ、そうかみんなは、血液の流れを感じたことなどないからまずは、その仕方を教えなきゃいけないのか。
「まずは、手首に筋みたいのがあるだろ。それを人差し指と中指で当ててくれ。」
俺がそう言うとみんな、その行動をしてくれた。
「脈がうってだろ?それが血液だ。それを常に感じることで魔力をコントロールすることが出来る。」
「確かにドクドクって何か流れてるみたい!」
メインは、そう言ってはしゃいでした。
「みんな、それを常に意識してみろ。そしたら必然と魔力のコントロールは、上手くなっていく。」
そこで俺は、一区切り置く。
「え~と、魔力コントロールについては、これでいいよな。みんな、なにか習いたいことでもあるか?」
「私は、どうしたらシン君みたいな強い魔法が打てるか知りたい!」
ロイスは、そう言った。
「そうだな、う~ん、でもこれもだいたい魔力をコントロールしたらいいかな。それと魔力の量だな。」
「じゃあ魔力の量ってどうやってあげるんだ?」
次にガイアが疑問を投げかけた。
「そうだな、レベル上げとか?」
「普通だな。」
ケインは、そう言って鼻で笑った。
だってそれ以外にあるの?
(マスター、魔力の量を上げるには、まずは基礎体力を上げて体力をつけることが必要です。)
(そうなのか、ありがとう!)
「え~と、魔力を上げるにはだな、まずは基礎体力を上げて体力をつけることが必要なんだ。」
俺は、イリスに言われたことをまんまパクった。
「基礎体力ですか?」
フォーリーは、そう疑問に思っている。
「ああ、基礎体力だ。体力を上げると必然と血液の量が多くなる。そしたら魔素の量も多くなるんだ。」
「あ、確かにそうだね。」
トムたちは、納得してくれた。
「あ、でも魔力が上がったからって魔法が強くなるわけじゃないぞ!ちゃんと魔力をコントロールしないと魔法は、使えないぞ。」
「よし!それなら魔力コントロール頑張ってみよ!」
キースは、張り切ってそう言った。
「その他に分からないことはあるか?」
「シン君、さっき出てきたけどレベル上げにコツとかあるの?シン君ってレベルも結構高いから。」
オリビアは、そう問いかけた。
「そうだな、まぁ基本は、魔物を倒すことだな。弱い魔物でも数を多く倒せばレベルが上がる。でも、自分より強い魔物を倒した方がレベルは上がりやすいぞ。」
ここまで授業をするとチャイムが鳴った。
「よし!これで俺の授業は終わりだ。今日は、1時限だけ付き合ってくれてありがとう!」
俺は、そう言って礼をした。
ふぅ、終わった~。すっげぇ緊張したわ。
俺は、教室から出ると緊張が解れた。
「んふ、シン様お疲れ様でした。とてもいい授業でしたよ。」
不意に後ろから声をかけられる。
「なんだ、シルフィか驚かせるなよ。」
「驚かせたつもりなんてありませんよ!シン様が勝手に驚いたのではないですか!」
確かにそうだ。
「で、シルフィ、俺になにか用か?」
「いえ、別に用ってほどではありません。シン様に今日の授業の感想を言おうと思いまして。」
「なんか恥ずかしいからやめてくれないかな?」
「大丈夫ですよ、とても良かったですから。シン様の授業は、初めて聞くことがたくさんありました!なので、お礼を言わせてください。ありがとうございました。」
「「「ありがとうございました!」」」
シルフィがお礼を言うと後ろの方からもお礼が聞こえた。
声がした方を見たらみんながいて、礼をしていた。
「みんないたのかよ!」
俺は、そうみんなにツッコミを入れた。
「「「ははははは」」」
そこは、笑いに包まれていた。
「なんか、すごい恥ずかしいぞ!ああ~もう!みんな、次の授業が始まるぞ!早く準備しようぜ!」
俺は、そう言いながら教室に戻った。
「お疲れ様、シン様。」
シルフィは、小さくそう言った。
どんな授業をすれば一番効率がいいのだろうか。
う〜ん、悩むな。
俺はそもそも人に何か教えるということをしたことがない。
だから俺は今、校長と今日の授業について話し合っている。
「どんなことを教えればいいんですかね?」
「うむ、そうだな、主に教えて欲しいことは、魔力コントロールだな。魔法を扱うにしても魔力コントロールがしっかりしてないと魔法を使えないからな。」
確かにそうだな。でも俺、魔力コントロールなんて意識したことないな。
こういう時は、イーリースー!
(は~い!という感じにいいでしょうか?)
(ああ、完璧だ!)
俺とイリスは、こんなにじゃれつけるくらい仲良くなった。
(で、魔力コントロールってどうするんだ?)
(マスターは、体内で血液の流れを感じることができますよね。)
(ああ、出来るぞ。)
(魔力というのは、簡単に言うと血液に入っている細胞みたいなものです。なので、魔力コントロールが上手な人は、血液の流れを正確に感じ取れるのです。)
(そうなのか、ってことは、授業はこれをすればいいのかな?)
(この世界の人は、血液の流れを感じ取るという行為を全く分かっておりません。なので、一つ一つ丁寧に教える必要があるでしょう。)
(なんで、感じ取ろうとしないんだ?)
(この世界の怪我とかは、ほとんど回復のスキルを持っているものが治しますからね。)
(そうなのか、まぁ、とりあえず血液の流れについて教えていくよ。)
「分かりました、では、魔力コントロールについて授業していきます。」
「ああ、頼むぞ!」
俺は、そう言って授業の準備をした。
俺が授業をするのは、午前の1時限目だけ。この時間に上手く説明できるか心配だな。
(マスター、いざとなったら助けますね。)
(おお、さすがイリス!ありがとな。)
イリスがいれば百人力だ!
それから少し時間が経ち、俺の授業が始まった。
「え~、今回は、俺がみんなに授業します。」
俺は、そう一言言うとみんな拍手をしてくれた。
「今日教えるのは、魔力コントロールについてだ。みんなは、魔力というものを直に感じたことは、あるか?」
俺は、みんなに問いかけた。
「いや、感じたことはないな。今考えてみれば、魔力ってなんだろう?」
ケインは、頭に?のマークをつけてそう言った。
みんなもだいたいそんな感じだ。
「魔力というものは、そもそも人間の体内の中にある魔素というものを主な源として構成しているものだ。」
これは、授業が始まる前にイリスに教えて貰った。
「魔素というものは、人間の血液に含まれている成分だ。だからみんなまずは、血液の流れを感じ取ってくれ。」
「シン様、どうやって感じ取れば良いのですか?」
シルフィは、そう質問してきた。
ああ、そうかみんなは、血液の流れを感じたことなどないからまずは、その仕方を教えなきゃいけないのか。
「まずは、手首に筋みたいのがあるだろ。それを人差し指と中指で当ててくれ。」
俺がそう言うとみんな、その行動をしてくれた。
「脈がうってだろ?それが血液だ。それを常に感じることで魔力をコントロールすることが出来る。」
「確かにドクドクって何か流れてるみたい!」
メインは、そう言ってはしゃいでした。
「みんな、それを常に意識してみろ。そしたら必然と魔力のコントロールは、上手くなっていく。」
そこで俺は、一区切り置く。
「え~と、魔力コントロールについては、これでいいよな。みんな、なにか習いたいことでもあるか?」
「私は、どうしたらシン君みたいな強い魔法が打てるか知りたい!」
ロイスは、そう言った。
「そうだな、う~ん、でもこれもだいたい魔力をコントロールしたらいいかな。それと魔力の量だな。」
「じゃあ魔力の量ってどうやってあげるんだ?」
次にガイアが疑問を投げかけた。
「そうだな、レベル上げとか?」
「普通だな。」
ケインは、そう言って鼻で笑った。
だってそれ以外にあるの?
(マスター、魔力の量を上げるには、まずは基礎体力を上げて体力をつけることが必要です。)
(そうなのか、ありがとう!)
「え~と、魔力を上げるにはだな、まずは基礎体力を上げて体力をつけることが必要なんだ。」
俺は、イリスに言われたことをまんまパクった。
「基礎体力ですか?」
フォーリーは、そう疑問に思っている。
「ああ、基礎体力だ。体力を上げると必然と血液の量が多くなる。そしたら魔素の量も多くなるんだ。」
「あ、確かにそうだね。」
トムたちは、納得してくれた。
「あ、でも魔力が上がったからって魔法が強くなるわけじゃないぞ!ちゃんと魔力をコントロールしないと魔法は、使えないぞ。」
「よし!それなら魔力コントロール頑張ってみよ!」
キースは、張り切ってそう言った。
「その他に分からないことはあるか?」
「シン君、さっき出てきたけどレベル上げにコツとかあるの?シン君ってレベルも結構高いから。」
オリビアは、そう問いかけた。
「そうだな、まぁ基本は、魔物を倒すことだな。弱い魔物でも数を多く倒せばレベルが上がる。でも、自分より強い魔物を倒した方がレベルは上がりやすいぞ。」
ここまで授業をするとチャイムが鳴った。
「よし!これで俺の授業は終わりだ。今日は、1時限だけ付き合ってくれてありがとう!」
俺は、そう言って礼をした。
ふぅ、終わった~。すっげぇ緊張したわ。
俺は、教室から出ると緊張が解れた。
「んふ、シン様お疲れ様でした。とてもいい授業でしたよ。」
不意に後ろから声をかけられる。
「なんだ、シルフィか驚かせるなよ。」
「驚かせたつもりなんてありませんよ!シン様が勝手に驚いたのではないですか!」
確かにそうだ。
「で、シルフィ、俺になにか用か?」
「いえ、別に用ってほどではありません。シン様に今日の授業の感想を言おうと思いまして。」
「なんか恥ずかしいからやめてくれないかな?」
「大丈夫ですよ、とても良かったですから。シン様の授業は、初めて聞くことがたくさんありました!なので、お礼を言わせてください。ありがとうございました。」
「「「ありがとうございました!」」」
シルフィがお礼を言うと後ろの方からもお礼が聞こえた。
声がした方を見たらみんながいて、礼をしていた。
「みんないたのかよ!」
俺は、そうみんなにツッコミを入れた。
「「「ははははは」」」
そこは、笑いに包まれていた。
「なんか、すごい恥ずかしいぞ!ああ~もう!みんな、次の授業が始まるぞ!早く準備しようぜ!」
俺は、そう言いながら教室に戻った。
「お疲れ様、シン様。」
シルフィは、小さくそう言った。
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コメント
火野目 燐助
シンは鳥頭なのかな?校長に魔法をみんなに教えてくれと頼まれてる時にはイリスに言われて血液の流れについて教えてみるとか言ってたくせに数時間後には血液の流れから教えなきゃいけないことを忘れてるとは