世界最強が転生時にさらに強くなったそうです
魔法学園編 決勝戦
俺は、部屋の中で瞑想をして集中力を高めていた。
それから部屋を出た。決勝戦が始まるまであと1時間くらいある。その間に俺は、心を落ち着かせるため森の中を散歩した。
さすがに今回は、相手が強すぎるため緊張はしている。だけどそれよりも楽しみなんだ、決勝戦が。
それから30分後、会場まで戻るとシルフィたちがいた。
「シン様おはようございます。とうとう決勝戦ですね!頑張ってくださいね!!」
「おう!応援頼むぜ!」
「はい!全身全霊を持って応援します!!」
「よろしくな!あ!そろそろ行かないと、じゃあな。」
「頑張ってくださいねーー!」
俺は、着替えを済ませ試合準備をした。
反対側には、ドルギースがいるのか。
「さぁ!これより決勝戦を開始します!」
始まる!
「観客の皆様!今日という日を楽しみにしていたと思います!私も楽しみにしていました!それでは、早速選手2人に出てきてもらいましょう!出てきてください!!」
司会者がそう言い俺は、舞台に上がった。そして、ドルギースも。
俺たちが舞台に上がると観客が一斉に盛り上がる。
そして俺は、ドルギースと対峙した。
「両者準備はよろしいですか?」
俺たちは、頷いた。
「それでは、始め!!」
その合図を聞き俺たちは、一瞬でお互いの距離を詰め、拳同士ぶつけあった。そして、ぶつけた衝撃で舞台にヒビが入った。
俺たちは、何発か拳や蹴りをぶつけ合い距離をとった。
「なんということでしょう!!二人が放つ拳で、舞台が崩壊寸前です!!」
確かに舞台のほとんどにヒビが入っている。これは、舞台の方がもちそうにないな。どうしようか。
「【絶対防御壁】」
ん?ドルギースがなにか魔法を使ったのか?なんか、壁に覆われているな。
「なにかしたのか?」
俺は、そう訪ねてみた。
「ええ、この壁は物理攻撃の衝撃や魔法攻撃を全て霧散することが出来る。これで会場のことを気にせず思いっきり戦える。」
「助かるぜ。それもオリジナル魔法なのか。」
「やっぱり気づいていたのね。そう、これは、闇魔法の攻撃を霧散する魔法を応用して作った技。さぁ、早く続きをしましょ!」
そう言うとドルギースは、攻撃を仕掛けてきた。今度は、魔法だ。
「オリジナル風魔法【風圧波】」
ドルギースがそう詠唱すると、風が一点に集まりそれが一直線にして俺のところへ来た。
《魔法封じ》
俺は、そのスキルを使って防ごうとしたが何故か効かなかった。
そして、ドルギースが放った魔法が俺の腹に直撃し、吹っ飛ばされた。
ど、どうして、《魔法封じ》が効かないんだ!?
(マスター、多分それは相手が放った技がオリジナル魔法だからです。《魔法封じ》は、自分の使える技しか使えません。なので、マスターは攻撃を食らったのです!)
(そうなのか、でも今ので俺は、あのわざを使えるようになったのか?)
(はい、完璧に使いこなせるでしょう。)
ならいいのだが、相手がいくつオリジナル魔法を持っているか分からない。だから、先手必勝だ!!
俺は、地面を思いっきり蹴り、ドルギースの間合いに入るとこの前作った刀を【亜空間倉庫】から出し、鞘から抜いて切りつけた。
するとドルギースの腕は、切断されていた。
「くっ!ふふ、やるねぇ。でもこの程度の攻撃じゃ私には通用しない!」
そう言うとドルギースは、また詠唱を始めた。
「オリジナル光魔法【接合】」
そう詠唱すると、ドルギースの腕は、元に戻った。
「そんなことも出来るんだなオリジナル魔法って。」
「ええ、多種多様に出来るんだよ。こんな攻撃もね!オリジナル火魔法&風魔法【極炎龍】!」
1匹の炎の龍が出てきた。なんだこれ!?
その技を躱すと、龍は反転しまた攻撃をしてくる。
(マスター、その技は火魔法で龍の形を取りそして、風魔法でその龍を動かしているんです!なので術者を倒すか集中を逸らさないと魔力のある限り永遠に追尾してきます!)
(そりゃ困ったな。)
中級水魔法【ウォーターフォール】
その技を使うと滝の要領で水が下から落ちドルギースへと向かった。
「んっ!」
ドルギースは、それを躱すとさっきの龍が消えた。
「ふふ、やるねぇ。でも、勝負はまだまだこれからだよ!」
そう言ってドルギースは、また素手での攻撃を仕掛けてきた。
俺は、【亜空間倉庫】に刀をしまい込んで、俺も素手での戦闘に応じた。
ドガン!バゴン!
二人の力の差は、ほぼ互角といったことろ。
なら、これでどうだ!
《身体強化S》
そのスキルを使うと体の底から力が沸き上がるように膨れ上がった。
「おりゃあ!」
「なに!?くっ!きゃぁ!」
俺の攻撃がドルギースに当たり地面に吹っ飛んだ。
「くぅ、いたた。」
そう言いながらドルギースが立ち上がった。
お?さっき吹っ飛ばされたせいでフードが剥げてるぞ!これなら顔が見えるか。
俺は、そう思いならがドルギースの顔を伺った。
「ん!?お…お前…お前まさか…ど…どうしてこんなところに!?」
そこにあった顔とは・・・
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