クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!
174話 酒は飲んでも飲まれるな
「なんと言ってもガイドミル王国で一番情報は第二王女の死亡だな。一切事情は明らかにされてないが、王族として医者も優秀な人間がいた筈だ。まだ十代で若かっただろうし病気とは考えにくい。となれば別の何か…………それは何かは解らねえ。」
「へぇ~…………王女の死………恐ろしいな。誰かに暗殺されたにしろ、なんにしろ何らかの大きな自体が発生した可能性は高そうだ。」
エミリアさんは死んだことになっている…………少なくとも対外的には…………。
それならエミリアさんのことで無駄に警戒する必要はないか。
あと気になるのは美樹ちゃんや沙耶さんの様子は気になる………。
「他にも勇者の召喚に成功したとか?最近は各地で冒険者の真似事をしてるだとかなんとか。」
そう言えば、世間的に勇者とはどうゆう存在だと思われてるのかな?
確かエミリアさんの話や王国図書室の本では300年前の英雄だとか?
「勇者ねぇ。何者なんですか?」
「勇者か………異世界より来た救世の者達のリーダーの職業がそれだったらしい。人徳もカリスマ性も兼揃えていたらしいが………だからと言って今代の勇者が凄い奴かどうかは解らんな。しかもそもそも今はあの頃みたいに魔王に怯える時代じゃねえんだ。文献によるとあの時代は魔族が村々を滅ぼしていたらしいが、今はそんな話をほとんど聞かねぇ。何のために召喚されたんだろうな…………。」
エミリアさんいわくガイドミル国王は隣国との政略戦争にも使いたいと言ってたとか?
クラスメイト達の中にはイジメっ子の遠藤や高橋、それに腹が立つ勇義もいるが、日本にいればただの変わった子供に過ぎなかったんだ。
なのに下手にステータス何て物のある世界に来たことでアイツらは…………。
一応あいつらも被害者だし、元の世界に戻してやりたい………し、戦争なんかに巻き込むような自体にはしたくないな?……………………そう言えば、遠藤と高橋は僕の[帰還の札]をすり替えて殺そうとしたんだったか?………あいつら二人は一発思い知らせてやらないとな。
「というか考え込むのは良いがあんちゃん飲みなよ!」
そう言えばまだ飲んでなかった。
グラスを口に運ぶ。
…………ニゲェ…………こんなん嬉々として飲むなんて大人って凄いよ…………。
「その顔はまさか初酒かぁ?」
「なんだ?悪いかよ?」
「何時かお前にもこの楽しさがわかるようになるさ。」
苦さを誤魔化すようにツマミを食べる。
こっちは旨い。
「すいませぇ~ん。こっちエール樽一杯お願いしまぁすぅ。」
ブッゥ!!?
間延びした女の人の声が聞こえると思って隣を見るとリリアの目の前にいつの間にか空ジョッキが積み重なっている。
さっきから話に入ってこないと思ったらいつも間に!?
「リリア!流石に飲み過ぎじゃ…………?」
「えぇ~?あー、美月様ぁ~♪」
そう言いながらリリアが近づいてくる。
頬が真っ赤で、目がどことなく焦点を失ってトロンとした目をしている。
近い近い近い!
「美月様がお二人います?………えい!」
リリアは虚空に向かって手を伸ばしバランスを崩し地面になだれ落ちる。
……………リリア……貴女は鬼人族なんですよね?酒に強くないんですか?
「ハハハハ!そっちの白髪の姉ちゃんは飲むわりにはアホみたいに態度が変わるなぁ!」
「坊主は酒は無理なんだろ?酒は連れに任せてツマミでも食いな。」
まあいいか。
再び椅子に座り、完璧なマナーで圧倒的スピードで酒を消費していくリリアを肴にしながら食べる。
なんでそんな上品なのにそんなに早く呑めるんだろう?
「ムギムギムギ!!!」
!?
次はなんだ?
「おい、このスライムどっから出てきた!?」
ビルさんとヘンリーさんが武器に手を掛ける。
「ち、ちょっとこいつは僕の使役獣だ!」
「!………なら良いが…町中では首輪なり指輪なり、使役獣専用のアクセサリーを着けさせてねえと殺されても文句を言えねぇぞ?」
知らないよそんなの。
「明日ギルドでお願いしな。確かそれでくれる筈だ。」
はぁ。
明日ね。了解。
それにしても何故ラズリが?
[アイテムボックス]から出るなと言っおいたし、ここに来る前から寝ていた筈なのに。
やけに怒っているような気がする。
「ムギ!ムギムギギ!ムキュキュ~~!」
う~ん
つまり、僕がラズリが寝ている間に食べ物を食っていたことが気にくわないのかな?
「ごめんラズリ。ほら。」
ラズリの中に飯を突っ込む。
「ムギ~♪」
 はぁ。
悪目立ちしたくなかったからラズリの存在は隠したかったんだけど………。もうバレたし仕方ないか………ニキスも明日からは外にだそう。
「美ひゅきはまぁ~。らい好きれすぅ~ ️」
ちょ!ちょっと見てない間に更に酔ってる!
飲んでいるジョッキが口からそれて酒が服に掛かてる!
白色のメイド服が体に吸い付いてボディーラインが!
「~!んぅ~?気持ちわふい~?」
そう言いながらリリアが服に手を掛ける。
「「おお!」」
不味い!流石に公衆の面前で脱衣は不味い!
おっさん二人は期待の歓声を上げるな!
リリアの手を掴み止める。
「えぇ~!みひゅきひゃま大胆れふ。」
リリア!いやリリアさん!変わりすぎですよ。 
リリアさんは目を閉じて唇を寄せてくる。…………酒臭い。
「いいねぇ♪やれやれ!」
ヘンリーさんが囃し立てる。
「んふ!」
「ムギュギュ!??」
リリアさんは突然ラズリを掴むとラズリの体を二つに分け、ヘンリーさんとビルさんにぶち投げる。
「おげぇ!」「うぎ!?」「ムギュギュ!!」
3人共地面にぶっ倒れている。
「邪魔もろはぁ、けぇましたほぉ~。」
普段真っ白なのに、酒で顔を真っ赤にしたリリアさんが近いてくる。
今日学んだことは酒はほどほどに。と言うことだった。
「へぇ~…………王女の死………恐ろしいな。誰かに暗殺されたにしろ、なんにしろ何らかの大きな自体が発生した可能性は高そうだ。」
エミリアさんは死んだことになっている…………少なくとも対外的には…………。
それならエミリアさんのことで無駄に警戒する必要はないか。
あと気になるのは美樹ちゃんや沙耶さんの様子は気になる………。
「他にも勇者の召喚に成功したとか?最近は各地で冒険者の真似事をしてるだとかなんとか。」
そう言えば、世間的に勇者とはどうゆう存在だと思われてるのかな?
確かエミリアさんの話や王国図書室の本では300年前の英雄だとか?
「勇者ねぇ。何者なんですか?」
「勇者か………異世界より来た救世の者達のリーダーの職業がそれだったらしい。人徳もカリスマ性も兼揃えていたらしいが………だからと言って今代の勇者が凄い奴かどうかは解らんな。しかもそもそも今はあの頃みたいに魔王に怯える時代じゃねえんだ。文献によるとあの時代は魔族が村々を滅ぼしていたらしいが、今はそんな話をほとんど聞かねぇ。何のために召喚されたんだろうな…………。」
エミリアさんいわくガイドミル国王は隣国との政略戦争にも使いたいと言ってたとか?
クラスメイト達の中にはイジメっ子の遠藤や高橋、それに腹が立つ勇義もいるが、日本にいればただの変わった子供に過ぎなかったんだ。
なのに下手にステータス何て物のある世界に来たことでアイツらは…………。
一応あいつらも被害者だし、元の世界に戻してやりたい………し、戦争なんかに巻き込むような自体にはしたくないな?……………………そう言えば、遠藤と高橋は僕の[帰還の札]をすり替えて殺そうとしたんだったか?………あいつら二人は一発思い知らせてやらないとな。
「というか考え込むのは良いがあんちゃん飲みなよ!」
そう言えばまだ飲んでなかった。
グラスを口に運ぶ。
…………ニゲェ…………こんなん嬉々として飲むなんて大人って凄いよ…………。
「その顔はまさか初酒かぁ?」
「なんだ?悪いかよ?」
「何時かお前にもこの楽しさがわかるようになるさ。」
苦さを誤魔化すようにツマミを食べる。
こっちは旨い。
「すいませぇ~ん。こっちエール樽一杯お願いしまぁすぅ。」
ブッゥ!!?
間延びした女の人の声が聞こえると思って隣を見るとリリアの目の前にいつの間にか空ジョッキが積み重なっている。
さっきから話に入ってこないと思ったらいつも間に!?
「リリア!流石に飲み過ぎじゃ…………?」
「えぇ~?あー、美月様ぁ~♪」
そう言いながらリリアが近づいてくる。
頬が真っ赤で、目がどことなく焦点を失ってトロンとした目をしている。
近い近い近い!
「美月様がお二人います?………えい!」
リリアは虚空に向かって手を伸ばしバランスを崩し地面になだれ落ちる。
……………リリア……貴女は鬼人族なんですよね?酒に強くないんですか?
「ハハハハ!そっちの白髪の姉ちゃんは飲むわりにはアホみたいに態度が変わるなぁ!」
「坊主は酒は無理なんだろ?酒は連れに任せてツマミでも食いな。」
まあいいか。
再び椅子に座り、完璧なマナーで圧倒的スピードで酒を消費していくリリアを肴にしながら食べる。
なんでそんな上品なのにそんなに早く呑めるんだろう?
「ムギムギムギ!!!」
!?
次はなんだ?
「おい、このスライムどっから出てきた!?」
ビルさんとヘンリーさんが武器に手を掛ける。
「ち、ちょっとこいつは僕の使役獣だ!」
「!………なら良いが…町中では首輪なり指輪なり、使役獣専用のアクセサリーを着けさせてねえと殺されても文句を言えねぇぞ?」
知らないよそんなの。
「明日ギルドでお願いしな。確かそれでくれる筈だ。」
はぁ。
明日ね。了解。
それにしても何故ラズリが?
[アイテムボックス]から出るなと言っおいたし、ここに来る前から寝ていた筈なのに。
やけに怒っているような気がする。
「ムギ!ムギムギギ!ムキュキュ~~!」
う~ん
つまり、僕がラズリが寝ている間に食べ物を食っていたことが気にくわないのかな?
「ごめんラズリ。ほら。」
ラズリの中に飯を突っ込む。
「ムギ~♪」
 はぁ。
悪目立ちしたくなかったからラズリの存在は隠したかったんだけど………。もうバレたし仕方ないか………ニキスも明日からは外にだそう。
「美ひゅきはまぁ~。らい好きれすぅ~ ️」
ちょ!ちょっと見てない間に更に酔ってる!
飲んでいるジョッキが口からそれて酒が服に掛かてる!
白色のメイド服が体に吸い付いてボディーラインが!
「~!んぅ~?気持ちわふい~?」
そう言いながらリリアが服に手を掛ける。
「「おお!」」
不味い!流石に公衆の面前で脱衣は不味い!
おっさん二人は期待の歓声を上げるな!
リリアの手を掴み止める。
「えぇ~!みひゅきひゃま大胆れふ。」
リリア!いやリリアさん!変わりすぎですよ。 
リリアさんは目を閉じて唇を寄せてくる。…………酒臭い。
「いいねぇ♪やれやれ!」
ヘンリーさんが囃し立てる。
「んふ!」
「ムギュギュ!??」
リリアさんは突然ラズリを掴むとラズリの体を二つに分け、ヘンリーさんとビルさんにぶち投げる。
「おげぇ!」「うぎ!?」「ムギュギュ!!」
3人共地面にぶっ倒れている。
「邪魔もろはぁ、けぇましたほぉ~。」
普段真っ白なのに、酒で顔を真っ赤にしたリリアさんが近いてくる。
今日学んだことは酒はほどほどに。と言うことだった。
コメント
ペンギン
頑張ってください!
TNKt_k
説明回が続きますし、ちょっと癒し回を入れました。
リリアは元々酒はさほど飲まないタイプですが、鬼人族になってからは飲むのが好きな体質になっています。
しかし相変わらずお酒に飲まれるのでこんなことに………。
しばらく説明回が続きますが許してください。